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過去ぼやき2001年6月分

納得いかない無罪判決・新しい歴史教科書・ネパール皇太子銃乱射・真紀子?ダウナー?橋龍?・踏切事故・池田小学校児童殺傷・某オフ会にて・南北会談から1年・小泉内閣メルマガ・言論系掲示板の独裁的管理人・私に関するガセネタ・営業との距離・靖国参拝問題・真紀子VS宗男・バファローズ首位に・マネーオーダー・堺正章&岡田美里離婚・ジャックレモン死去・対中ODA・とにかく児童殺傷事件、教科書問題、真紀子批判だらけの6月?(^_^;。
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6月30日(土)対中ODA

 10日ほど前の話で恐縮だが、米国人学者が「日本の対中ODAは失敗」という論文を発表したという記事が載っていた。
 日本は1970年代末以降、中国への巨額のODA供与を行ってきた。その目的は、中国の経済発展を助けること以外にも、いろいろある。たとえば、過去の日本の行動への非難の終結、信頼と善意の協力的関係の樹立、中国の軍事行動抑制へのテコ、など。
 が、日本の思惑に反して現在の中国は、ミサイル開発や海洋活動などますます好戦的な傾向を強め、反日志向も全く衰えず、日本の国連安保理常任理事国入りには反対を貫き続けている。経済面でも中国自身が他の開発途上国への援助額を増やしている(めちゃ余裕あるやん)。
 つまり、総額3兆円にのぼるODAを中国に供与しながら、感謝もされず、効果も全くなし…ということだ。
 こういう事実を改めて突きつけられると、日本政府を情けなく思うとともに、ますます中国が狡猾というかこすいというか、「もらうもんはもらっとこ。でもこっちからは何もあげへんで。むしろ悪口言っていびったろ。言われたなかったら、もっと金寄こせや」てな国に見えてくる。
 この学者は、「日本の対中政策はODAなどアメばかりで、ムチがないことが欠点であり、この部分は近く修正されるだろう」と論じていたが、果たして修正されるかどうか。親中派の政治家・官僚が多いからね。
 そういや以前、塩川財務大臣がODAを全体で10%ほど減らすという意味のことを話していた。そこで塩爺にお願い!
 もし、2008年オリンピック開催地が北京に決まったら、中国に対してこう言ってほしい。「あんたんとこ、経済的にはもう全然大丈夫ちゅうことですわな。オリンピック開催できるぐらいですからなぁ。ほんだら、もう日本からの援助なんかいらんのちゃいますか?」。もちろん中国へのODA打ち切ったって下さい…とまでは言わないが、多少なりとも減額するか、せめてキツイ一言お見舞いして焦らせたって下さい。中国に不本意ながらいくらか寄付している日本国民としては、納得いかへんから。

6月29日(金)せこいツッコミの理由は?

 昨日、朝日新聞が社説で『つくる会』教科書について「事実と違うことが書いてある。例えば、昭和天皇は第124代とあるが、実在しない天皇も含めた数字だ」てなツッコミ入れていたらしく、今朝、さっそく産経が「昭和天皇を第124代と記述するのは常識だろう。朝日新聞社発行の朝日人物辞典でも第124代と書いてある」とツッコミ返し。朝日は自社の出版物をチェックしてないんだろうか?…って言うより、そもそも何でこんなせせこましいツッコミをしてくるんだろうか?
 
