鯨供養祭にみる日本人の心と戦略見直しを迫られる捕鯨問題
2014.05.05 Monday 03:10
くっくり
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[米大学生らに太地町の歴史と捕鯨について説明するワーンさん(中央)]
記事によると、ワーンさんは、現在、捕鯨の研究を進めながら、和歌山大学の観光学部の特任教授をしています。
が、もともとは映像ジャーナリストで、シー・シェパードのドキュメンタリー番組の撮影も務めた人でした。
ワーンさんは2007年から08年にかけ、南極海で、日本の調査捕鯨船を妨害するシー・シェパードを5週間取材したそうです。
ところが、取材の間にシー・シェパードのメンバーが日本の調査捕鯨船に乗り込み拘束される事件が発生。
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[画像は2008年1月18日放送 ABC「ムーブ!」より]
引き渡されたメンバーに話を聞くと、捕鯨船の日本人船員は妨害工作をしかけたメンバーの話にも耳を傾け、環境問題などをテーマにした日本の人気アニメ映画「もののけ姫」のDVDを手渡すなど、対話の姿勢を見せたそうです。
しかし、そうした情報は番組ではいっさい触れられず、「見せたいものだけを放送する」方針に疑問を抱いたワーンさんは、撮影クルーを外れました。
その後、ワーンさんは日本の捕鯨について詳しく知りたいと太地町を訪れ、古式捕鯨の歴史と、先祖代々受け継がれてきた技術とチームワークに感銘を受けました。
と同時に、日本人自身がその歴史や背景を知らないことに驚いたそうです。
ワーンさんが驚くのも無理はありません。
が、現実として、日本の若い世代、特に捕鯨と縁の薄い町に育った人は、いまや捕鯨について知る機会はほとんど与えられていないと思います。
ちなみに私は和歌山育ちで1964年生まれ。
土地柄で言っても、世代で言っても、鯨に慣れ親しんだ人間です。
学校給食では月に何度か鯨料理が出たし、家庭でもよく食べました。
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