「ムーブ!」中国の軍事費が急増(台湾総統選とチベット騒乱も)
2008.03.18 Tuesday 02:38
くっくり
皆さんご存知の通り、中共はチベットの「中国化」を進めてきました。と同時に、経済的にチベット人を懐柔しようとしてきました。2006年の青蔵鉄道開通はその最たるものでしょう。
が、実際は外部から流入してきた漢民族が儲けているだけで、チベット人はほとんど恩恵に預かっていないのです。いや、逆に漢民族に搾取されていると言ってもいいかもしれません。
昨年秋に放送されたNHKスペシャル【激流中国 「チベット」】で(NHKにしては珍しくまぁまぁ良かった。起こしこちら)、そのことが窺われるやりとりがありました。
漢民族がオーナーのホテルに勤めるチベット人の青年が、ホテル側の一方的な、しかもはっきりしない取り決めによって、月給をいきなり半分近くに下げられたのです。彼だけでなく、他の多くのチベット人従業員がそのような扱いを受けました。チベット人の女性従業員と女性幹部(漢民族)は言い争いに発展していました。
弾圧され、搾取され続けてきたチベット人。いつ爆発してもおかしくない状態だったのです。
ダライ・ラマ14世も昨年11月の時点で、チベット自治区や周辺のチベット族居住地区の情勢について、「ここ数年で最も緊迫している」と述べ、中共が宗教弾圧を強めていることを明らかにしていました(産経07/11/19)。
それにしても中共の情報操作の嫌らしいこと。
中国国営の中央テレビが流したラサの映像はチベット人による破壊行為ばかりで、武装警察部隊や警察当局による警告射撃や催涙弾発射など鎮圧場面はなく、装甲車両の映像さえありませんでした(産経3/15)。
日本人女性3人を救出したとする映像をくり返し報道したのもわざとらしい。警察が映っていた映像はこのシーンだけだったそうです。この映像は日本のテレビもくり返し流してましたが……(ANN3/16)。
ひと昔前の日本人だったらこういう情報操作や印象操作にころっと騙されたんでしょうが、今はもう中共のやり方をすっかり学習してますからね。
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