人民日報「沖縄の帰属は未解決」 沖縄をめぐる支那の動きまとめ
2013.05.11 Saturday 05:00
くっくり
もっとも沖縄のメディアは非常に支那寄りなので、今回の論文については、こんな記事も書いたりしています。
【政府は、中国に抗議したが、琉球処分で「武力を派遣して強制的に併呑」(同論文)したのは歴史的事実。沖縄の反応は複雑で、中国批判一辺倒ではない。……】
(人民日報「琉球」論文:沖縄反応は複雑(沖縄タイムス2013年5月10日 09時30分))
しかし、こんな記事は沖縄県民の総意とはかけ離れたものであることは言うまでもないでしょう。
北京政府は毛沢東時代まで沖縄の日本帰属を支持し、以降も帰属については表立って言及はしてきませんでした。
ここに来て、それを覆す言動をあからさまに取り始めた彼らの意図は、ある意味とても分かりやすいものです。
海洋覇権を追求する彼らにとって、沖縄は「第1列島線」の起点として重要な意味を持ちます。
まずは尖閣諸島を占拠し、やがては沖縄全体を掌握したいと考えるのは当然の流れです。
ところが、日本政府は「尖閣諸島に領有権問題は存在しない」というこれまでの主張を頑として変えようとしない。
特に安倍政権は、領土・領海を守ろうとする意志がおそらく歴代のどの政権よりも強い。
今回の人民日報の論文掲載は、そんな安倍政権に対する揺さぶりの一環であるのは明らかです。
今のところは、まだ北京政府もお抱え学者に「言わせている」段階で、公式に沖縄の領有権を主張しているわけではありませんが、次のステップに移るのはもう時間の問題ではないでしょうか。
「偽装漁民の尖閣諸島上陸が先か、北京政府の沖縄領有権主張が先か」という段階に入って来ている、私にはそう思えてなりません。
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以下はややおまけ。
・10/12/11付:櫻井よしこvs高野孟 11/26放送「朝まで生テレビ」より
このエントリーから再掲。
櫻井よしこさんと高野孟氏の議論、支那と沖縄をめぐる部分です。
(尖閣諸島の漁船衝突事件発生から約2ヶ月後)
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