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過去ぼやき2002年2月分

新外相に川口順子・聖徳太子展・デジカメ購入・雪印牛肉偽装事件・「今年も優勝」のお告げ?・真紀子応援団長の本音・妖怪人間ベム・手抜き仕事のSOHOベテランさん・会社員の医療負担3割・清水の「銀」の陰にあるもの・バレンタインの悲劇・ソルトレーク五輪判定問題・ブッシュ大統領来日・MACシステム再インストール・地球最後の日まであと7分・あとは延々、真紀子と宗男(^_^;。
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2月28日(木)地球最後の日まであと7分

 米誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」が27日、核の脅威による地球最後の日までの時間を示す「終末時計」の針を2分進め、終末を示す午前0時の7分前になったと発表した。
 テロ組織が核兵器保有を企てていることや、ブッシュ政権の核関連政策(ABM制限条約脱退表明など)を理由に挙げているそうだ。
 「終末時計」のこれまでの最大の危機は、1953年に米国が初の水爆実験をした時で、0時2分前まで進んだ。91年にはソ連崩壊で17分前まで針が戻されたものの、98年にインドとパキスタンが相次いで核実験をしたことで、また9分前まで進んだ。
 ……ん?ちょっと待てよ。何でソ連崩壊で針がそんなに戻されたのか。
 
当時は「ソ連崩壊=冷戦終結=核戦争の危機が減る」と考えられたんだろうが、今から思えばその予想は外れていたと言わざるをえない。
 なぜなら、その後、ソ連がかつて保有していた武器や兵器が、ヤミ市などの不正なルートで大量に流出し、不特定多数の組織がそれらをゲットしたと言われているからだ。どんな組織がどの程度の兵器を現在保有しているのか、素人の私には想像もつかないが、核兵器そのものは流出していなくても、原料や技術は流出したと考えるのが自然だろう。
 未だ行方不明のビンラディンが核を保有しているという話が、まことしやかに囁かれているが、もし本当だとしたら、この核もまた冷戦時代のソ連の「遺産」なのだろうか?
 テロリストが核を持つことほど恐ろしいものはない。米国やソ連など政府レベルの保有であれば、理性で歯止めも利こうが、テロリストには理性は期待できないからだ。そう考えると、地球最後の日まであと7分というのは、まだまだ甘いようにも思えてくる。

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 テレ朝のワイドショーは偏執的でほんまに腹立ちますわ。
 「橋本派も見捨てた!宗男孤立無援!」とかキャプションつけちゃって、出演者は「自業自得とはいえ、味方からも見捨てられるなんて、哀れですねぇ」とコメント。
 あんたらが執拗に宗男を叩いて世論を扇動し、孤立無援に追い込んだんでしょうが。望み通りになってさぞご満悦でしょうな。「哀れですねぇ」なんて心にもないこと言わんと、
「いい気味ですねぇ」と素直に言わんかい。この正義ぶりっこが!
 テレビ欄見ててもわかるけど、ここまで「鈴木宗男叩き」を前面に出してやってるのって、テレ朝だけですよ。何でそこまで。過去に宗男に恫喝されでもしたのか?(^_^;。

2月27日(水)あえて宗男を庇う

 松山千春のファンが、一部離れて行っているらしい。
 理由を聞いてみれば、「千春は鈴木宗男を擁護している。いくら同郷で同じ高校出身とはいえ、あんな悪人の味方をするなんて幻滅」。アホらし。そんなことで離れて行くなんて、本当のファンではなかったというだけのこと。
 そもそも、宗男を一方的に悪人と決めつけてよいのか。逮捕されたとかならまた別だが、今の段階で法を犯したという確証はない。そのファンたちはマスコミに踊らされていないか。
 同郷で親しくしている友人が四面楚歌になれば、庇うのは当たり前だろう。
疑惑が取り沙汰されている段階でしかない今の状況で、早々と宗男を切ったとしたら、そっちの方が人間的にひどくないか?
 千春は、昨日付の新聞のインタビューでこう言っている。「もし宗男さんが政治理想を捨てて、私利私欲に走ったら、ただじゃおかない」。千春も疑惑が真実であれば、宗男を切り捨てる覚悟で物を言っているのだ。そんな千春の気持ちを考えもせず、ただ「宗男の味方をしている」という表面上のことだけで離れて行くとしたら、やっぱり真のファンとは言えないだろう。
 今日、テレ朝のワイドショーに出演した千春は、こう言った。「マスコミは不公平だ。一方的に宗男さんを叩いている。フェアじゃない。彼にもチャンスをやってくれ。やってないことの実証は非常に難しいんだ」。宗男=悪人という前提でしか物を言わない司会者やゲストに、いらだちを覚えていたのかもしれない。
 ただ、せっかくテレビに出てきたわりには、普段の毒舌があまり見られず、ちょっと残念だった。まぁ番組自体が普段から宗男憎しでやってるから、さすがの千春も気後れしたかのかも。

 宗男だけを潰したところで政治は何も変わりはしない。第二の宗男が出てくるだけだ。
 比例区ならともかく、選挙区で選ばれた国会議員は、多かれ少なかれ誰しも宗男的な、つまり「地元利益誘導」的な要素を持っている。なぜなら、彼らは皆「地元の声」を代表して、とどのつまり、「国益よりもまずは地元が潤うように」という目的で、国会に乗り込んでくるわけだから。
 宗男的な議員をこれ以上出さないためには、選挙制度自体を変えないといけない。このへん、他の議員やメディアはどう考えてるんだろう?全然話題にもなってないみたいだが。枝葉ばかりを叩いてないで、もっと深い部分にもメスを入れてほしいものだ。
 確かに、宗男は倫理に反したこともしてきただろう。叩けば埃もたくさん出てこよう。ただ、私は彼のバイタリティと行動力には敬服する。
 外交で失策を重ねた上に、早大演劇部仕込みのパフォーマンスで国民を煽り、小泉内閣を潰そうとしている幼稚な田中真紀子。「政治に失望した」とか言って、有権者なんか知ったこっちゃないとばかりに、短期間で辞職してしまった我が儘タレントの大橋巨泉。
 こんな連中よりは、よっぽど宗男は評価できる。少なくとも彼は、自分に投票してくれた有権者の期待に応えようと頑張ってきたんだから。また、票にならないからと誰も手を付けたがらない「外交」、特に北方領土問題にもあえて身を投じて来たんだから。ただ、そのやり方や方向性が問題なのだ。
 
政治家がみんな宗男のようなバイタリティと熱意を持って働いてくれれば、日本の形ももうちょっと変わってくるかもしれない。もちろん法に触れるやり方はダメだが、有能な政治家=清廉潔白とはならないのが政治の難しいところ。
 さて、野党は宗男を人質にとった。「予算審議を進めたいなら、証人喚問しろ」だ。与党はどう出るか。

2月26日(火)疲れた……

 ここ1週間ほどMACが動作不安定で、だましだまし仕事したりネットしたりしていた。
 システムをリストアしたり(自分でインストールしたアプリや、自分で作った書類などは残る)、いろいろ悪あがきしたんだが、やっぱりどうにもダメで、今日思い切って中身をぜーんぶ消去して、システムやらアプリやらを再インストールした。
 再インストールは簡単だけど、その前にバックアップとったり、インストール後の環境設定し直しなどで、合計5時間ぐらいかかった。環境設定については、予めバックアップとっておいた初期設定ファイルを入れ替えてやるだけだと思っていたが、それでは追いつかないアプリもけっこうあった。
 今、私のMACは生まれたてのように新鮮ですっきりとしている。愛するMACちゃん、
これからまた酷使するだろうけど、どうか粛々と頑張ってやっておくんなまし<(_ _)>。

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 1月末に申し込んでおいた「大阪ドーム2002シーズンパス」が届いた。これを持参すれば、今季の大阪ドームでの近鉄戦は全試合タダで見られるという代物だ。
 席は内野自由か外野自由に限られるが、何より「満員でも入れる」つーのが嬉しい。そう、私はこれまでに何度か「せっかく行ったのに、当日券完売で入場できなかった」という目に遭っているのだ(^_^;。
 毎年10試合ちょいしか観戦してないんだが、今シーズンは元を取るためにも20試合ぐらい行きたいな!