『つくる会』教科書が市販されるまでは、「とんでもない教科書だ」とアジって読者をだませていたものが、市販されてからは「何これ、普通の教科書じゃん」ってのが露見してしまい、何とか攻撃材料を作ろうと必死に取り繕っているように私には見えるのだけど。
 先月の「朝まで生テレビ」で、つくる会反対派の姜尚中氏が、「『つくる会』教科書を選ぶと、高校入試はままならない」と、せこいツッコミ入れてきた時と同じような印象。あ、そういや朝日も「大学入試では朝日新聞からの出題が多い」を売りにしてるんだから、いっそ姜尚中氏に乗っかって、「『つくる会』教科書からは入試問題は出ませんよ、不利ですよ」と社説に載せたらどうだろう?それぐらいやってくれた方が、逆にすっきりするぞ(^_^;。
 『つくる会』教科書の採用を決めた三重県の私立中学では、3〜4年前から社会科担当の教諭を中心に、教科書問題について資料収集や勉強会を重ねてきたそうだ。が、結論は「私たちの先祖が世のため人のため尽くしてきたことが、ほとんど否定されている。理想的な教科書がない」。そこへ『つくる会』教科書が登場、「ようやく、日本に誇りが持てる『普通の教育』ができるようになる」と採用を決めたそうだ。
 それはともかく、ここの校長、すごくいいことを言っている。「自分の家族、地域、国を愛する気持ちがないと海外に行っても評価されない。アイデンティティーや誇りを持てない人間を誰も信用しない」。こんな校長がいる学校で学べる生徒は幸せだなと思う。

6月28日(木)PTSD?それともお嬢?

 堺正章氏と岡田美里さんが離婚。今週初めにまず美里さんの会見が行われ、昨夜は正章氏の会見が行われた。それらを見て思ったことを少し。
 はっきり言って、美里さんには同調できない。暴露本宣伝のついでに離婚会見もしました…みたいな感じ。第一、何であんなにニコニコと愛想を振りまくんだ?ふっきれすぎてて怖い。
 PTSD(心的外傷後ストレス障害)だということがクローズアップされているが、私には単なるわがまま女にしか見えない。私はPTSDについては全く知らないので、失言があったら謝るが、彼女はPTSDというほどのものじゃないのではないか?もしそうなら、離婚理由としてことさらPTSDを強調するのは、本当のPTSD患者に対して失礼ではないか?という気もしてくる。
 私は10数年前、バイクで走行中に、交差点で右折してきた車にはねられたことがある。ぶつけられた勢いで私の身体は前方に投げ出され、空中で1回転した。幸い打ち身と擦り傷程度で済んだのだが、あれ以来、交差点を渡っている時に右折車が来ると、未だにドキッとする。が、「こういうことは多かれ少なかれ誰でもあるもの」と思って生活している。美里さんの言うPTSDは、ひょっとしてこの程度のものではないのか?
 彼女は「別居してPTSDの症状が収まってきた」と言っているが、専門家に言わせれば、「PTSDは環境を変えたからってすぐに治るものではない。長年積み重なってきた心の傷は、そんな短期間では治らない」とのことだし。
 昨夜の正章氏の会見の際、レポーターの梨元さんも突っ込んでいたが、美里さんは正章氏にずっと『家にいてほしい』と言っていたのに、今は『離れられて解放感がある』と言っている。この矛盾は何なんだ。これもPTSDから来るものなのか?何やかんや理屈をつけてみても、実際は単に愛が冷めただけってことではないのか?
 それに、彼女がPTSD以外に挙げている離婚の理由もしょーもなさすぎる。「正章氏は暮れも仕事で家にいない。仕事人間すぎる。家庭的でない」と彼女は言う。結婚当時(平成元年)の正章氏は今ほど忙しくなくて、夫婦で週に4回もゴルフに行っていたそうだ。それが、子供が産まれてから、正章氏の仕事量が増え、自分の相手をしてくれる時間が減ったと言う。
 そんなん仕方ないやんか!芸能人に限らず、一般人でもそうだ。子供が産まれれば、子供のためにもっと働こうという気持ちになる。ならなくても働かないといけない。子供を一人前に育て上げるまでには、学費やら何やらお金がかかるんだから。ある程度見栄をはらないといけない芸能人の場合は、なおさらだろう。これまでのハイグレードな暮らしを(美里さんのために?)維持するためにも、仕事量を増やすのは当然のことではないか?
 逆に、子供ができたというのに、正章氏が仕事もあまりせず、暮れの稼ぎ時も家にいたとしたら、美里さんはこう言ったのではないか?「大晦日に家にいたら、売れてない芸能人だと子供やマスコミに言われちゃうわ。もっと仕事してよ!」。
 
