「日本の、これから」第二部(1)

2007.08.20 Monday 00:28
くっくり



【VTR】

 (東京、練馬3月31日。自衛隊の映像)

 今年3月、陸上自衛隊に新たな部隊が誕生しました。
 中央即応集団。
 国内のテロや災害、そして海外に派遣されることになった場合、真っ先に現地に向かいます。
 文字通り即時に対応するのが任務です。

 イラクを初めこれまでの海外派遣では、予め派遣を想定して訓練をしている部隊がなかったため、本隊を派遣するまで準備に半年近くかかっていました。
 海外派遣が本来任務になる中、自衛隊の体制は大きく見直されました。

 中央即応集団は、海外派遣において司令部の役割を担います。
 その指揮下に入る本隊は、各地方の自衛隊が半年ごとに結成。
 常日頃から海外派遣に備えることになりました。

 派遣が決まると、まず中央即応集団が現地に入り、治安状況などを把握。
 その後本隊が入り、本格的な活動を開始します。
 こうした体制により、海外派遣を迅速に行うことが可能になりました。

 しかし海外では、暴動やテロなど新たな脅威が高まっています。
 実際にイラクでの活動中、自衛隊は、一般市民に混じってテロリストがいるかもしれないという緊迫した状況に置かれました。

 そのためイラクに派遣された部隊は、至近距離から敵を見極めて撃つといった実践的な射撃訓練を行いました。
 こうした訓練は今、海外派遣に向けて待機している部隊にも課せられました。

 (札幌の映像、6月)

 先月から海外派遣の本隊に指定されている北海道の北部方面隊です。
 4月から3カ月間に渡り、1200人余りが道路工事や給水活動など海外派遣を目的とした訓練を受けました。
 至近距離からの射撃訓練も繰り返し行われました。

北部方面隊 高山博光 2等陸佐
「僕らも非常にあの、レベルの高いことを求められるんですけども、それが敵か味方なのか瞬時に判断して裁量しなければならないという場合も最悪考えられますので、与えられた範囲の中で精一杯努力をせざるをえない」

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