2月23日(土)事前に招待の電話はあったのだ

 川口順子外相が外務省改革に関して、今夏までに本省の局長・部長・審議官・大使などのうち10ポストを目標に、民間人など省外の人材を起用する方針を明らかにしたそうだ。
 
10ポストも省外の人間が占めることになれば、閉鎖的な体質に多少なりとも風穴を開けることになるだろう。
 局長や大使に民間人を起用せよという指摘は、真紀子在任中も言われてきたことだが、真紀子はなぜか全く受け入れなかった。

 ところで、ブッシュ大統領歓迎レセプションの招待状の件だが、産経新聞の取材に対し、田中事務所は事前に案内の電話を受けたことを認めた。が、それ以外については取材拒否したそうだ。
 参考人招致の時に「福田官房長官お得意の勘違いではないでしょうか」と発言するなど、あくまで「招待されていない」と主張していた真紀子だったが、事実はそうではなかったようだ。さて、この収拾をどうつけるのか?
福田にちゃんと謝罪しなはれや!

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 中国国務院(内閣)新聞弁公室というところが編集した写真集「米中関係30年」が、ブッシュ大統領の訪中に合わせて刊行されたが、中国首相として初訪米するなど米中関係発展に貢献した趙紫陽・前共産党総書記は、完全に抹消されていたとのこと。
 趙紫陽と言えば、私の心に残っているのは、1989年の天安門事件の際に学生達と懸命に対話をしようとしていた姿だ。が、彼はそれがきっかけで失脚し、以降、表舞台には出ていない。
 彼が歴史から抹殺されたのは、政治的理由に他ならない。
ここが一党独裁主義の恐ろしさである。

2月22日(金)米国のための五輪ではないはずだが

 ソルトレークシティ五輪は、もはや競技そのものよりも「判定」で盛り上がってしまっている。フィギュアペアの不正採点問題に始まって、ショートトラックでの失格判定の曖昧さ等々……。
 昨日は昨日で、こんな事があった。ショートトラック男子1500mの決勝、1位でゴールしたのは韓国の金選手。彼はウイニングランを始めた。会場はブーイング。審判の協議により、ほどなく金選手は失格となり、2位でゴールした米国のオーノ選手が金メダルを手にすることとなった。金選手がオーノ選手の進路を妨害したとの判定からだ。
 地元の選手が1位となって、会場は大盛り上がり。が、韓国側は当然納得いかない。韓国の旗を叩きつけた金選手の気持ちが、こちらにも痛いほど伝わってきた。
 彼のコーチ(韓国人なのに日本語ペラペラ。なんで?(^_^;)は、「こんなオリンピックはいらない。4年間全力を尽くしてきた選手がかわいそう。レフェリーの水準を上げないと、次の五輪でも同じことが起きる」。また、「
この大会は日本・中国・韓国に対してひどすぎる。ひとつも間違ったことをしていないのに、全部やられている。リレハンメルや長野ではこんなことはなかった。あまりにも米国に偏りすぎている」として、ロゲIOC会長、国際スケート連盟のチンクアンタ会長に抗議した。
 確かに私もそう思う。アジアの選手が失格判定を受けすぎていないか。偶然にしてはあまりに数が多すぎないか。わざと地元(米国)に有利なようにしてるんでは? もっと言えば、これは人種差別にもつながりかねない問題ではないか?(もっとも、オーノ選手は日系だが)
 地元紙『USA TODAY』も「オーノの金は純粋とは言えない」と報じた。また、イタリア選手の「オーノは単にグッド・アクター(良い俳優)だった。金選手の失格はおかしい」という談話も掲載された。
 確かに「妨害」があったとされる瞬間、オーノは両手を前でひらひらとして、「この人、僕の妨害をしたよ」と審判にアピールするような仕草をしていた。それが「グッド・アクター」と言われてしまった所以だろう。
 そんな今日、ロシアも声を上げた。「ロシア選手が不当に扱われている。改善されなければ五輪から引き揚げる」と、ボイコットも示唆した。「まあまあ落ち着いて。そこまでせんでも!」と思う反面、「気持ちはよ〜くわかる!」。
 まさか審判団も、昨年テロに遭った米国に同情して、米国選手に有利な判定をしているわけでもあるまい。が、繰り返し言うが、今回の五輪は不公平な判定があまりにも目立つ。見ていて「おかしい!なんで!」とツッコミ入れたくなる場面が多すぎる。スッキリせん!

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 雪印食品が4月末に解散することとなった。牛肉偽装事件以来、売り上げは7分の1近くに落ち込み、買収に名乗りを上げる企業もなかったとのこと。
 真面目に働いていた従業員の皆さんには、本当にお気の毒だが、今度の事件は食品業界に警鐘を鳴らす良い機会になったと思う。どんな大きな会社でも、不正行為を働けば容赦なく潰れてしまうということが、各社とも身に染みてわかったんではないか。

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 元ヤクルトの石井一久投手が、やっとドジャースのキャンプに合流。チームメイトにはあの野茂がいる。
 野茂が石井と並んでいるのを見ると、あのおっとりとしてヌボーッとした
野茂がめちゃくちゃ逞しく見えるから不思議。二人とも頑張ってちょ!\(^O^)/
 しかし、我が近鉄の情報は一向に入ってこん。もともとマイナー球団な上に、メジャーや五輪が盛り上がってるから仕方ないのか。
 愛する吉岡は、元気でやってるだろうか?2月の上旬に風邪引いて練習休んだらしいけど……。まぁ、メディアで取り上げられないのは元気な証拠かな。

2月21日(木)真紀子の「使用人」を増やすテレビ

 Yahoo!のアンケート投票によると、真紀子の「首相自身が抵抗勢力」という発言を支持する人が、回答者の76%に上ったという。何なんでしょ、この数字。真紀子の口の巧さにみんな騙されているとしか思えないんだが。
 「今回は第二の『角福戦争』だったが、私は官邸サイドに負けてしまった。首相は助けてくれなかった。私のおかげで首相になれたんじゃないの」。真紀子は更迭後、関係者にそう漏らしたというが、これが本音なんだろう。
 真紀子は何度も何度も小泉の信頼を裏切ってきた。外務官僚と衝突し改革が進まず困っている真紀子に、「上司の心得」を伝授するなど、小泉は小泉なりにフォローしてきた。改革を上手く進めてほしい、当然それは彼の願いでもあったからだ。
 が、真紀子はそういったアドバイスを一切聞かず、闇雲に突っ走った。改革だけでなく、肝心の外交でも問題的な行動や発言を繰り返した。だから更迭された。NGO問題はきっかけに過ぎない。そのことに真紀子は全く気づいていないのか。あるいは知ってて開き直っているのか。
 「昨日見ていて思ったんですが、真紀子さんは、自分に都合の悪いことを訊かれても、巧みに切り抜けるんですよね。人を攻撃して自分を正当化するというか……」とは、今日の「ザ・ワイド」での加藤タキの言葉だ。
 私は午前中は納品に行ったりしているので、昨日の参考人招致は生では見ていない。ニュースやワイドショーで要約されたVTRを見ただけだ。
 だいたいどの番組でも、真紀子の発言で放送されたのは、「スカートを踏まれた」「首相自身が抵抗勢力になった」「取り巻きが悪すぎる」「官房長官お得意の勘違いじゃないですか」等々、周囲の議員たちがどっと沸いた場面ばかり。加藤タキの言うような「都合の悪いことを巧みに切り抜ける」場面は、ついに見ることはなかった(宗男のそういう場面はアホほど見たが)。
 またしても情報操作、印象操作が行われたのだ。テレビはこれが多いから怖い。
 自分の言う事は全て正しく、気に入らない者は嘘つきと切り捨てる。ついこの前までの盟友を掌を返すように罵倒する。自己主張が激しく、思ったことは見境なくしゃべってしまう。
 また、大臣たるもの、辞任を了承した以上、そこに至った経緯は全て甘んじて受けるのが筋だろう。それを、後になって「いや、実はこうだったんだ!」と暴露するのは、卑怯としか言いようがない。
 彼女のように対人折衝力や調整能力のない人間には、到底、国政は預けられない。
 
昨日の参考人招致は、これら真紀子の人間性を再確認する絶好の場所となるはずだった。私は期待した。これで真紀子支持者も目が覚めるだろう……と。が、結局、テレビ局によるVTR編集と、擁護派のコメントによって、真紀子はまたもピンチを乗り切った。
 しつこく言うけど、真紀子にとって人間は3種類。すなわち「家族、敵、使用人」。テレビは、そんな真紀子の「使用人」を着々と増やして行っているように思えてならない。

 とかぼやいていたら、おお、珍しい。「ニュースステーション」が真紀子叩きをしている。……何を企んでるんやろ?(^_^;