「週にゴルフ4回」という暮らしがずっと続くと思っていたのに、子供が産まれたらそうじゃなくなった…とか、お歳暮がたくさん来て、その整理が大変で嫌…とか、何それ。「単なるお嬢」もしくは「働きたくない自堕落主婦」にしか見えんぞ。
 一方、正章氏の方は、終始美里さん側に気遣いを見せる会見となった。まぁ、こういう会見というのは、後で開いた方が有利だと思うし、彼には彼なりの計算があったのかもしれないが…。
 それにしても、暴露本。何なんだろうなぁ。夕べのチャットでも話題になったけど、何でこうも流行るんだろう。いったい誰が読むんだろう? 謎だ。

 アメリカの映画俳優、ジャック・レモン氏が死去した。
 私は一時期、古いハリウッド映画に凝っていたことがある。その中でもレモン氏は大好きな俳優の一人だった。
 「酒とバラの日々」「チャイナ・シンドローム」等でのシリアスな演技も良いが、何と言っても、彼はコメディ映画でその真価を発揮したと思う。マリリン・モンローと共演した「お熱いのがお好き」は一押し。ウォルター・マッソーと共演した「フロント・ページ」、シャーリー・マクレーンと共演した「アパートの鍵貸します」もなかなか(って、ビリー・ワイルダー作品ばっかり(^^ゞ)。
 古き良き時代の映画人がまた一人逝ってしまった。ご冥福を祈ります。

6月27日(水)マネーオーダー

 延期されていた「真紀子VS宗男」第二弾(^_^;が今日行われた。
 鈴木宗男氏は、質問制限問題については「今後はぜひ私に直接言って下さい」と、牽制するにとどまったようだ。加えて、「テレビ、特にワイドショーは一部分だけをつなぎ合わせて、おもしろおかしく放送するような面が見受けられる」と、マスコミに牽制することも忘れなかった。
 確かに、真実をありのままに伝えず、情報操作したり国民をいたずらに扇動したりする一部マスメディアには、私も大いに問題があると思う。が、メディア自身はこのことをあまり問題とは思っていないように見受けられる。
 今日も、夕方、関西ローカルの情報番組を見ていたら、アナウンサーだかアシスタントだかタレントだか知らないが、とある女性が鈴木氏に対して、「自分の方こそ、マスコミを利用してパフォーマンスしてるのに、勝手すぎないか」と怒っていた。何者かは知らないが、この女性の尊大な物言いには腹が立った。

 アメリカの超人気ゲームで、映画にもなった「トゥームレイダー」のMAC版の新作が、先週本国で発売された(WIN版は今年初め頃、プレステ版は1〜2ヶ月前からすでに販売されている)。
 私は毎回日本上陸を待ってから、ソフマップの店頭で購入している。日本向けの某ネットショップで申し込めば、アメリカでの発売日から1週間程度で手に入るのだが、残念ながら対応するクレジットカードを持っていないのだ。
 「トゥームレイダー」はこれまでに4作が作られ、今回が5作目となる。MAC版はだいたい毎回、アメリカで発売されてから1〜2週間後には店頭に並ぶのだが、今回はソフマップに問い合わせても、いつ頃並ぶか以前の問題で、「入荷予定がない」という返事しか返ってこない。ネット上で調べると、MAC版「トゥームレイダー」をもうすでに手に入れてゲームを始めている人もいる。あう〜!いても立ってもいられない〜!(T_T)
 以前から「カードがなくてもマネーオーダーで申し込めるよ」という話を聞いていたので、「マネーオーダー?何それ?私でもできるの?」と不安に思いながらも、ついに私は行動を起こすことにした。
 マネーオーダーの作り方にはいろんな方法があるらしいが、そのネットショップが勧めているのは、郵便局の「国際郵便為替」を利用するというもの。サイトに簡単な説明書はあったが、ようわからん。とりあえず、先にネット上で申し込みをし、その後説明書をプリントアウトし郵便局へ向かった。
 郵便局の人もあまり扱ったことがないらしく、マニュアルを引きながらの対応だった。
所定の用紙に必要事項を記入する段になって、どえらいことに気が付いた。英文での自分の住所の書き方がわからん!(アホやん(^◇^;))
 落ち着け、私!(O_O)…ショップの住所はわかってるんやから、それを参考に、自分の住所を順番入れ替えてアルファベットで書けばええだけや。…ふむふむ。なるほど、日本語と違って番地から逆に書いて行くのね。あれ?でも「東住吉区」はどう書けば?…
 「Higashi-Sumiyoshi-Ku」と試しに書いてみたが、郵便局のおねーちゃんは別に何も言わなかったので、これで大丈夫のようだ(^_^;。うーん、こんなことですら右往左往する私、国際化の波に全然ついていけてへんよなぁ…。
 そこのショップは低価格が売りだが(送料も安いらしい)、為替の手数料1000円を取られたので、結局、日本の店頭販売で買うよりはちょっと割高になってしまった(と思う)。…ちゃんとショップにお金が届くんだろうか。んで商品はこちらにちゃんと届くんだろうか?…着くまで楽しみ半分、不安半分。
 「そこまでして手に入れたいなんて、よほどゲーム好きなのね」と思われるかもしれないが、実は全然そんなことない。私がわざわざ買うゲームはこの「トゥームレイダー」と「シムシティ」ぐらいで、あとはさっぱり興味なし(^_^;。せいぜいMAC雑誌のオマケのCD-ROMに入ってるフリーウェアのゲームで遊ぶぐらいです(^^ゞ。

