世界が愛した日本〜インドネシアとウズベキスタン「ビーバップ!ハイヒール」より

2012.11.12 Monday 19:17
くっくり



 日本人たちの勤勉さ、規律正しい行動、確かな技術などは、現在にもずっと語り継がれています。そのため、日本人は大変尊敬されています。「日本人はすごい。あの国は素晴らしい」と。こうして、戦時中の日本人の姿は、そのまま、日本人のイメージにもなっているのです。一緒に働いていたウズベスク人の赤ちゃんのために、日本人が手作りしたゆりかごなども残されています。一人一人の交流を通して、かけがえのない友情も築かれていったのですね。

 ソ連時代、他国人の墓地と同様に、日本人墓地を更地にして整備するよう当局から指示がありましたが、ウズベキスタン人たちはそれには従わず、日本人墓地を守ってきました。日本人は、大切な友人であったからに他なりません。祖国に帰ることができなかった若い日本兵たちは、自分たちの行いによって、ウズベキスタンの人々の信頼を得たのです。

 日本人抑留者は、ほかに水力発電所の建設にも参加しました。
 拉致問題担当大臣などを歴任した中山恭子さんは、在ウズベキスタン特命全権大使時代、今も国民に電気を供給しているその水力発電所の建設を仕切った元現場監督と会いました。
 その元現場監督は、懸命に汗を流していた日本人抑留者たちの思い出を涙ながらに語ったそうです。

 現在、日本は世界各国から愛される国となっていますが、そこには私たちの先人たちの計り知れない尽力があったことを忘れてはいけないと思います。


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