2月20日(水)参考人招致

 参考人招致での田中真紀子及び鈴木宗男の答弁。
 NGO排除問題については、「言った」「言わない」のレベルで、会話をテープに録ってあるとかの決定的証拠がない限り、決着がつくはずはない。
 だから、真紀子に喋らせたところで事態が進展するわけもなく、結果は案の定、さんざん愚痴ってぼやいて、同情を引いただけ。しかも、外相時代に散々迷惑をかけた小泉首相については、恩を仇で返すような事ばかり言う始末。
 宗男も相変わらずで、もうこれはエンターテイメントあるいはバラエティとして見た方がいいのかもしれない(^_^;。
 そもそも「圧力」をどう定義するのか。「俺の言う通りにしないとお前達に不利になるぞ」とか脅したのならともかく、そうでないなら、後は言われた方がどう受け取るかの問題になる。もちろん恫喝的な態度を日常的にとる宗男にも問題があるが、外務省の体質にはもっと深刻で根深いものがある。
 外務省に限ったことではないが、
官僚のエリート意識というか独善的な態度は、もうこれは戦前から受け継がれてきたものだ。このままの体制では、真紀子だろうが誰だろうが改善するのは不可能だと私は思う。
 結局、宗男が何を言ってこようが、官僚というのは、自分たちのやりたいようにしかやらないものではないだろうか。つまり、自分たちのやりたい事をやるために、宗男の「圧力」を逆手にとって利用している面もあるのではないか? と、思うのである。

 しかし、テレ朝はすごいですな。朝のワイドショーでは放送枠を大幅に拡大、喜々として中継をやってたし、夕方のニュースも時間前倒しで拡大してやってた。民放でここまでやってたのはテレ朝だけ。よっぽど宗男を吊し上げたいんでしょうな。
 とは言え、他局も、午後からのワイドショーや情報番組の中でこの模様を伝えていたが、みーんな真紀子の味方で、宗男、そして小泉&官邸が悪いという姿勢。
 別に宗男の肩を持つわけではないが、こんな魔女裁判みたいな一方的な扱いで果たしてよいのだろうか?

 昼からの審議では、民主党議員がまーだNGO排除問題でごちゃごちゃ言ってた。
 この議員は、小泉に「政府の回答書を見ると、外務省にしか話を聞いてない。当事者のNGOの大西さんが、宗男議員に圧力を受けたと証言してるんだ。なんで彼の話を聞かないのか」と詰め寄っていたが、
どうしてみんな、大西氏サイドの話は無条件に信じるんだろう?
 大西氏が代表を務めるNGO団体は、昨年、アフガン支援に関連して200万円の補助金(もちろん税金)を不正受給した事が判明するなど、けっこういい加減な事もやってる(不正受給分はすでに外務省に返納済)。
 この不正受給だけでも、会議から閉め出される相当な要因になると私は思うんだが、これに言及したのは産経だけのようだ。他のメディアは全然取り上げない。なんで?

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 私はチャリンコで納品に行ったり買い物に行ったりしているんだが、今日、また危ない事があった。
 商店や住宅が建ち並ぶ地区の小さな交差点、青信号なので直進しようとしたら、右側からスルスルッと自動車が出てきた。もうちょっとで車の土手っ腹にぶつかるところだった。
 「赤でしょ!危ないな!」と怒ったら、
助手席に乗っていた20才ぐらいの男が一言、「ウルァ!死ね、ババア!」。車は猛スピードで去っていった。くぅ〜!お前らが死ねっちゅーねん!(-.-#)
 夜中の2時3時ならともかく、真っ昼間からこんな人気の多いところで、堂々と信号無視。交通マナーがなってないヤツが多すぎる!

2月19日(火)ブッシュ大統領の国会演説

 ブッシュ大統領の国会演説は、小泉首相や日本人を、これでもかこれでもかと持ち上げる内容だった。おだてて協力をたきつけようというのが本音なんだろうけど。
 
持ち上げるだけでなくて、もっと厳しい事も言ってほしかった。特に日本の安全保障面。
 
昨年末に不審船事件があったばかりにもかかわらず、「有事法なんか必要ない。どこが日本を攻めてくると言うのか!」などと、まるで緊張感のないことを言っている社民党議員やら共産党議員(こやつらは国民の生命や財産を何だと思っているのか。守る気があるとは到底思えない)に向かって、「テロも戦争も、もはや日本にとっては対岸の火事ではない」ということを、説いてほしかった。

 社民党と言えば、演説終了後の土井たか子の感想には呆れた。「米国が間違った事をしているなら、こちらから『それは間違っている』とはっきりと言ってあげるのが、真の友好関係ではないか」。
 おたかさん、よーくわかってるじゃないですか。だったら、まずはあなた方社民党が、友好関係にある北朝鮮に対して、「あなた方の政策は間違っている。軍備拡張する暇があったら、先に餓死者を減らす努力をしなさい。金正日の息子を日本に不法入国させたり、工作員送り込んだり、ミサイル発射したりするのはやめなさい。それから、拉致した日本人をとっとと帰しなさい」と、はっきりと言ってやっておくれよ。

 ブッシュの数ある小泉持ち上げ発言の中でも、「小泉首相=イチロー」つーのは特にウケた。ブッシュは以前メジャーリーグの某チームのオーナーだったこともあって、野球に詳しいそうだ。
 それ以上に、
夕食が「居酒屋」つーのがまた良かった。出された特別メニューもせいぜい1万円。この不景気にも関わらず、高級料亭で会合や接待をやってる政治家やら企業やらに警鐘を鳴らした……と言ったら大げさか? だけど、従業員も客もギリギリまで小泉&ブッシュが来店するとは知らなかったと言うのは、ちょっと怪しいような(^_^;。

 そう言えば、「歓迎レセプションの招待状が来なかった!」と、田中真紀子がまた騒いでいるようだ。
 テレビでレセプションの模様を見た真紀子、出席者の一人であった長嶋茂雄氏にわざわざ電話をして、「招待状が送られて来たのか?それとも電話で誘いがあったのか?」と尋ねたそうだ(真紀子自身の弁)。
 官邸サイドは、「官邸事務所職員が田中事務所に招待状を持参した。欠席するとの返事だった」ってことで、またしても言い分が食い違っている。また問題になるんだろうか。うんざり。
 そもそも、もはや単なる一議員である真紀子は招待されるべき人なのか? 与党議員一人一人に招待状が来たのならまた別だが、もしそうでないとしたら、
「私は呼ばれて当然」と思えるのは何故?「家族以外は敵か使用人」である真紀子ならではの発想?

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 ベルリン映画祭で金熊賞を受賞した「千と千尋の神隠し」。
 監督の宮崎駿という人を、私はなーんか好きになれないのだが、その彼が会見でこんな事を言っていた。
 「今の日本はおかしい。電車に乗ってたら、母親は携帯をかけていて、横では子供がゲームに夢中。火を消したりつけたりもできないのに、パソコンのキーボードは叩ける。日本語もろくに話せないのに、英語を覚えろと言われる。子供たちが悪いわけじゃない、その親が悪いし、そのまた親も悪い。これじゃ子供たちが荒れて凶悪事件が起こるのも当たり前。
なんでこんな簡単なことに誰も気づかないのか。株価がどうとかそんなのどうでもいい。子供が明るくいられる国にしないといけない」。
 うろ覚えだが、だいたいこんな感じ。いい事言うやん。……って、まあ当たり前のことしか言ってないんだけど、この人の口から出たことが私には驚きだった(^_^;。

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 「俺はやっぱり自分の子供がほしい。だから別れてくれ」と、言っていた夫が、昨日ころりと態度が変わった。
 「やっぱり今は子供よりもお前とおる方がいい。子供の問題は先送りでいい」……。何かもうどーでもよくなってきた。

2月18日(月)ブッシュ大統領来日

 引き続き、五輪フィギアスケート・ペアの不正判定問題。
 不正が明らかになった直接の原因は、くだんのフランス人女性審判が、審判の反省会で、「フランス・スケート連盟から圧力をかけられていた」と、自ら涙ながらに告白したことにあったそうだ。……やっぱり前から嫌気さしていて、良心の呵責に耐えかねて告白しちゃったんだろうなぁ…。

 フィギアでのカナダの訴えは通ったが、ショートトラックでの日本の訴えはあっさり却下された。
 そう、ショートトラックの男子1000m準決勝で、寺尾悟が他の選手を妨害したとして失格になったが、「寺尾はそんなことしていない」として、日本側が抗議した件だ。
 審判側によると、「寺尾が中国選手を押して倒した」とのこと。その瞬間のビデオを私もテレビで見たが、どう見ても彼は押してない。それどころか、中国選手が先頭のカナダ選手の左太股を押しているように見える。審判達はちゃんとビデオで確認したのだろうか?
 寺尾のコーチは「反則した選手を間違えたとしか考えられない」として、ルール改正を提案する文書を、ISU(国際スケート連盟)に提出する意向とのこと。
 もともとこの競技は、1人がちょっとバランスを崩してしまえば、周囲も巻き込んで一斉に倒れてしまうような不安定なものだ。実際、その後の決勝では有力選手が次々と倒れ、一番最後を走っていたオーストラリアの選手が、棚からぼた餅で金メダルを手にした。
 なお、女子500m準々決勝でも、日本の田中千景選手が「カナダ選手を押した」として失格となっている。彼女のコーチは「カナダ選手は押されていないのに、押されたふりをした。それを審判が見極められなかった」と話している。
 アクシデントがあった時の判定は難しいものだとは思うが、
せっかくビデオというものがあるんだから、それをちゃんと活用すれば、こういった後味の悪い裁定は減るのでは?……というのは素人意見だろうか。
 ついでに言えば、プロ野球での微妙な判定も、ビデオで見れば一目瞭然というものがけっこうある。なぜ活用しないんだろうか?