6月26日(火)プチ朝生

 テレビ朝日系列で朝にやってるワイドショー「モーニング」では、時々スタジオにコメンテーター(評論家や専門家)+視聴者代表主婦50人を集めて、討論会をしている。私はこれを勝手に「プチ朝生(朝まで生テレビの略ね)」と呼んでいるのだが、最近は毎週のように田中真紀子を取り上げている。いかにもワイドショー。
 が、これがもう見てられないのだ。最初から「田中真紀子バンザイ」という趣旨で作られているため、真紀子批判をした人にはブーイングが起き、真紀子賛同の意見を述べた人には拍手喝采が起こる。
 今回は「真紀子と宗男(鈴木宗男)、どっちが正しい!?」というテーマだった。「どっちが正しい?」なんて言ってる時点で、もう脱力してしまうんだが、コメンテーターの一人(顔は覚えてるけど名前忘れてしまった。議員ではない)が、ワイドショーやニュースしか見ない主婦(私も含めて)に対して、目から鱗の話をしてくれた。
 「ニュースやワイドショーは、絵になる一部分だけを取り上げて何度も何度も繰り返し放映するものだ。私はあの日の委員会の最初から最後まであの場にいて見ていたが、鈴木宗男氏がエキサイトしてたのはほんの一部分だけで、『人権に関わること』という言葉も、たった1回しか言っていない。第一、あれは真紀子さんが悪い。
最初に鈴木氏から質問があった時に、ハッキリ答えていれば、すぐにあの質疑応答は終わっていたのに、のらりくらり逃げようとするからあんな長丁場になった。鈴木氏はODAなど他の質問も用意してきていたのに、それをする時間がなくなってしまったのは、真紀子さんに原因がある」。
 私は一人、テレビの前で拍手した(・・||||rパンパンッ。
 ところでこの番組、関西では9時半で終わってしまい、あとは2時間ドラマの再放送をしている。関東では何時頃までやってるんだろ? とにかくこちらでは、この「プチ朝生」の途中で放送が終わってしまうので、私はいつも欲求不満に陥っている。

 テレビがどこもかしこも真紀子一色だからってわけでもないが、何かここんとこずっと真紀子批判ばかりしてるなぁ、私。
 でも、不思議と抗議のメールやカキコは全く来ない(賛同のメールはちらほら来る)。以前、横山ノックを訴えた女子大生批判をした時は、掲示板が荒らされたり、抗議のメールが来たりと大変だった。それに比べたら、何と平穏な日々。
 実は読者さんも「真紀子さんは嫌いじゃないけど、ちょっとねぇ…」という思いがどこかにあるんだろうか?

