河野談話作成過程の検証結果が出た!談話の“無力化”に向け一歩前進です
2014.06.21 Saturday 05:25
くっくり
それは、今年1月末から2月初めにかけてフランスで開催された「アングレーム国際漫画祭」における韓国の「慰安婦漫画」展示問題の顛末を見れば分かります。
悔しいけれども、現時点で欧米では、慰安婦問題に関してはすでに韓国側の主張がスタンダード(事実認定されたもの)になっています。
慰安婦強制連行を否定することは、このスタンダードな立場を危うくする修正主義に基づいた危険な思想であると思われているのです。
日本にいるとなかなか実感が湧きませんが、欧米在住日本人の体験談(慰安婦問題で議論になった時の欧米人の冷たい反応)などをネットで見た限りでは、それを認めざるを得ません。
声の大きい人の意見が通ってしまうのが国際社会の常で、残念ながら慰安婦問題では現在のところ圧倒的に韓国の主張が優勢なのです。
正しいか正しくないか、の問題ではないのです。
日本政府が情報戦でこれまでほとんど無為無策だったツケは大きい。
でも、今回の検証結果により、談話の“無力化”に向け一歩前進したのは間違いありません。
じれったいですが、こうやって段階を踏みつつ外堀から埋めていくしかないと私は考えます。
image[140620-07kohno.jpg]
当の河野洋平は、まただんまりかと思いきや、検証結果の公表を受けてコメントを出しています(産経2014.6.20 19:53)。
【今回、検証チームの皆さんが短期間の中で精力的に作業に当たられたことに対し、敬意を表したいと思います。
今から21年前、私が宮沢内閣の官房長官として、宮沢総理をはじめ関係部局と相談しながら、国内外の多くの資料、旧軍人や慰安所経営者など幅広い関係者の証言、そして元慰安婦の方々の聞き取り調査などをもとに作成したものが、いわゆる「河野談話」であり、当時、私自身、日韓関係の大きな問題を乗り越えるために懸命の努力をし、その結果が「河野談話」だと思っています。
[7] << [9] >>
comments (19)
trackbacks (0)
<< 「アンカー」中国軍機“異常接近”だけでなく“撃墜行動”も!組織的な異常行動の理由は?
教科書展示会に行ってきました(小6社会) >>
[0] [top]