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 ブッシュ大統領が来日。
 明治神宮参拝では、ブッシュ大統領夫妻のみが本殿を参拝し、その間、小泉首相は外で待っているという苦肉の策がとられた。小泉首相が彼らとともに「公式参拝」することは、憲法で定められた「政教分離」に違反する恐れがあるとの一部の声に負けたからだろう。
 ブッシュ大統領夫妻と神主さん(?)だけが一礼して参拝する映像を見たが、
「おいおい、小泉さん、お客さんをほったらかしでいいの?」てな感じで、何か妙だった。
 まぁ、もとはと言えば、今の日本の憲法を作ったのは米国なんだから、ブッシュも「俺をほったらかさないで、ちゃんとついて来てくれよ」なんて、文句は言えないだろうが。
 それにしても、今回参拝することが違反なら、正月恒例の伊勢神宮参拝も違反だろう。なのに、誰もそれには文句を言わない。摩訶不思議。
 その後、二人は流鏑馬(やぶさめ)見物へと移動した。馬上の人が次々と的を弓で射抜く姿を楽しげに見物する小泉&ブッシュの姿を映しながら、「この二人は鷹派と呼ばれているが……」とナレーションをつける局があった。二人が好戦的だと印象づけたいんだろうか?
 そもそも、小泉が鷹派とはどーゆー発想なんだろう?不審船の引き上げすら遅々として進まないというのに。日本で鷹派と呼ばれたとしても、世界基準から見たら全然当てはまらない。
 また、私に言わせれば、ブッシュもそう好戦的とは思えない。単にクリントン時代のツケを解消して行っているだけじゃないか。特に、中東和平が悪化した原因は、多分にクリントンにあるというのが、論壇での大方の見方だ(細かい記事は産経しか読んでないので、他紙がどう見ているのかわからないけど)。先日の「悪の枢軸」発言が論議を呼んでいるが、米国はああいう大げさな発言をよくするもので、別に珍しいことでも何でもない。
 ブッシュの訪日の目的は、「日本の経済再生、どうなってんの?」及び「『悪の枢軸』封じ込めに協力してね」か(^_^;。
 対テロに関しては、日本人拉致・ミサイル・不審船など、様々な形で北朝鮮から主権を侵されている日本としては、米国を全面的に支援する他ない。
 気になるのは、反米気運が高まっている韓国だ。同胞である北朝鮮を悪者呼ばわりされては、そうなるのも仕方ないんだろう。が、南北会談をきっかけに、「南北統一だ!」という勢いは出たものの、それ以降は全く交渉が進まず、最近ではすっかり統一ムードは冷めていると聞く。
 明日、ブッシュはその韓国へ出発するが、さて、どうなることやら。

 ニュース23を見て驚いた。大統領歓迎のレセプションに筑紫哲也が晴れがましい顔で登場、ブッシュと握手してニコニコと何やら会話してた。日頃は反米的な報道してるくせに……何なんでしょ、この人は(__;)。

2月16日(土)判定が覆った!

 五輪のフィギュアスケート、ペア・フリーの採点をめぐる問題。
 国際オリンピック委員会(IOC)は「フランス人審判に不適切な判定があったと判断する十分な証拠が得られた」として、2位のカナダ組にも金メダルを与えることを決定した。優勝したロシア組の金メダルはそのまま。つまり、金2組、銀なし、銅1組ということになる。審判の不正が原因で一度確定したメダルが覆るのは五輪史上初とのことだ。
 そのフランス人審判は、「ある種の圧力」を受けて不適切な判定をしたと認めたそうだ。もちろん、不正は許されるべきではないが、立場上、「圧力」に屈しなければいけなかった事情があったのかもしれない。五輪が「政治」に利用されるのは定番だが、もしかして、今回もそういった政治的な働きかけがあったのだろうか??
 それにしても、フィギュアは「審判の主観」も入ってくるから難しい。タイムや飛距離で順位が決まるようなわかりやすい競技だったら、こんなことは起こり得ない。
 それだけに、私はたとえ不正があったとしても、
本人(審判)が「私の採点基準ではロシアが1位だ」と言い張れば、それで通ってしまうだろうから、判定が覆ることはあり得ないと思っていたのだ。だから、この結果には非常に驚いている。
 ひょっとして、このフランス人審判、実はこういった圧力を日常茶飯事的に受けていて、半ば告発のつもりで不正を認めたのかも?……と、ふと思った。

2月15日(金)今大会は「君が代」なし?

 フィギュアのシングル、本田武史は4位入賞。
 あそこで4回転が決まってればあるいは……という展開だっただけに、惜しい!
 ショートプログラムでは2位で、メダルも狙えると言われていたが、ショートプログラムよりも今日のフリーに採点配分が重きを置かれているので、致し方ないか。
 何と言っても、本田はまだ20才。オリンピック出場のチャンスは今後もまだまだある。技と精神面に磨きをかけて、4年後に向けて頑張れ!
 しかし、スピードスケートの清水と言い、今大会は「惜しい!」というのが目立つなぁ。
1度でいいから、「君が代」聞きたい!というのは贅沢かな?

 ところで、本田が滑った「アランフェス協奏曲」だが、私はこの曲が大好き!切なくて良いわ〜。
 随分昔だが、「槇村さとる」さんの「愛のアランフェス」というフィギュアスケートがテーマの少女漫画があって、それを見て知ったのが最初。さっそくレコード買いに行って聴いてみたら、ほんとに素敵な曲だった。
 作曲したのはスペインのロドリーゴだが、実はまだご健在。てっきり亡くなってると思ってたので、最近それを知って驚いた。

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 鈴木宗男議員、今度は「ムネオハウス」やら「ムネオ号」やらで叩かれてますな。
 仮に、さも自分が資金を出したように言って、現地(北方領土の国後島)の人たちを勘違いさせているとしたら、もちろんこれは問題だ。
 でも、そうでなくて、現地の人が「これはムネオのお金ではなくて、日本人が出した税金で造られたもの」とちゃんと認識できてれば、そんなにこだわる事でもないように思えるんだが。
 「ムネオハウス」はあくまで通称であり、正式名称は「友好の家」とのこと。地元の人たちが、強制されたのでなく自発的に好意で「ムネオハウス」と呼んでいるのであれば、好きに呼ばせてあげてもいいのでは?
 むしろ、
鈴木宗男が「二島返還論」を現地の人たちにアピールして、四島一括返還の道を遠ざけているとしたら、こっちの方が大問題だと思う。

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 鈴木宗男と来れば田中真紀子(^_^;。その真紀子が裏金問題で給与を返してないことが発覚した。
 これは、昨年11月末に外務省のプール金問題の責任をとるため、「給与1ヶ月分を自主返納する」と言っておきながら、未だにそれを返納していないというもの。
 人にはとやかく言うくせに、自分がそれじゃあねぇ……。