 おっと、これを忘れちゃいかん。
 我が愛する近鉄バファローズがダイエーに3連勝、昨日の日ハム戦にも勝って、ついに首位に躍り出た。去年、一昨年と最下位で、今年も下馬評はダントツ最下位だったもんだから、ファンとしては胸がすく思い。
 最近の近鉄の野球は、点を取られたらすぐ取り返す「倍返し野球」。阪神が低迷しているせいもあってか、観客数も増えている。まだシーズン折り返し地点だから、優勝なんて考えられる段階じゃないが、このまま首位争いにとどまって、最後まで盛り上げていってほしいものだ。

6月25日(月)天職

 都議選ってあまり盛り上がらなかったんではないか?大阪から見てる限りはそう思った。小泉人気ってことで、最初から結果わかってたからなぁ。でも、民主党ががんばったのは意外だった。共産党の票が流れたんだろうか?

 産経新聞に「斜断機」というコラムがある。今日は金美齢さんが、田中真紀子外相についてワイドショー的なツッコミを入れており、大変興味深く読んだ。
 北京でのホテル事件。そこに田中真紀子という人がよく表れていると、金さんは言う。
 「北京から帰るなり、訊かれもしないのに自分からしたり顔で持ち出した話だ。部屋が10幾つも付いていて、5人も寝られるベッドだったとかで『なんじゃこりゃ!』と仰天したのだという。この芝居の楽屋裏は見え見え。
真紀子さんは20代の頃から、お父上と共にファーストレディーとして世界超一流のホテルの貴賓室を泊まり歩いたはず。その時は『なんじゃこりゃ!』とは思わなかったのか。今度の北京行きにしても、『昔、父と泊まったあのホテルにぜひ』と自分で選び、部屋も予め写真で見て予約した(朝日新聞の記事による)。それなのに28万円余のホテル代に信じられないと大げさに驚いてみせるカマトトぶりは、いただけない」
 マスコミは、28万円余のその部屋を9万円の部屋に変更させたことを「税金の無駄遣いを減らした。素晴らしい」「庶民感覚を持っている」と絶賛したが(私は「9万円でもまだまだ高いって。そんな鬼の首取ったみたいに言うなや」と思ったが)、なるほど、冷静に検証してみれば何のことはない、単なるパフォーマンスだったということか。政治家はパフォーマンスが命と言うが、田中真紀子という人は、そういった意味で政治家が天職なんだなとつくづく思う。

 小泉首相は、駐日中国大使との会談で、改めて「戦争を美化する気持ちはない。日中友好と靖国神社参拝は矛盾しない」として、参拝をやめる考えがないことを示した。
 また、首相は国会で、戦没者国立墓地の設置を検討する考えを示した。もし、これが靖国神社に代わる新たな「戦没者慰霊」のシンボルとなるなら、そこに参拝したからって、近隣諸国も国内左翼も今までのように文句は言えなくなるだろう。
 だけど、民間人はともかく、兵隊さん達の多くが「靖国神社で会おう」と戦友と約束を交わし、遠い異国の地で死んでいったことを考えると、国内外の圧力に負けて、彼らの魂のこもった場所をそういうふうに勝手に移動させるってのは、彼らに対して失礼というか気の毒に思うのだが…。

6月23日(土)二日酔い

 昨夜飲み過ぎて、今日はほぼ1日ダウン。午前中、納品に行っただけで力尽きてしまった。
 幸い、いつも「どっか出かけよう」とうるさく言ってくる夫が今日は所用で午後から出かけたため、ゆっくり過ごすことができた。読みかけの本が5冊ほどたまっていたが、何とか2冊を読み終えた。
 明日は天気も少しは回復するらしいので、本屋巡りでもしよう。…って、また新しい本が増えてしまいそうな予感(^_^;。

6月22日(金)わがままなオバサン!

