お気楽くっくり

　先週の木曜あたりに夏風邪を引いてしまい、数日間、高熱と微熱を行ったり来たりしてました（今はもうだいぶいいです）。

　そんな土曜の夕方、夫が私に聞いてきました。

　「夕飯何が食べたい？食べたいもん買ってきてあげるけど」

　ちょうどその少し前に、テレビで美味しそうな八宝菜が映ってたんですよ。
　熱があるのに中華ってのも何だかアンバランスなんですが、とにかく八宝菜しかその時思い浮かばなくて、それを夫に告げたんです。

　「わかった、八宝菜やな」

　数十分後、スーパーから帰ってきた夫が手にしていたものは、キャベツとこの商品でした。

　具と調味料が予め入っていて、あとは白菜だけ用意すればいいというやつです（説明書きには白菜と書いてあるけど、キャベツでもＯＫらしい）。

　てっきり「お惣菜コーナーで出来合いの八宝菜を買ってくるんだろうなー」と思ってた私、びっくり。
　どうやら今日は八宝菜は売り切れちゃってたらしい。
　
　実は夫は料理が全くできない人なんです。
　新婚当時、仕込んでやろうと思ったけど、本人に全くやる気がなくて駄目でした。
　「俺が作れる料理はゆで卵とボンカレー」と公言してるほどです（ボンカレーは料理じゃないだろ！というツッコミはこの際、置いといて＼(^^＼)）。

　「要するに自分で作れってことなのね？はいはい、わかりましたよ……」と、布団から出ようとしたところ、なんと「俺が作るからお前は寝てろ」と来た！

　「マ、マジっすか！？私、あなたが包丁を持ってる姿すら見たことないんですけど？！」

　「いいから、とにかく寝てろ！」

　と威勢が良かった夫ですが、案の定、包丁がどこにあるのかすらわからず、見当違いの場所を一生懸命探してる。

　「あのー、包丁は今あなたが立ってる足下、左側のドアの内側ですよ」

　「……あー」

　気を取り直し、ザクッザクッとキャベツを切り始める夫。
　大丈夫かな？手切ったりせえへんかな？
　……結局、布団から起き出して遠巻きに見つめる私。

　私は子供がいないからよくわからんけど、娘が初めて料理にチャレンジするのを見守る母親の心境ってこんな感じ？(^^ゞ

　どうにか切り終えた夫、振り向きざまに、

　「キャベツってこのまま炒めてええの？それとも洗うん？」

　一瞬あっけにとられる私。

　「洗って下さい！（当然でしょ！）。ボールとざるがあるから、それにキャベツ入れて水入れて……」

　「わーった、わーった、みなまで言わんでもわかるって！」

　って、みなまで言わんとわからんがな、あんたは！(T^T)

　フライパンに油を引きキャベツを入れる、その瞬間が見ていて一番緊張しました。キャベツの水分で油が跳ねると思ったから。
　が、跳ねは思ったほどではなく、その後も順調に行ったようでした。
　
　夫の初めての料理を、私はありがたく頂きました。美味しかったです。
　って、誰が作っても同じ味なんですけどね(^_^;

　味云々じゃなくて、とにかく「いたわり」の気持ちが嬉しかったということです。
　たまには病気もしてみるもんですね。

　つーか、「これは使える」と味を占めた私。
　今後また寝込むようなことがあったら夫に料理をリクエストしよう、と早くも企んでたりして……(^^ゞ

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ぼやきくっくりから来ました。

。。。
いろんな意味で、ごちそうさまです。(笑)
って、ことは置いといて＼(^^＼)）。

くっくりさん、ご自分のお体過信しないで下さいね。エントリーのアップは、快癒の後でお願い致します。

人を思いやる心も大和魂のひとつ。
くっくりさんのブログを読んでいる方々は、そういう物を持っていると思いますよ。この際、思いっきりその心にお甘え下さいませ。

あっつ〜！！
いや、気候の話じゃなくて、読んだ感想ですよ？ｗ
ええ話やなあ。

ご主人、かわいいーー！！
普段料理をしない人がしてくれると、嬉しさ倍増ですね。ご主人の愛を再確認というところでしょうか？インスタントの八宝菜でも、格別のお味だったことでしょう。
それにしても、くっくりさん、お体大丈夫ですか？今はご主人に甘えて、ご自愛専一にお願い致しますよー。