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 鈴木宗男議員とODA(政府開発援助)との関連が取り沙汰されているが、3日ほど前、テレ朝の朝のワイドショーが「ケニアのODAの実態」を取り上げていた。
 ケニアで現在進められているダム工事、この費用はODA、つまり私たち日本国民の税金で賄われているのだが、ここに国会議員(宗男の名前は出なかった。別の議員か?)や日本業者の利権が絡んでおり、機密費問題みたいに使途不明金がかなりある、とのこと。
 コメンテーターは「ケニア国民は誰も喜んでいない。こんな馬鹿な援助、いや、浪費はやめろ」と言っていたが、
だったら、まずケニアより何より中国に言及しろよ。
 ケニアでは「ODAがダム工事に充てられた」ってことで、まだわかりやすいが、中国の場合、日本からせしめたODAがどう扱われているのかが実に不透明だ(と言うより、「軍事費に充てられている」という説が有力)。
 ODAはもともと、経済的に貧しくて開発費用がないという国に対して行われるもののはず。2008年にはオリンピックまでやろうって国に、いつまでも多額のODA供与を続ける意味はあるのか?
 驚くべき事に、中国自身も第三国へのODA供与を行っている。日本からのODAの一部が、そっちに回されてるんじゃないか?という説も根強くある。
 そのうえ、感謝してくれればまだしも、恩を仇で返すような、中国の「反日攻撃」は今日まで延々と続いているのだ。ああ、ムカツク。
 (
過去ぼやき01年6月分の6/30参照)

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 (昨日の続き)夫はまだはっきりしない。今日はバンドの練習があるとのことで、帰りが遅い。

2月14日(木)バレンタインの悲劇

 バレンタインデー。夫は1年でこの日が一番嫌いだ。
 今年は特にひどくて、昨日なんかは「会社休むぞ!」と大荒れだった。結局ちゃんと出社はしたが。
 なぜ夫はそんなにもバレンタインが嫌いなのか。理由は簡単。甘い物が大の苦手なのだ。
中でもチョコレートは、匂いをかいだだけで気分が悪くなるほど超苦手。
 だけど会社で、女子社員に「どうぞ」と渡されたら拒むこともできない。包んである物ならまだいい。持って帰って私に渡せばキレイに平らげてもらえるからだ(^_^;。
 問題なのは、「おひとつどうぞ」とばかりに、チョコを裸で手渡された場合だ。「いらない」と言うのも悪いし、かと言って一旦受け取ったものを他の人にあげるのもはばかれる。まさか捨てちゃうわけにもいかないし。無理してその場で食べて、後で洗面所でうがいしたこともあるそうだ(律儀と言うか、気が弱いと言うか……)。
 ここまでの思いをした上に、ホワイトデーにはお返しも考えなければいけない。「いいことなんてひとつもない!」と夫がぼやくのも理解できる。
 とは言え、女性の立場から見れば、そもそも義理チョコ習慣を迷惑に思っている人が大半だろう。きっと夫の会社(出向先)の女子社員の皆さんも、「こっちだってほんとは義理チョコなんかあげたくないのよ」てな感じで、はた迷惑に思ってるんだろうなぁ。
 バレンタインとは本来、女性が自分の好きな男性に「愛の気持ち」を込めてチョコレートを贈るもの。なのにいつの頃からか、義理チョコなんてものも配る習慣が根付いてしまった。全く、こんなはた迷惑な習慣、とっとと無くなればいいのにねぇ。

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 一昨日にちょこっと書いた、五輪のフィギュアのペア。
 ロシアが優勝、カナダが2位だったのだが、ロシアがジャンプで転倒したにもかかわらず優勝したことから(カナダはジャンプはノーミスだった)
「審判の判定に不正があったのではないか」という疑惑が持ち上がり、調査が始まるようだ。よくわからんけど、ロシアを勝たせるよう一部の審判に圧力がかかっていたのでは?ということだ。
 確かに素人目に見ても、「何で?カナダの方が良かったのに!」と思えたのだが、まさか本当にそういう疑惑が出てくるとは……。
 が、もし疑惑が真実だったとしても、規定により、判定が覆ることはないらしい。

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 夫がまたキレた。
 今年もバレンタインで嫌な思いをしたようだから、それでか?と最初は軽く考えていたのだが、実はそうではなかった。
 夫がキレた理由、それは、これまでに何度も何度も話し合ってきた夫婦間の問題について、だった。
 私の結論はずっと前から出ていた。なのに、
夫がこれまでダマシダマシに自分の結論を延ばしていたのだ。それが、今日、ついに決心がついたらしい。
 夫は言った。「俺はやっぱり自分の子供がほしい。お前はどうしても子供産みたくないのか?」。
 私は答えた。「うん。万一できてしまったら産むだろうけど、自分から積極的に作る気持ちはないよ」。
 夫は激昂し、こう言い放った。「じゃあもう離婚するしかない!別れてくれ!」。
 ……ついに来たか、この日が。前から薄々わかっていたせいか、思ったほどショックを受けなかったが、やっぱり一人になると、ちょっと泣けてきた。
 お風呂に入って、気持ちを落ち着けた後、夫がいる居間兼寝室に行った。「じゃあ、離婚に向けて具体的な話しよう」と、私。ところが夫は「今、テレビ見てて忙しい」と、取り合ってくれない。仕方ないので仕事部屋に行き、しばらく仕事した後、また居間に戻って話をしようとしたが、今度は「新聞読んでるから忙しい」。
 結局、今日は何も具体的な話ができなかった。このまままた逃げるんだろうか、この男は。いっつもそう。「離婚や!」と自分から言っておいて、いざ話が進み始めると逃げるのだ。
 何やねん、もう。はっきりせーや!……このままじゃ、私もキレるぞ(-.-#)。

2月13日(水)清水の「銀」の陰にあるもの

 スピードスケート男子500m、清水宏保は銀メダル。金とはわずか0.03秒差。惜しい!
 2大会連続のメダル。それだけでも賞賛に値するはずなのに、マスコミは口を揃えて「残念」。清水本人も悔しさを隠さなかった。
 表彰台に立つ清水を見て、金・銅の選手との身長差に改めて驚いた。すごいリーチの差。にもかかわらず、彼は何度も世界記録を更新してきたトップアスリートなのだ。
 以前、テレビで清水のトレーニング風景を見たことがある。自転車を取り入れた厳しいトレーニング。酸素不足になり床に倒れ込んだまま起き上がれない。見てるこっちまで辛くなった。「極限状態まで自分の身体を痛めつける。そうすることで気持ちも極限を超える」というような事を彼は言っていた。世界の頂点に立ってなお、自己の意識改革を怠らない孤高の人なのだ。
 さらに驚くべきことは、彼が昨年秋に腰を痛め、そもそも「オリンピックに出られるのか?」状態だったこと。腰痛で練習もロクにできない。それどころか、朝起きた時に靴下すら履けない。ベストからほど遠い状態のまま迎えたオリンピック。なのに堂々の銀メダル。すごい。いったいどこにそんな底力があるのだろう。
 「
『腰が痛い。練習が嫌だ。でも練習しなければ。みんなも応援してくれている。それに応えたい。途中で投げるのは嫌だ』……こんなふうに、気持ちのアップダウンがすごかった」
 「やっぱりオリンピック・チャンピオンになりたかった。こういう状態(腰痛)でも金を取れるのが本当の実力者だと思う」
 「4年後までにどこまで世界記録を更新できるか。頑張っていきたい」
 ……彼の言葉、そのひとつひとつに、ものすごい重みを感じる。すでに4年後に気持ちが向いている清水。気持ちの切り替えが素早く出来るのも、トップアスリートたる所以だろう。

 それにしても、朝日新聞なんかは、オリンピックなど大きな世界大会がある度、「選手諸君、自分のために頑張れ。国なんか背負わなくていい。私たちも国籍にかかわらず、全選手を応援すべき」とか言うが、実際に大会が始まってみたら、大きく取り上げるのは日本選手の活躍や動向ばかりで、ナショナリズム丸出し。
 朝日新聞だけじゃない。普段はナショナリズムに異議を唱えている一部マスコミも、こぞって「日の丸飛行隊に期待!」「ガンバレ日本!」だ。この矛盾。やーね。
 あと、市民団体レベルで「日の丸・君が代」に反対している皆さんは、オリンピック期間中はどうしてるんでしょ。こんなに日の丸がメディアに露出する期間は他にないんだから、今こそ「反対!」とシュプレヒコールするべきなのに、そういうニュースはとんと聞かない。

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 ロッテや中日で活躍した元プロ野球選手の愛甲猛が失踪!?……という記事が一部スポーツ新聞に載り、ちょっとした騒ぎになった。
 結局、本人自ら某紙のインタビューに答え、「自宅で普通に生活してた。失踪記事を載せた新聞には法的措置も考えている」ってことで、いちおう落着したようだ。
 それはどうでもいいんだが(よくないか)、一部のワイドショーの見出しを見てぶっ飛んだ。
「元甲子園のアイドルが失踪!?」……って、何十年前の話やねん。いくら何でもこの見出しはない。ロッテ時代は看板選手として活躍したのに、「元甲子園のアイドル」扱いじゃ、本人も立つ瀬がないでしょ(T_T)。