 衆院外務委員会の「鈴木宗男VS田中真紀子」第二弾は流れた。残念。
 21日夜、田中真紀子外相は衆院外務委員長の土肥隆一氏、衆院議院運営委員長の藤井孝男氏に対して、20日の委員会での鈴木宗男氏の質問を自分に対する「個人攻撃」とし、「22日の鈴木氏の質問は中止または制限させてくれ」と求めた。
 これについて、今日の委員会の冒頭で、土肥氏が「行政による立法府への介入ではないか」と批判。田中外相は「外交とはずれた質問が長時間行われたから、そういうことのないよう指導してほしいという趣旨で言った。三権分立については十二分に理解している。誤解を与え、ご迷惑をかけたことはお詫びする」と陳謝した。
 これを受けて理事会が開かれたが、各党は納得せず、今日の委員会は中断してしまった。
 数年前、某大臣が、自分に不利な質問を取り下げるよう要求したことが発覚、辞任に追い込まれたことがあったが、今回の田中外相の場合、福田官房長官に「今後はこういうことのないように」と注意されただけで、特におとがめなしのようだ。
 田中外相は、川島事務次官ら外務省幹部にも「鈴木氏の質問をやめさせなさい。やめさせられないなら時間を短くしなさい」と指示していたそうだから、呆れる。確かに20日の鈴木氏の質問は、外交の本筋から外れたものではあった(昨日の「ぼやき」参照)。が、外務省人事を巡り、田中外相の発言が元となって「鈴木氏と見られる政治家が圧力をかけた」という報道がなされている以上、その真相を明らかにするのは国民にとって決して無益なことではない。いや、それどころか田中外相唱えるところの省内改革を断行するうえで、はずせない問題ではないか。
 それを本人が自ら「やめさせろ」とはどういうことか。自分の発言がここまで波紋を呼んでいるのだから、真実を明らかにする責任が彼女にはあるはずだ。「私はその政治家が鈴木氏本人だとは一言も言ってない」…つまり、マスコミが鈴木氏だと勝手に決めつけて報道しただけ、わしゃ知らん!と言いたいんだろうが、それで済む問題か? 逃げるな!
 だいたい「個人攻撃だからやめさせろ」って何? そんなもん恐れるタマなんですか、あなた?(^_^;。与党も野党も相手のスキャンダルや失敗をあげつらって攻撃・批判するのは、国会では常套手段だ。鈴木氏は田中外相と同じ自民党議員だが、同じ党の議員に対して攻撃・批判しちゃいかんという法はないだろう。事実、田中外相は以前から党内批判、時には実名を挙げての攻撃・批判を繰り返してきたじゃないか。
(ついでに言えば、外相就任以降、部下の悪口を公的な場・私的な場に関わりなく言い続けている。外務省の悪いところはもちろん悪いと言うべきだが、言い方ってもんがあるだろう。それじゃ部下はますますやる気無くすし、反抗する人間も出てきて当然だろう)
 
「私は誰に何を言ってもいいが、人が私にとやかく言うのはダメ」ってことか? あ〜、もう、この自分勝手さ、何とかして。若い頃から自分にへつらう人ばかりが周りにいたから、こんなわがままになったんやろか? すっかり底が知れてしまってるはずなのに、なんでこの人って、いまだに国民に人気があるんだろう?……わからん!

 イチローが、暫定ではあるがア・リーグでついに首位打者になった。「有言実行」ならぬ「無言実行」。めちゃカッコイイ。
 昨日、政府の経済財政諮問会議は、構造改革を進めて日本経済の再生を目指す経済・財政運営の基本指針「骨太の方針」をまとめた。そして今日、特殊法人改革もスタート。さて、シナリオ通りに行くかどうか。「有言不実行」になりませんように。

6月21日(木)かわいいオッサン?

