さらば古舘!報ステ妄言集
2016.04.01 Friday 01:46
くっくり
考えてみればですね、テレビの地上波、地上波なんていちいち言わなくても、テレビの一人勝ちの時代がありました。その素晴らしい時流に、よき時代に乗ってですね、きら星のごとく、あの久米宏さんが、素晴らしい『ニュースステーション』という、ニュースショーを、まさに時流の一番槍を掲げて突っ走りました。私はそのあとを受け継ぎました。テレビの地上波もだんだん厳しくなってまいりました。競争相手が多くなりました。でも、そういう中でも、しんがりを務めさせていただいたかなと、そういうささやかな自負は持っております。
(中略。後任の富川悠太アナの話)富川くんとは仲がいいと思っておりますので、ほんとに辛くなったら私に電話してきて下さい。相談に乗ります。ニュースキャスターというのは、本当に孤独ですからね。
私は今、こんな思いでいます。『人の情けにつかまりながら、折れた情けの枝で死ぬ』。『浪花節だよ人生は』の一節です。死んでまた再生します。皆さん、本当にありがとうございました!」
去っていく人に斬りかかるのもアレなんですが…、少しだけツッコミ入れさせて下さいね。
辞めるにあたって圧力などは一切なかったと言いながら、「いろんな発言ができなくなりつつあるような空気」とか、含みを持たせるような言い方してますね。
でも、これって実際は、先週、日本外国特派員協会の会見で田原総一郎氏が指摘していた、「局の上の方の自己規制」であり、「マスコミの堕落」なんじゃないですか。
それに、「電波という公器を使って」って自覚してるわりには、放送法を軽んじすぎでは。
政治バラエティならまだしも、報道番組がここまで偏ってはダメでしょ。
また、「全体的に、程良いバランスに仕上げ直せば、そこに腐心をしていけば、いいのではないか」っていうのも、私に言わせれば程良いバランスからは程遠いし、腐心も全く感じられません。
例えば、つい先日拙ブログで紹介した2013年3月12日の原発作業員、この人の扱い方ひとつを見てもそうです。
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