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 皆さんの反論が来るのを覚悟で言わせてもらえば、「会社員の医療費自己負担3割へ」は、致し方ないのではないか?
 いや、もちろん、負担が増えるのを単純に歓迎しているのではない。国民健康保険と比べての話である。
 ご存知の通り、国保は自営業の人や、会社勤めであってもフルタイムで働けないなどの理由で会社の保険に入れてもらえない人などが加入している。派遣社員でも長期の仕事にありつけず、国保に入ってる人も多かろう。私も一時期加入していた。
 そんな私に言わせれば、国保は「安定性のない仕事をしている人」、つまり「社会的弱者」のための保険だ。保険料は安めとは言え、患者はだいぶ前から3割負担を強いられていた。そのうえ健康診断もない(自発的に市区町村の健康診断を受けることはできるが、診断の種類によっては有料のものも)。「な〜んか不公平だよな〜」と感じていたのは、私だけではあるまい。
 保険だけでなく年金もそうだが、このまま行けば破綻するのは誰の目にも明らかだ。ずるずると先延ばしにしていくのは簡単だが、それでは私たちの子供の世代、孫の世代に大きなツケを背負わせることになる。もちろん、誰だって余計なお金は支払いたくない。だけどやっぱり、「自分たちの世代さえ乗り切れればいい」というミーイズムは、許されるべきではないだろう。
 もっとも、医師会なんかは強硬に反対しているようだが、これって結局「患者が減ると売り上げが減って困るから」でしょ。そして、厚生族議員が反対しているのは、決して国民のためではなく、そんな医師会に便宜を図りたいという動機から。……そんな気がしてならない。

2月12日(火)新聞休刊日に異変

 昨夜、サーバーにアクセスできなかった。おかげで昨日は日記を更新できなかった。
 最初はサーバーに障害が発生したのかと思ったが、どうも新しく入れたウイルス対策ソフトとの相性に問題があるようだ。やーね、もう(__;)。

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 2001年の最悪映画及び最悪俳優を決める第22回ゴールデン・ラズベリー賞のノミネートが発表された。「パール・ハーバー」が、最悪映画など6部門で選出されたとのこと。
 私はこの映画は見たことないんだが(見る気もしない(^_^;)、時代考証のデタラメさが評価されたということか?

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 今日は新聞休刊日だが、新聞によっては、また家庭によっては、特別版が配達されたそうだ。
 産経新聞が休刊日発行を決定したため、他社もそろって真似したらしい。産経は「初めて産経を手にした読者」を意識した紙面作りをしてあったようだが、他紙は「間に合わせ的に作った」程度の出来だったようだ。
 産経はこの前から「ワンコイン作戦」ってことで駅売りを100円に設定、読者拡張を図っているらしいが、現実はどうなんだろう?少しは増えているんだろうか?
 夕方、関西ローカルの情報番組(朝日放送)を見ていたら、この「特別版」について大谷昭宏が講釈していたのだが、その中で、
「読者は値段やサービスなどに惑わされることなく、中身で新聞を選んでほしい」と言っていた。とは言え、彼のお薦めはやっぱり朝日新聞なんでしょうねぇ。はぁ〜。

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 ソルトレークシティ冬季五輪。フィギュアのペアはロシアが優勝したが、ワタシ的には2位だったカナダのペアの方が、より素晴らしく思えたので、何で?って感じ。
 夫なんて、彼らのスケーティングを見て「感動のあまり」泣いてしまったというのに……(泣くなよ(^_^;)。

2月11日(月)大阪は珍しく雪が降りました

 道頓堀名物「グリコの看板」。隣の「雪印」が寂しく見える。……そのうち無くなるんだろうか?

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 ソルトレークシティ冬季五輪。里谷多英がフリースタイルスキー女子モーグルで銅メダル獲得。期待された上村愛子は6位だった。
 どこの局だったか忘れたが、アナウンサーが里谷にアホな質問をした。「オリンピックに強いですが、何かコツとかあるんですか?」。
 すると里谷はおっとりと答えた。「練習することです」。練習に裏打ちされた自信が、そのまま本番で発揮されたということだろう。
 スポーツ選手というのはほんとに大変だと思う。私なんて、去年肩こり解消のために始めたダンベル体操すら、最近さぼりがち(^^ゞ。
日々練習し努力を怠らないこと、常に上を目指す気概を持つこと、私に言わせれば、それらもまた「才能」だ。
 さて、期待されたジャンプ陣だが、ノーマルヒルでは入賞者すら出なかった。長野以来、日本選手にとっては不利なようにルール改正されてきたし、まぁこんなもんなんだろう。

2月9日(土)そんな手抜き仕事で大丈夫?

 ソルトレークシティ冬季五輪、開幕。
 だけど、
いまいち盛り上がってないように思えるのは、気のせいか?(^_^;
 まぁ、競技が始まれば、嫌でも盛り上がるか。

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 昨日、フリートーク用掲示板にこういう投稿をいただいた。
「いくらデザイン力や企画力が認められても、
基本的な業務ができないようでは、いずれ周りの人間からの信用を失うことになりかねないし、仕事も減るのではないでしょうか」。
 全くその通りだと思う。先日、これを痛切に感じた出来事があった。

 取引先の某印刷会社に納品&原稿受取に行った時のこと(私はMACを使ってチラシ入力の仕事を在宅でしている)。
 待合室で外注担当者が来るのを待っていると、私と同じ外注スタッフのA子さんがやって来た。彼女も納品&原稿受取に来たのだ。別に示し合わせているわけではないが、A子さんとは週に何度か顔を合わせる。
 A子さんは50才前後の人で、他にメインでやってる仕事があり、そこはここの仕事よりも単価はかなり良いそうだ。
 担当者が来るまでの間、二人で雑談していたのだが、彼女は驚くべきことを私に訊いてきた。「あなた、プリントしてるん?」。
 はい?……意味がよくわからず聞き返したら、こういうことだった。「あなたは、データ入力が終わった後、試し印刷して、校正してるの?」。
 「もちろんやってますよ」と答えたら、彼女はこう言った。
「何で!?インク代と紙代が勿体ないやんか!」。私は驚いてしまって、思わず、「何でって、校正するのは当たり前ですやん!」と、声のトーンを上げてしまった。
 が、A子さんは平然と、こう続けた。「だってここ、単価安いんやもん。勿体ないやんか。それに、私がメインでやってる仕事の方、原稿が細かくて、すっごい時間かかるんよ。だから、こっちにはあまり時間とかコストとか、かけてられへんわ」。
 気持ちはわからんでもないけど、仕事は仕事でしょ?どっちも手を抜かずに全力を尽くすべきでしょ?……

 それから3日ほど経ったある日、またA子さんと鉢合わせた。
 外注担当者がやって来て、彼女に言った。「A子さん、ちょっと来てもらえませんか。社長が話があるそうなんで。あ、くっくりさんの次の原稿、すぐ持ってきますから、もうちょっと待ってて下さいね」……。
 A子さんと担当者が去って、約3分後。先にA子さんが戻ってきた。手には、会社側が印刷した校正用のプリントがあった。赤ペンがぎっしり入っている様子。
 どうしたの?と私が尋ねる前に、A子さんは笑いながら言った。「あはは〜、怒られてもーたわ。『入力ミスが多すぎる!ちゃんと校正して!』やて」。……ほら、言わないこっちゃない(^_^;。
 「でも見てよ、くっくりさん。この部分なんか、画面上はちゃんと表示されてたのに、印刷したら消えてるんよ。変やわ」。……おいおい、まずは自分の行為を反省しろよ!と思いつつ、「あー、これ、文字がオブジェクトの下に配置されてしもてるんちゃいますか?」と、私はやんわりと言った。
 が、A子さんはそれでも
「えー、でも画面で見たらちゃんと文字見えてたよ〜。ウチのMACって古いからそれでかなあ〜?」とか、言い訳がましいことばかり言って、全然反省の色なし。
 私は内心、『何やこの人は……』と呆れつつも、「画面で見てるのと、印刷して見るのと、結果違うことってけっこうあると思うんですよ。だから、やっぱりちゃんとプリントして校正した方がいいですよ。私、ここで仕事して3年ですけど、これまでに何度か外注に対して、『入力ミスが多いので、必ず1度は校正して下さい』って通達が来てますから」と、言った。
 ここまで言って、ようやく彼女も「そうかぁ。やっぱりプリントせんとアカンのかなぁ」と、殊勝な態度に変化してきたが……。

 A子さんは長年、SOHOでこの仕事をしてきたと言う。はるか年下でキャリアも浅い私が偉そうに言えた義理ではないが、こんないい加減な仕事してて、よく今まで来られたものだと驚いてしまった。
 最初は、手を抜いてるのは「こっちの仕事」だけで、「メインの仕事」は力入れてやってるのかな?と思ったが、「画面表示と印刷結果が違うことがある」ことにすら気づいてなかったのを見ると、実はメインの方もけっこう手を抜いてるのではないか?…だとしたら、そっちの会社から、これまでにクレームが来たことはないんだろうか?……うーむ、不思議だ(^_^;。

2月8日(金)十分怪しい!

