「アンカー」洞爺湖サミットを利用した中国
2008.07.10 Thursday 03:08
くっくり
山本浩之
「そこが一番大事なところですからね」
村西利恵
「結局じゃあ、どれだけ減らせばいいのか決まってない」
青山繁晴
「決まってない。だからそれぞれ好き勝手な基準年を作っちゃったらですね、その、中国は自分の好きな基準年を作って、たとえばですよ、中国はやがて将来合意しても、福田さんそう言ってましたね、やがて仲間に入れるんだと、なってもですね、基準年が決まってなかったらそれぞれが都合のいい基準年を作るだけだから、全部合わせて世界の温暖化ガスが半分になるってことになんかならないじゃないですか。誰が考えても分かることです」
山本浩之
「まあこの問題も含めてなんですけど、青山さん自身はこの今回の洞爺湖サミットを総括するならば、評価のできる点、今、何か挙げられますか?」
青山繁晴
「うーん、まあだから僕も日本国民の一人ですから、私たちが民主的な手続きで選んだ福田さんだから、何か評価できる点を見つけ出したいですよ。あえて言えばね、去年はその『2050年までに半減ということを真剣に検討する』だったのを、とりあえずこれは合意と言えるかどうか分かんないけど、みんなでそうですねと、そう思いを共有して各国に求めると。だから髪の毛1本ぐらいは前進したと言いたいんだけど、でもそれはまさしく室井さんが言った通りね、これを前進とするためには基準年の件を踏み込まなきゃ、議長として。それで揉めたらですよ、はい、基準年で揉めたんですということが世界中に分かって、これを何とかしなければいけないっていう問題意識をみんなが持てるじゃないですか」
山本浩之
「ああー、そうなると意味はありますよね」
青山繁晴
「だから揉めなきゃいけないのに、そこをスルーッとまあ、はっきり言うと『フフン』ていうような感じで流してしまうから、こうなるわけですよ。ごめんなさい、だからあんまり評価できないけど」
室井佑月
「不思議だよ。だって福田さん、サミットを自分が議長でやりたくてたまらなかったんじゃないの?」
山本浩之
「そうですね。いよいよそのひのき舞台がね、来たわけですからね。そこで存在感がどうもなかったなーっていう」
青山繁晴
「それでね、ちょっと気になるのはね、今後福田政権はどうなるかということについて、総理一人がこうやって喜んで舞い上がってですよ、すでに自民党の奥の方ではけっこう冷ややかな声も僕の方に聞こえてるから、総理一人が舞い上がる時っていうのは、非常に政権にとって良くない現れですよ。孤立しちゃうんで。だからそれが今後の政局を考える上で非常に気になるところですよね。政局は安定しないんじゃないかなと思います」
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