「日本の、これから」第二部(1)
2007.08.20 Monday 00:28
くっくり
「私はね、憲法を改正して国防を自立させ、国民がね、自ら国を守るという体制を持ったところで初めてね、アメリカに対してノーも言える(拍手)。そこに政策の選択肢が持てると思います」
三宅民夫
「逃げて何が悪いんだという声が……照屋さんの反論、聞きましょう」
照屋(男)67才 平和ガイド【1】
「私はですね、やっぱりもともと武力というのは原則に戻るべきだと思いますね。それは何かといったら、私はやっぱり、ヌチドゥタカラだと思います、命こそ宝だと思います。これをなくしてね、何を……。国を守るために、またこう、卑怯者とかおっしゃっておりましたけれどもね、どうして国を守るために人が死ななければならないんですか。私はやっぱりそういう意味ではですね、小林よしのりさんの本にもあったんですが、『戦争論3』、その最後の章は、生命より尊い価値になってますよ。私はそれはおかしいと思います。生命より尊い価値なんて何でしょう。その締めの所は天皇の歌があり、そして特攻隊の歌があり、それで締まってますよ(小林よしのり氏が反論しようとするが)。ちょっと待って下さいよ。私はそれこそが日本が誤ってきた問題で、やっぱり私はそのもとになる国家の権力というものは、軍隊があると使用するわけですよ、権力を。そういう選択肢を封ずるべきだと思います(拍手)」
細川(男)53才 団体職員【3】
「じゃあ命さえあれば、自由がなくてもいいということですか?」
照屋(男)67才 平和ガイド【1】
「冗談じゃないですよ!そういう二者択一じゃないでしょう?命さえあればじゃないでしょう」
田中(男)26才 大学院生【3】
「じゃあ20世紀最大の組織って国家ですよ。それが矛盾があって第一次大戦、第二次大戦あったわけですよ。そこに全然反対ないじゃないですか。じゃあ日本国民やめるんですか?日本国民でいる以上は、日本国民のみんなで守るか、みんなで手上げるかどちらしかないんですよ」
山田(女)48才 自営業【3】
「(たぶん照屋さんに対して)本気で、何もしなければ何もされないと思ってらっしゃいます?」
小林よしのり 漫画家【3】
「ちょっと待って、わしのことで言ってるからさ……。命より大切なものがあるか?と。それだったらガンジー主義はやれませんよ。ね。ガンジー主義はやれませんよ。命が一番大切ならば、逃げるしかありません(拍手)。つまり要するに植民地の民になるしかありません。ガンジーを否定してるわけですよ。ね。インドはイギリスの植民地だったわけです。ね。で、植民地の民でいることが嫌だから、ガンジーは命を投げ出してでも無抵抗を貫いたんですよ?命が大切だったら、ね、ガンジー主義はできないんです(拍手と反論の声)」
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