 今、関西地区のみだが、毎週木曜日の深夜に「妖怪人間ベム」の再放送をやっている。
 毎週ビデオに録って、夫と二人で楽しく見ている。
 私が最初にこのアニメを見たのは、小学校低学年の頃。その時点ですでに本放送ではなく、再放送だった。
 未だに思うのは、このアニメはいったいどこの国が舞台?ってこと。出てくる妖怪やら幽霊やらは全部西洋風だし、登場人物は英語圏の名前(メアリーとか)だし、空はいつもどんよりと曇っているし、……イギリスあたりが舞台かな?
 昔は気づかなかったが、ベムたちが訪れる街って、いっつも無人なのだ。通行人とか全然出てこない。たぶんアニメーターが絵を描くのが面倒だったんだろうけど(^_^;。
 ストーリーは、ほぼパターン化されている。
 悪人やら妖怪やらが出てきて、子供が命を狙われる。それを察知したベロがその子を助けようと頑張る。が、ベロも子供なので、ピンチに陥る。そこへベラが助けにやって来て、「あたしを怒らせると怖いよ!」とか言いながら暴れる。それでもやっつけられなければ、真打ちのベムが登場、あっさり悪人or妖怪を退治しちゃう。妖怪の場合は死んでしまうが、悪人の場合は、死んだわけではなくいったん気を失っているだけ、というのが多い。そして次に目覚めた時、その悪人は「いい心になっている」(ベラの能力らしい)。
 しかし、この独特のおどろおどろしさはやっぱりたまらん。子供の頃は、ほとんど「お化け屋敷」に入った感覚で見ていたように思う。
 ベロって
「おいら怪しいもんじゃないよ」っていつも言うけど、やっぱり怪しいって。だって指3本しかないんやもん(^_^;。ところが、出てくる登場人物のほとんどは、そのことに全然気づかないのだ。気づくやろ、普通(^_^;!
 ……てなふうに、ツッコミ入れながら楽しめるのも、昔のアニメならでは、ですな。
 ちなみに、小学校5年の時の担任の先生のあだ名が「ベラ」だった。化粧が濃くて、顔もきつめ、性格もきつめだったから無理もないかも。でも、私はこの先生が大好きだった。

2月7日(木)更迭された人、されそうな人

 田中真紀子更迭の余波が未だ冷めやらない政治の世界。
 昨夕、新旧外相が電話で激しくやりとりする一幕があったという。
 川口外相が真紀子に「改革についてあなたの意見をお聞きしたい。いつ会えますか」と尋ねたところ、真紀子は「それはいいが、まだ事務の引き継ぎ式が終わっていない。けじめがついていない。このままにしたら9ヶ月間の外交は何だったのか?ということになる。それをやってからなら協力します」と答えた。
 それに対して、川口外相は「外相の仕事は、あなたから一旦小泉総理に引き継がれて、私は小泉総理から引き継がれたんです。あなたと私との間に引き継ぎがないのは総理の方針でしょう」。結局、話し合いは物別れに終わったとのこと。
 ちなみに、この内容は真紀子の事務所が明らかにしたそうなのだが、「どちらが電話をかけたのか?」で、また証言が食い違っているらしい。
 真紀子側は「電話は川口さんの方からかかってきた」と言い、川口外相は「電話は真紀子さんの方からかかってきた。その時私は電話中だったので、あとで折り返しかけた」と言っているそうだ。ってことは、最初にアクション起こしたのは真紀子なのか?
 この程度のことで大騒ぎするマスコミもアレだけど、それにしても真紀子って、セコすぎないか。まさか新外相に嫌がらせしてるわけじゃないだろうけど、何でそう細かい事にこだわるのか。そんな「形式」にこだわるなんて真紀子らしくない。
 確かに辞め方(辞めさせられ方)は納得いくものではなかったろうが、
本当に外務省改革を望んでいるのであれば、私怨は捨てて、川口外相に積極的に協力してあげればいいのに。
 
この、一見「田中真紀子VS川口順子」とも見える図式だが、実は真紀子が怒っている対象は川口外相ではなく、「引き継ぎをしてくれない」小泉首相という見方もある。
 そんな今日、国会でのこと。
 小泉首相が、自由党議員の質問に対する答弁で、こう言った。「ある時は抵抗勢力が協力勢力になる。ある時は協力勢力が抵抗勢力になる」。
 それを聞いた真紀子、その場でメモに何か書き、隣の議員に見せた後、くしゃくしゃにした。メモには「はぐらかしの名人」と書いてあった(フジテレビの撮影画面より)。
 その後、今度は複数の自民党議員から次々とメモが真紀子のもとに届き、そこには議員の名前を一覧にして書いたものもあった。
 国会が終わった後、真紀子は韓国の駐日大使と会談したそうだ。韓国と言えば、 先日、日韓歴史共同研究に絡んで、韓国側が「研究結果を日本の歴史教科書に反映させろ」と言ってきたが、日本政府はそれを断ったという出来事があった。その直後だけに気になる。真紀子は小泉首相の靖国参拝に反対するなど、親中・親韓派だ。いったい大使と何を話したんだろうか?
 ひょっとして、真紀子はすでに「抵抗勢力」になっているのでは?……

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 武部農水相の更迭問題が未だに騒がれているのはどういうことか。
 それも、野党やマスコミだけが「更迭すべき」と騒いでいるのではない。与党内の一部の議員からも更迭論が持ち上がっているのだ。
 不信任案採決の時には
「反対(辞めさせるな)」に投票したはずの与党議員が、後になってぐちゃぐちゃと「更迭しろ(辞めさせろ)」と、正反対のことを言っているんだから、こんなアホな話はない。
 だったら採決の時に「賛成(辞めさせろ)」に投票すりゃえーのに、と、ついつい素人考えをするんだが、党の方針でそうもいかんというのが政治の世界。政治家がこんな矛盾したことやってるから、私たちは政治不信に陥るのだ。
 武部農水相の対応は確かに悪いと思う。が、ちょっと気の毒だなーとも思う。狂牛病対策というのは最初に英国で狂牛病が確認された時点から、現在まで延々と引き継がれてきたものであり、その間に在任したお歴々たちも、いわば同じ穴のムジナで、たまたま彼らの在任中には問題にならなかっただけで、ラッキーだったに過ぎない。
 ただ、薬害エイズ訴訟で、たまたまその時在任していた菅厚生大臣(当時)が政府としてきちんと謝罪したり、昨年のハンセン病訴訟では、小泉総理が歴史的な英断をしたが、こういう潔さというのか、政府として申し訳なかったという反省の気持ちが、武部農水相の態度からはさっぱり見えてこない。
 でもなー、やっぱり田中真紀子と比較してしまう。彼女は外相就任中、何度も失策をやらかして、何度も更迭の危機にさらされたのに、その都度マスコミの強い援護射撃を受けてそれを免れてきた。それと比べると、狂牛病の件だけで武部が更迭されるとしたら、何かやっぱり割に合わないような気がする……。

2月6日(水)平沢勝栄が「真紀子応援団長」に復帰した理由

 ワイドショーにおけるコメンテーターの発言というのは、当たり障りがなかったり、視聴者に媚びたりが多いのだが、たまーに言いにくいことをズバリと言ってくれる人もいる。
 今日、一番スカッとしたのは、「ワイド!スクランブル」に出演していた政治評論家の三宅久之さん(やや甲高い声で頭ツルツルのメガネのおっちゃん)の次の言葉だ。
 【平沢勝栄と昨日会ったんですよ。で、「あなた、『田中真紀子はもうダメだ!やることなすこと滅茶苦茶だし、忠告しても全然聞かない!』って一旦は見限ったくせに、なんで更迭後はまた彼女の応援団長に戻っちゃったの?」って訊いたら、
「真紀子がどうこうじゃないんだ。俺は鈴木宗男が嫌いなんだ!」って言ってました。】
 すると、司会の大和田漠ってば、「あちゃー、言っちゃったよ。この人は……」てな表情になり、タジタジの焦りまくり。
 なんせ、テレビ朝日にとって、平沢勝栄は大のお得意様。ニュース関係はよく知らないけど、ワイドショーではほとんど毎日のように出演させては、真紀子を持ち上げてもらうという作戦を採っているんだから。
 そんな平沢勝栄の本音をこうもあっさりとばらされちゃー、こりゃ三宅さん、次からは呼んでもらわれへんかもなぁ(T_T)。

 テレビ朝日と言えば、これは昨日の「スーパーモーニング」での話なんだが、「女性30人、スタジオ生激論!」つーのをやっていた。
 冒頭でアナウンサーがこう言った。「30人の皆さんに最初の質問です。『真紀子さん更迭には納得できません』という方は、手を挙げて下さい!」。
 
すかさず30人全員が手を挙げた。……議論終わっちゃったよ、オイ!(^◇^;)
 やっぱ、これって事前に面接とか書類審査とかあるんだろーなぁ。で、予め真紀子を支持しない人間は落としておいて、真紀子ファンだけを出演させる、と。で、スタジオに「真紀子さんが可哀想〜!もう小泉さんなんて嫌い〜!」という感情の嵐を巻き起こす、と。
 こんなん、ヤラセや(;^_^A !

