「硫黄島からの手紙」観ました

2007.01.13 Saturday 02:04
くっくり


 
 映画の感想ですが、まずは、「敵国だったアメリカ人がよくぞここまで作ってくれた」という思いです。
 細かなツッコミどころは多々あるようですが(私はもともと知識不足であまりよくわからない)、とにかく大枠として、イーストウッドGJ!と言いたいです。

 日本人は硫黄島のことをよく知りません。若い人は特に。
 民間人も多数犠牲になったサイパンや沖縄などについては、反戦教育の一環として学校で教わったりしますし、マスコミも取り上げたりしますが、硫黄島に関してはほとんどそういう機会はないと思います。
 恥ずかしながら、私もわりと最近まではよく知りませんでした。

 硫黄島の激戦を日本人に知らしめた、そのことだけでも十分に価値があると私は思いました。
 そして、「なぜ日本人が先に作れなかったのか」ですね。これは悔しい。
 硫黄島の映画を日本人が作ろうとすると、左も右もあれこれ干渉してきて面倒くさいことになる、だから作りにくい、みたいな事情もあったりするんでしょうか?


 私としては泣くポイントは後半以降だったんですが、前半から劇場内のあちこちで断続的にすすり泣く声が聞こえていました。

 ハッピーなシーンは一切なし。
 「束の間の平和」的な、くすっと笑えたりホッとするようなシーンも、皆無に近い。

 あえて笑えるポイントを探すとすると、待ちぼうけを食らってしまった中村獅童かな?
 (笑えるポイントなんて言っちゃ失礼なのは理解した上であえて、一般観客的にはという意味で)
 彼は極限状況の中で結果的に道化役のようになってしまったわけですが、そういう所にしか笑いを見い出せなかったという、本当に辛い映画でした。

 そもそもが、不幸な結果が待ちかまえている映画だというのは、観る前からわかっているわけです。
 硫黄島の激戦が、「最初から負けるのはわかっていた、ただ、陥落を少しでも先延ばしにするための苦しい持久戦だった」というのは、周知の事実なんですから。
 とは言うものの、観ていてこれほどまでに辛くなる映画だったとは……。

 映像的にも、昨年観た「男たちの大和/YAMATO」以上の、ぐっちゃぐちゃ〜のド〜ロドロ、食欲なくすようなシーンが次から次へと……あうぅ(T^T)
 そういうのが超苦手な私は、途中で「やっぱ来なきゃ良かった」「もう帰りたいよ」と本気で思ったほどです。

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