 鈴木宗男氏、田中真紀子外相に噛みついてましたなぁ。ワイドショーは相変わらず、「真紀子さん、いじめられて可哀想」という姿勢。確かにあのオッサンしつこい。でも、気持ちはわからんでもない。
 私は「鈴木宗男VS田中真紀子」がマスコミでクローズアップされた頃から、鈴木宗男氏に対してはこんな印象を持っていた。
 ……北方領土問題における「二島返還論者の首領(ドン)」で、四島返還論者を敵だと思っている。二島返還を進めるためなら、外務省人事に口を出す等、汚いことも平気でやるため、田中外相は彼を嫌っている。……
 彼に関する様々な報道(田中外相の発言も含む)を見ていて、何となくそう思うようになっていた。が、これらが実は全く根も葉もない話で、「真紀子さんの敵対勢力」という悪役を作りたかったマスコミのイメージ操作だとしたら、された方はたまったもんじゃないわな。
 昨日の、長時間に渡る2人の攻防を見ていると、
鈴木宗男氏は、ただ「あんたの迂闊な発言のおかげで俺のイメージめちゃ悪なってるやん!どないしてくれんねん!俺はそんな奴ちゃうってはっきり言うてくれや!」と言いたかっただけのように見える。はた迷惑だけども、かわいいオッサンやん(^_^;。
 今日になって、自民党福島県連から「人気のある田中外相に対して、野党以上に厳しく追及するような姿勢は参院選にマイナスだ」と、鈴木宗男氏に対して抗議文が来たそうだが、福島県連もそこまで露骨なこと言わんでも…(^_^;。
 だいたい、田中真紀子はシャレでモノを言い過ぎる。「軍人・変人・凡人」とか揶揄してた頃と、同じような感覚でいるんじゃないか?
 たとえば、「外務省の中には政治家と手を組んで何か画策してる人もいるんじゃないですか?」(ほんとに彼女がこう言ったんじゃなく、たとえばの話)などと、単なるイヤミのつもりでポロッと言ったことでも、マスコミはそれを真剣にとり、「誰やその官僚と政治家は!?」「○○氏じゃないのか?」と犯人探しをし、憶測だけで記事を載せ、大騒動になったりするものだ。
 真紀子さん。あなたはもう「外野から人の悪口言ってマスコミと国民を喜ばせる」道化師的立場の人ではなく、一国の外交を背負っている代表者なんですよ。慎重に言葉を選んで発言して下さい。…つっても、いざそうすると、「真紀子節が聞かれない。真紀子さんらしくない」とかマスコミに言われちゃって、彼女もつらいところなんだろうけど。

6月20日(水)靖国参拝問題

 党首討論(クエスチョン・タイム)も3回目。どーでもいいけど、何かだんだん中身がなくなっていってるような…。
 野党の質問内容は毎回似たり寄ったりだし、小泉総理は「これまでにこういう討論ができましたか?天下り問題、民営化問題、全て私が総理になったからできるようになった」と、かわしてばっかり。
 民主党の鳩山党首が(最近ますます党内からも反発されているようだが)、驚くべきことを口にした。「田中真紀子外相が訪米の際に、アーリントン墓地を訪ねました。とてもいいことだと思う」。が、次の瞬間には、「でも、靖国公式参拝はダメ」。
外国の兵士の墓参りはいいが、自国のそれはダメだという。とんちんかんな。逆ならまだわかるんだが。ましてや相手は日本をコンテンパンにやっつけて、最後には原爆まで落として大虐殺を敢行した国なのに。
 そういや、アーリントン墓地を訪ねた当の田中外相までもが、小泉総理に「公式参拝しないよう促していく」という考えを示している。田中外相も鳩山党首も「中国・韓国が反対しているから」公式参拝はダメというのが根拠だ(あと憲法論議もあるが)。決して「日本国民が反対しているから」とは言わない。国内世論はどーでもいいと言わんばかりだ。
 みんなすっかり忘れているが、首相や閣僚による靖国神社公式参拝は、戦後すぐの吉田茂首相の頃から何度も行われてきたことで、何の問題にもなっていなかった。それが80年代初頭から急に「軍国主義」だの「戦争の反省をしていない」だの騒がれ始めた。と言っても、中国・韓国が文句をつけてきたからではない。火をつけたのは、国内のマスコミだった。
 そして82年、決定的な事件が起きた。検定教科書の日中戦争の記述について、「侵略」という記述が文部省検定で「進出」に書き換えさせられていた…という記事が一斉に報道され、中国・韓国に日本につけ入る隙を与えてしまった。実はこれは全くの誤報だったのだが、訂正・謝罪記事を出したのは産経新聞(当時はサンケイ新聞)のみだったため、大多数の国民は誤報だったということをずいぶん長い間知らずにいた。
 ところで、日本の政治家は「公式参拝」にこだわるが、中国・韓国の希望は「公的だろうと私的だろうと、とくかく参拝するな」なのだが、このへん、野党はわかってて言ってるんだろうか? 自国の戦没者を弔うのに、いちいち他国の許しが要るのか。もう、ほんとにいい加減、他国の顔色を窺うような自虐的な政治はやめてほしい。