2月5日(火)神のお告げ!?

 昨日私が「こんな会社は潰すべきだ!」と書いたからではないだろうが、今日、雪印食品を事実上解体して売却することが、親会社の雪印乳業によって発表された。
 雪印乳業本体の主力事業である牛乳事業についても、地域分社化や外部企業との資本・業務提携を進めるなど、抜本的な再建に取り組む方向で行くらしい。
 牛肉偽装事件が表面化してから2週間で、解体の決定。えらく素早い展開のように思える。それだけ、販売店や消費者の怒りや失望が大きかったということだろう。

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 昨年からすっかり「吉岡病」の私(^_^;(吉岡とは、私の愛する大阪近鉄バファローズの内野手)。
 週に1回ペースで吉岡は夢に出てくるのだが、今朝の夢はいつもとちょっと違った。
 吉岡は私にこう言ったのだ。
 
「今年も近鉄は優勝します。キーマンは中日から来た選手です」。
 つーと、キーマンは去年中日からトレードで来た益田か!? あるいは出戻りの小池か(もともと近鉄の投手だったが、数年前中日にトレードで移籍、今年からまた近鉄に復帰)!?
 どうか正夢になりますように……。

2月4日(月)高い金払って買った国産牛肉が……!?

 雪印食品の一連の牛肉偽装事件。
 一番最初に偽装(狂牛病対策の牛肉買い取り制度悪用)が発覚した当時、私は「これは会社ぐるみではなく、リストラに怯えたセンター長が独断でやったのでは?」と考えていた。なぜなら、親会社である雪印乳業の食中毒事件の後遺症もまだ冷めやらぬ時期に、こんなズサンな事を、しかもたった1000万円ちょっとの利益(会社として見れば微々たる金額だろう)を得るために、会社として組織的に計画するだろうか?と疑問に思ったからだ。
 が、その後の調べで、個人レベルではなく、会社ぐるみで不正を働いていたことが次々と明らかになってきた。しかも、不正は買い取り制度を悪用した詐欺行為だけにとどまらず、輸入牛なのにラベルを国内産に貼り替えたり、北海道産なのに熊本産に張り替えたりと、様々なダマシをやってきたということもわかってきた。

 今日、新たに発覚したのは、熊本産のラベルを貼って偽装した輸入牛肉約1.7トンが、沖縄県に出荷されていた事実。これは、販売経路が明らかになった最初のケースだそうだ。
 問題の輸入牛肉は、同県内に数十店舗を展開するスーパー1社に出荷された。スーパー側は、輸入牛肉とは露知らず、それを熊本産牛肉として完売してしまった。
 つまり、雪印食品はこのスーパーに対して、「安い商品を高い商品に見せかけて、本来より高い値段で売る」という詐欺行為を働いたわけだ(本来の4倍の値段で売ったらしい)。スーパー側は、「雪印ブランドを信じてきたが、裏切られた」と話している。
 しかも、こういったラベル張り替えによる産地の偽装は、最近に始まったことではなく、10年も前から行われていた疑いが強まっている。
 全くひどい話だ。一消費者として言わせてもらえば、こんな怒り心頭の話はない。バカにするにもほどがある。

 私に限らず多くの人がそうだと思うが、輸入牛よりも国産牛の方がモノが良さそうだし、おいしそうだし、割高というイメージを持っている。実際、スーパーで「おお、これは安い」と思って手に取った牛肉のラベルを見ると、たいていアメリカ産とかオーストラリア産だったりする。
 私は仕事で取引先に行った帰りに、いつも食糧の買い出しをする。帰り道のルートによって、いろんなスーパーがある。各スーパーの売り出し曜日はだいたい暗記しているので、「火曜日はAスーパーが安いから、この道で帰ろう」てなふうに、ルートを使い分けている。
 そんなこんなで私がよく利用するスーパーは5軒ほどに上る。このうちどのスーパーが雪印食品から仕入れていたのか?あるいは仕入れていなかったのか?を、私が知る術はない(仮に店側に尋ねたとしても、正直に教えてくれるとは思えない)。
 国内産だと信じて高い値段で買った牛肉が、実は安い輸入牛肉だった……ということも、私の知らないうちに何度かあったかもしれない。となると、こんな疑問が浮かんでくる。
「私はこれまでに何円ぐらい、雪印食品に騙し取られたんだろうか?」
 あぅ〜!もう腹が立って、腹が立って仕方がない! 真面目に働いてきた従業員の皆さんには本当に気の毒だとは思うが、こんな会社は潰すべきだ!

2月3日(日)デジカメ購入

 実は昨日、聖徳太子展を見に行った後、日本橋にデジカメを買いに行った。
 2ヶ月ほど前から色々と検討して、結局Nikon製にした。
 こちらが記念すべき第一作。お出かけ用ぬいぐるみの、「かずくま(左)」と「こくっくり」。夫撮影。
 
プロ野球が開幕したら、じゃんじゃん写真撮るぞ〜!と、今から張り切ってる私である。機能とかよくわかんないから、それまでに使いこなせるように練習しないと(^_^;。

2月2日(土)聖徳太子は人気者

 大阪市立美術館(天王寺公園内)の聖徳太子展に行った。
 ちょっと家を出るのが遅れて、午後3時半頃に到着した。雨にも関わらず、入場者数がすごい。やっぱ聖徳太子は人気がある。
 常設されている物も入れると、数百点もの展示物があり、人も多いので、なかなか前に進まない。あっという間に閉館(午後5時)の時間が迫り、最後は駆け足で展示物を横目に見ながら……という状態になってしまった。やっぱりもっと早い時間に来るべきだった。
 聖徳太子と言えば、架空人物説も出るぐらい、謎の多い人物とされている。
作られた時代により、また作者により、太子像はさまざまだった。すらっと細身の太子像もあれば、まるでお相撲さんみたいな二重顎の太子像も。その時代の流行だったのか?あるいは作者の感性か?
 この催しは2/11まで行われている。これから行かれる方、特に展示物をじっくり見たいとお考えの方は、昼過ぎには現地に到着されることをお勧めします。

2月1日(金)新外相に川口順子

 一昨日、昨日と気合い入れて書きまくったので、今日は簡単に(^_^;。
 田中真紀子の後任には、結局、川口順子環境相が就任することとなった。
 ちょっと残念。個人的には緒方貞子さんにやっていただきたかった。
 とは言え、就任辞退は、緒方さん個人にとっては正しい決断だと思う。外相になれば、政治の汚い部分に巻き込まれてしまう可能性が高いからだ。そうすれば、せっかくの彼女の素晴らしい経歴の最後にミソを付けてしまう。
 さて、川口さんと言えば、記憶に新しいのは、小泉首相の「涙は女性の最大の武器」発言を巡る国会答弁だ。
 民主党の男性議員が「女性蔑視ではないか」と、女性4閣僚に意見を求めた時(こんな事でいちいち「女性蔑視」だと騒ぐ男の方が女性蔑視だと私は思うが)、川口さんは
「私もすてきな男性の前で泣いて、涙は女性の武器だと言われてみたい」という、実にウィットに富んだ切り返しをした。それを見て私は「へええ、この人、頭の良い人だな」と思った。
 川口さんは官僚出身ということで、外務省の官僚らは喜んでいるようだ。が、彼女は彼らが期待するほど与しやすい人ではなさそうに思える。田中真紀子ほどの暴れん坊ではないにしても、筋の通らないことで官僚の言いなりになったりしない人だと私は信じたい。


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