全日空機 胴体着陸
2007-03-13 Tue
■全日空機が前輪出ないまま無事着陸 高知空港(産経3/13)13日午前8時50分ごろ、大阪・伊丹発高知行き全日空1603便ボンバルディアDHC8型機(乗客56人、乗員4人)が高知上空で前輪が出なくなった。同機は約2時間上空を旋回し、同日午前10時54分、高知空港に前輪が出ないまま後輪だけで胴体着陸した。けが人はなかった。国土交通省の航空・鉄道事故調査委員会は、調査官2人を現地に派遣した。また同省は、国内の同型機22機すべてを13日中に点検するよう要請する耐空性改善通報を全日空などに対して出す方針を固めた。運航に影響が出る可能性もある。
全日空によると、同機は同日午前8時21分、大阪・伊丹空港を離陸、同8時55分に到着する予定だった。同10時半ごろ、高知空港でいったん後輪を一時的に滑走路に接触させて衝撃を与える「タッチ・アンド・ゴー」と呼ばれる方法で前輪を出そうとしたが出ず、国土交通省に同10時52分をめどに着陸する旨を伝えていた。
1603便はカナダのボンバルディア社製のプロペラ機で、YS11の後継機。座席数は74席。平成17年6月に製造され、総飛行時間は約2967時間。同型機は国内では全日空が13機、日本エアコミューターが9機を運航。全日空では主に伊丹〜高知便で使用されている。エンジンの空気系統の異常表示などが相次ぎ、今月6日に大阪発佐賀行きの全日空便で油圧装置の異常を示す警告灯が表示され、引き返すトラブルがあったばかり。
空港では消防車や救急車や警察車両が待機し、滑走路には消火剤が巻かれた。着陸した際は機体から火花が散り、煙が見えた。消防車が消火作業に当たったが、火災は発生しなかった。
1603便の運航会社は、全日空と名古屋鉄道の共同出資で設立された「エアーセントラル」。
国土交通省によると、航空機の車輪が出ずに強行着陸したケースは過去3件あり、今回の事故で4件目。いずれも死傷者は出ていないという。
(2007/03/13 13:51)
ちょうど着陸するところをテレビで生で見てたんですよ。
火花が出たのはお約束なんだろうけど、完全に停止するまでドキドキしましたわ。
一度「タッチ・アンド・ゴー」しましたが、もし私が乗客だったら、「おいおい、何でまた離陸すんねん!降ろしてよ〜!」とツッコミ入れてたかも(^_^;
(実際には機長から乗客に、「前輪を出すために一度『タッチ・アンド・ゴー』をやってみます。それで出なかったらもう一回飛びますんで」てなふうに、ちゃんと説明があったらしいですが)
素人から見ると、「うわ〜、よく無事に着陸できたなぁ。パイロットえらい!」てなもんですが、ABC朝日放送「ムーブ!」に出演した現役パイロットの人が言ってたのは、「比較的簡単なケース」と。
というのも、出なくなったのは前輪だったし(後輪の左右どちらかだったら、着陸時にバランス取るのが難しい)、あと滑走路の長さも十分だったから、と。
何かあっさり言われちゃってたけど、現場にいたら大変ですよねぇ。
機長はまだ36歳らしいですが経験も技術も十分ってことで、また乗客を落ち着かせるよう機長以下乗務員が全力を尽くしたってことで、機内は特にパニックに陥ることもなく非常に冷静だったらしいですね。
しかし、このボンバルディア社製のプロペラ機というのは「札付き」らしいですね。ヤバイとわかってて飛ばしてるというのは、やっぱ裏に利権か何かがあるんでしょうか?
まぁ今後いろんな話が出てくるんでしょうが、とにかく今日は乗客、乗務員とも一人のケガ人もなく無事に着陸できたことを喜びたいと思います。
【おまけの話】
私が初めて飛行機に乗ったのは25歳、大阪から仕事で東京に行った時。ちなみに日航機でした。
心配症の私は「もし飛行機が落ちたら……」とそればかり考えてしまい、前日までに、自分の書き貯めてきた日記のヤバイ箇所を破って捨てた思い出が……(^_^;
飛行機に乗ってる間も、いよいよダメだって時には遺書を残さねばなるまいと考え、膝にメモとペンを置いて座っていたという……(^_^;
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