私も以前、数ヶ月入院を余儀なくされ、やっと退院という日に主人がカレーを作ってくれました。病み上がりにカレーかいな！と思いましたが、作ってくれたという行為が嬉しかったのを思い出しました。（遠い目・・・）
でもそれ以来、全然作ってもらってないでーーす。

いや〜いいねえ〜（江戸っ子落語家風に）。

こういうときの優しさって思わず涙がポロっと出ちゃいそうになりますよね。

優しいだんなさまでごちそうさま！

（もちろん日頃は夫婦ですもの、色々あるでしょうが）。

皆さんもおっしゃっていますが、どうぞお体にお気をつけてくださいね。

お体が十分回復されてから、またホッコリするぼやきを聞かせてください。ではでは。

八宝菜ってあんかけになってますよね、あとは焼きゾバの麺をサラダオイルでちょっと焦げ目が付くくらい炒めて、その上に八宝菜をかければ立派な五目あんかけ焼きそば、是非ご主人に教えてあげてください。
オトコってヨメが病気だとかなり真剣に心配してるんですよ、心の中では。恥ずかしいというか、こそばゆいというか、中々口に出して「心配なんだ」なんて言えないんですけど。それでなにはともあれ具合が悪そうなヨメに「何か食わせないと」と思って食事を作ろうと奮い立つ訳です。ですので多少見てくれが悪くても、手際が悪くてもそこは勘弁してもらって、ぜひ我らオトコどもの作ったモノを食べてください。もうひとつ、自分で料理をして、後片付けをすると普段のヨメに感謝しますなぁー、マジで。ブログ再開しました。

旦那〜お疲れ様です
男の料理は「趣味」としては面白いのでゆるゆると挑戦してください、お奨めは「煮込み料理」ですカレーとか関東煮とかシチューとかは簡単な物から手の込んだものまでありますので敷居が低いです、ちなみに一番お奨めは「肉じゃが」です（失敗してもそのまま市販のカレールウを放り込んで和風カレーに）酒の肴にもなります、肉は慣れてきたら「ばら肉」で煮豚とかも楽であります。

くっくり様へ
あんまり無理をしないでください、夏風邪はひきかけと治りかけがよく判らないのでお大事に。

毎朝ランチジャーに弁当を詰めて通っていますが、
・冷凍もののフライ（レンジで加熱するタイプ）
・だし巻き玉子
・ごはん
・味噌汁
の組み合わせだけになってしまいマンネリ気味です・・・

野菜など生鮮食品は一人暮らしだと使い切れず、買うのをためらいがち。

慣れてくるとバリエーションが増えるかもしれないけど、手身近なところでペースを作るのが良いかなと思う今日この頃です。

こちらのコメントを、参考にさせていただきます。

皆さん、多数コメントいただきありがとうございます。
個別にレスを差し上げられず申し訳ありません。

表のブログにも少し書きましたが……
病状の方ですが、熱は下がっても咳がいつまでも抜けず、今日（金曜）お医者さんに行きましたところ、やはりアレルギーというか、毎年出る喘息の症状でした。これはもう体質のもので仕方ないようです。お薬をもらってさっそく飲んだらだいぶ落ち着きました。もう大丈夫です。ご心配をおかけしました<(_ _)>

料理についていろいろなお話が聞けて、大変ありがたいです。
ほんと、簡単な料理であればやってくれる気がするので、これからゆるゆると「しつけ」ていきたいなーなんて思ってます(^^ゞ
ただ、「いらち」なので本当に簡単なものからでないと……。キャベツを刻むだけでも、何か途中からキレかかったと本人が後から申してましたので……。

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