「日本の、これから」第二部(1)
2007.08.20 Monday 00:28
くっくり
三宅民夫
「今スタジオにおられる論者の皆さんの中では【1】の方が多いんですが、ここのところどう考えるか。もう一度市民の方に。市民の方でかなり【3】の方もいらっしゃいまして……」
田中(男)26才 大学院生【3】
「まず9条を変えなきゃいけないっていうのは、国際貢献をしたいために変えるわけではないですよね。ただ条文として9条があるせいで、たとえば現地のどっちの部族か何かに攻撃を受けた場合に反抗できない、その武力行使も認められてないという状態になってるわけで、まずは国際貢献をするために9条を変えるのでなく、もっと前の話だと思うんですよ。なので、国際貢献が9条によって制約を受けてるっていうのは確かなんですけど、かといって国際貢献をしたいから9条を変えるべきだということは、また違う話だと思います」
山田(女)48才 自営業【3】
「あの、結局ね、憲法9条というか日本国憲法でございますよね。あの、日本国憲法なんです。日本の国益が先にやっぱりあってほしいものだと思うんですよ。私は確かにアメリカがイラク、結果的に何もなかった、中身なかったとわかりましたけれど、でもあれは私の中では、湾岸戦争の時の、カネだけ出して、あんたらほんと命をカネで買ったのかと言われたね、その尻拭いって言っていいんでしょうか、だと私はそう思うしかないと今、思っております。それが正しいか正しくないかって、いろんな意見がございましょう?だけど結局のところ、中東から今、日本が、じゃあいいですって、じゃあやめますってできますか?(反論の声)原油いらないんですか?」
大矢(男)34才 無職【1】
「実際にイラクなんかを見ていても、イラクの人たちが望んでいるってことは、いわゆる自衛隊の援助よりも、はっきり言って経済的な仕事なり何なりの経済的な支援なんですよ。ですから確かに、湾岸戦争の時にはお金は出すけど血を流さないって批判を食いましたけど、僕はお金を出すことも血を出すのと同じぐらい大変なことだと思います。先ほど矢村さんの話で教えてもらいましたが、やっぱりそれだけのリスクを僕らは、国際貢献のためだ、自衛隊の方に武器も持たずに戦場に行ってくれとは我々言えない、正直言って」
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