植木等さん死去
2007-03-28 Wed
■「日本一の無責任男」植木等さん死去映画「無責任」シリーズなどで知られるコメディアンで歌手の植木等さんが27日午前10時41分、呼吸不全のため、都内の病院で死去した。80歳。植木さんは1957年、「クレージーキャッツ」に加入。「お呼びでない?」など数々のギャグのほか、61年に青島幸男さん作詞の「スーダラ節」が大ヒットし、国民的人気者になった。葬儀・告別式は近親者のみで行う。喪主は長男・廣司(ひろし)さん。後日、お別れの会などを開く予定。
「サラリーマンは気楽な稼業と来たもんだ〜」。底抜けに楽しい笑い声で、日本中を明るくした植木さんが亡くなった。
植木さんは1997年に肺気腫を発症。療養しながら仕事を続けてきた。昨年10月に都内で行われた映画関係のパーティーに出席。12月の青島幸男元東京都知事の通夜には酸素吸入器をつけた状態で参列したが、集まる報道陣を一喝する気丈ぶりを見せていた。
しかし、今年1月16日に食欲不振を訴え、都内の病院に入院した。3月8日に一時帰宅したものの、翌日には再入院し、中旬から容体が悪化。27日朝、妻・登美子さんと3人の娘にみとられて息を引き取った。直後にデビュー前に付き人を務めていた俳優の小松政夫が駆けつけたが、間に合わなかった。
事務所によると、自宅に戻った植木さんの遺体にはクレージーキャッツの谷啓、桜井センリが対面したが、2人ともショックで取材を受けられる状態ではなかったという。またメンバーの犬塚弘を含めた3人は入院中に何度も見舞いに訪れたという。
植木さんは57年に「クレージーキャッツ」加入。62年の映画「ニッポン無責任時代」が大ヒットして超売れっ子となった。明るいキャラクターで、高度経済成長期の浮かれた雰囲気と、サラリーマンの悲哀を笑い飛ばし、当時の日本の空気を巧みにすくいとった。
歌手としても「スーダラ節」や「ハイそれまでョ」などが次々とヒット。テレビでも「シャボン玉ホリデー」で「お呼びでない」など、数々の流行語を生み出した。マルチ・エンターテイナーの第一人者として、ザ・ドリフターズらに多大な影響を与えた。また、後年は名バイプレーヤーとして活躍した。
軽薄な無責任男というイメージと違い、素顔はきまじめだった。「スーダラ節」の楽譜を渡されたときは「こんなくだらない歌は歌いたくないと思った」と悩んだ。が、浄土真宗の僧侶である父親から「分かっちゃいるけど、やめられない-。等よ、これこそ、親鸞聖人の精神に通じる。一生懸命歌え!」と諭され、決意したという。
植木さんは病床で、登美子さんに「自分に何かあったら密葬にして、延命措置を行うのもやめてくれ」と語ったという。
明るさの内にあるマジメさとダンディズム。日本を代表するエンターテイナーが、ハナ肇さん、青島幸男さんらが待つ天国へ旅立った。
2ちゃんねるをつらつら見ていてびっくりしたんですけど、植木等さんを知らないっていう若い人、意外と多いんですね。
最近はあまりテレビとかにも出られてなかったし、無理もないのかもしれませんが……。
私もコメディアン・植木等の全盛期は知らないというか、「シャボン玉ホリデー」とか「無責任」シリーズとかをリアルでは知らない世代です。
20年ぐらい前でしょうか、「無責任」シリーズのうち何作品かを、関西ローカルで深夜に連日放映してたんです。
暇つぶしにちょこっと見出したらこれが面白くて止まらない!もう夢中になって見ました。
ヒラのサラリーマン(新米社員?)の植木等さん、「サラリーマンは気楽な稼業と来たもんだ〜」なんて歌ってましたが、よく見ると全然お気楽じゃないんですよね。
取引先との契約をまとめるため、そこの社長に気に入られようとあの手この手で頑張ったり……。
とにかくやってることはモーレツ社員(死語)そのものでした(^_^;
お調子者で軽薄だけど、なぜか憎めない。
そんな「無責任男」の植木さんが私は大好きでした。
ところが、素顔の植木さんはすごく真面目な人だったそうですね。
「無責任男」とはギャップが強くて、演じるのにかなり苦労されたと聞きました。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
【おまけ】日本一の無責任男★植木等度チェック
私の結果は以下の通り。
貴方は 36% です。
あなたは他人から真面目は人だと思われている人物です。
あなたのことを悪く言う人はまずいないでしょう。そういう意味では「いい人」です。
でも、恋愛ではいい人過ぎて、パートナーが飽きてしまうこともあるようです。
植木等というより森田健作タイプです。
「真面目な人」より「面白い人」と呼ばれてみたい今日このごろ……(^_^;
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