オバマ大統領の広島訪問を基本的に歓迎します

2016.05.20 Friday 02:39
くっくり



 これだけは確実に言えるのは、広島・長崎の方々やオバマ大統領がいくら核廃絶を訴えても、残念ながら、「一度持ってしまった物はなくせない」ということです(核兵器以上に強力で安上がりな武器が出てくれば別ですが)。

 大切なのは、日本が二度と核兵器の惨禍にさらされないようにすることで、そのための議論はどんどんすべきだと思います。
 議論するだけでも抑止力になりますし。

 ただ、日本の言論状況は、あいかわらず厳しいですね。

 故・中川昭一さんが約10年前、「議論すべき」と発言し、野党や左派メディアなどから袋叩きにされたことがありました。

 その後、中川さんはこう言いました。

「非核三原則に『言わせず』を加えた非核四原則どころか、『考えてもいけない』という非核五原則だ」

 今の日本は、その当時とほとんど何も変わっていないように見えます。

 「言ってはいけない」「考えてもいけない」と強要する左派の人々は、かつての“軍国主義日本”の指導者たち(彼らが最も忌み嫌う存在)と同じことをしていることに、気づいていないようです。

 オバマ大統領の広島訪問により、日本ではさらに議論しにくい環境になっていくかもしれないので、そこはちょっと心配ですね。

 但し、「在日米軍基地撤退」「日韓の核武装容認」を示唆したトランプ氏が次の大統領になったら(最終的にはなれなくても勢いが続けば)、また違ってくるかもしれませんが…。

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※拙ブログ関連エントリー
・(旧ブログ)05/8/8:「たかじん委員会」辛坊さんが原爆で左派教育者批判
07/7/1:「原爆投下はしょうがない」発言について
07/7/6:「ムーブ!」日本の“原爆歴史観”
08/10/28:【アンケート】「日本は核武装すべきですか?」結果と全コメント(1)

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