「それでも中国と付き合いますか?」

2008.08.19 Tuesday 01:16
くっくり


◇まえがきより引用

 本書は日本を侵略国だと決めつける中国の主張がいかにウソで固められたものであるのか、そしてそれにも関わらず、日本国を代表する福田康夫首相、小沢一郎民主党代表が中国に対してどれほど卑屈な言動をしているか、また、親中、媚中、屈中派と言われる政治家は誰で、その言動はどのようなものかなどを検証している。
 さらに、朝日新聞、読売新聞といった巨大メディアがいかに中国に屈服しているかも具体的に述べた。
 ここに収容されている論文は『WiLL』、『諸君!』などに掲載した論文に書き下ろしを加えたものだ。それぞれを書きながら脳裏から離れなかったことは、中国とどう向き合うかということである。
 中国はどうしようもなく厄介な国である。人口は最大。「改革開放」の美名の一方、軍事大国で覇権主義、民度は低く道徳は最低である。その上、環境を悪化させ、資源を食いつくし、少数民族を虐殺し、北朝鮮を始めとして世界中でテロを支援している。
 だが、逃げるわけにはいかない。
 中国と当たり前の関係を確立するには、自虐としか言えない思考パターンから一刻も早く脱却することこそ急務であろう。それは戦後の呪縛となってきた“日中友好”などというスローガンと決別することでもある。


 山際さんは指摘します。

 5月の胡錦濤来日時、日中首脳会談で、チベット人虐殺から目をそむけ、北京五輪はおろか上海万博まで心配してみせるとは、福田康夫首相はまるで「中国の執事」のような物言いではないかと。

 インド洋への自衛隊の補給艦の派遣継続をめぐって、同盟国のシーファー米大使の要請を新聞記者の目の前で断る傲慢さを演出した民主党の小沢一郎代表が、昨年12月、訪中し胡錦濤と会談した際の態度はまるで「皇帝への拝謁」であったと。

 「チベット問題は中国の国内問題」「北京五輪で応援することがあれば、ご指示いただきたいと(中国側)にかねてから言ってきている」と述べた河野洋平衆院議長はまるで「(中共の)男めかけ」ではないかと。

 たった一人だけ、チベット問題で胡錦濤に面と向かって強い憂慮を表明した政治家がいました。安倍前首相です。
 が、そこに居合わせた元首相で安倍氏に続いて発言を重ねた人物はいませんでした。

 山際さんは嘆きます。「何という国なのだろうか。これが自由とか人権、平和を掲げる国の政治家なのだろうか」!

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