鯨供養祭にみる日本人の心と戦略見直しを迫られる捕鯨問題

2014.05.05 Monday 03:10
くっくり


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 その太地町では、毎年4月29日、海沿いの高台の梶取崎にある「くじら供養碑」前で、「鯨供養祭」が行われます。

 古くから生活の糧としてきた鯨の恵みに感謝するとともに、この1年間に捕獲した鯨の冥福を祈るのです。

 この供養碑はセミクジラをかたどっています。

【人間が幸せに生きていくために大事なことの1つは、自分に生き甲斐のある職業を持つことです。
しかし、どんな仕事にしても働くことの満足感や喜びがある反面、そのきびしさや悩みも伴います。

私達の先人の多くは、鯨に挑むことを誇りとして生き甲斐と糧を求め、長い間生計を営んできました。
しかし、仕事の宿命というべきか、捕鯨に関わる人達は避けて通れない心の痛みや悲しみに直面せざるを得ませんでした。
それは「いのち」を持つ鯨をしとめるということでした。
どんなに仕事や生活のためとはいえ、つい今しがたまで恰(あたか)も大洋を楽しむかのように泳いでいたその鯨を追いつめ、射止めてしまうのです。

鯨との闘いの末、懸命にもがき廻ったその鯨がぐったりとその巨体を横たえた時、海の男達は「やったぞ。」と勝利者の叫びをあげながらも、その歓喜はまた「なんと申し訳のないことをしてしまった、許してくれ。」という深い詫びと悲しみに変わるのでした。
そして、ひたすら異口同音に「南無阿弥陀仏、、、、」と唱え、鯨に向って手を合せるのでした。
それが海の男達の精一杯の気持ちでありました。

このことは、陸に揚げられた鯨を処理する人達にも全く同じことでした。
熊野灘を一望する梶取崎園地の一角には我が国の捕鯨発祥の地として「鯨魂の永く鎮まりますよう」という願いを込めたくじら供養碑が建立されていて、毎年4月29日にはここで捕鯨OBが主催する「くじら供養祭」が行われます。

太地町サイト>歴史文化を探るより引用)】

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 今年も4月29日に「鯨供養祭」が行われ、太地捕鯨OB会、町漁協の関係者など約110人が出席しました。

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