6月19日(火)営業との距離

 当HP「派遣会社ランキング」に寄せられる『実名リスト送付希望メール』は、1日だいたい10〜20通。その中に、先日、「何だかなぁ」てなメールがあった。
 「派遣会社の営業をしています××と申します」
 あの〜、『派遣会社サイドの方にはお送りできません』って要項に書いてあるんですけど。まあ、これは単なる不注意で気づかなかったんだろう。それよりも、カチンと来たのは次の一文。
 
「ちょっとした息抜きと参考までに、是非とも実名で色々な派遣会社について知りたいと思っています」
 ほう、息抜きとな。軽く見られたもんですなぁ。
 「これから派遣で働こうと思うんですが、会社の数が多すぎてどこに登録すればいいのかサッパリわかりません」と、右も左もわからずとまどっている派遣予備軍の皆さん。対応の悪い派遣会社でえらい目にあって、「次こそはちゃんとした派遣会社に登録したいんです」と、切実な思いを訴えてこられる現役派遣社員の皆さん。
 そういった悩める皆さんのために、「この派遣会社はとても対応がいいですよ」あるいは「この派遣会社の対応は悪いですよ」と、ボランティア精神で投票して下さった現役・元派遣社員の皆さん。
 たくさんの皆さんの善意と切実な思いに支えられて、「派遣会社ランキング」は成り立っている。
 それを「ちょっとした息抜きで実名を知りたい」なんて、たとえ冗談でも言ってほしくない。大げさかもしれないけど、派遣社員と営業との心の距離みたいなものを感じずにはいられなかった。
 …という内容のことを(もっとやんわりとだが)、メールの主に送信したところ、すぐに返信が来た。彼には彼なりの言い分があった。
 「派遣会社サイドの人には送らないと書いてあることに、送信直後に気づきました。実際に働かれている社内のスタッフや、大手のスタッフがどう考えているかを知りたかったのですが(当方の会社は小さく、大手の営業マンの傲慢なやり方にムッとすることが多いので)、それを書くときっと軽くあしらわれて提供して頂けないと判断、あくまで自分は傍観者だということを表現した方が警戒心なく送って頂けると思いました。私は性格上、よりスタッフを大事に、働きやすい環境を提供したいと思っています。決して派遣スタッフを見下してはいないということだけは、ご理解頂ければと思います」。
 彼は大卒1年目とのこと。全く個人的な意見なのだが、私は、新卒の人がいきなり派遣会社の営業になるのは、ちょっといただけないと思っている。これをお読みの方で該当される方がおられたら、大変申し訳ないんだけど、はっきり言って、社会経験の短い営業には絶対当たりたくない。
 普通の…たとえばメーカーの営業なんかだと、扱うのはモノだからまだ入りやすい仕事かもしれない。でも、派遣の営業の場合、扱うのは人間、しかも、法的に弱い立場にある派遣社員だ。派遣社員はトラブルに巻き込まれると孤立無援になりやすく、「営業しか頼れる人がいない」という辛い立場に置かれている。
 営業はそんな派遣社員と派遣先企業と派遣会社、3者の間でうまく立ち回っていかないといけない。こないだまで学生だった人には、心身共にかなりハードな仕事だと思う。
 某派遣会社では、営業職は入社後、実際の業務に就く前に自ら短期の派遣に出て、派遣社員の気持ちを学ぶそうだ。全派遣会社、こういう制度を取り入れてくれないものかと思う。そうすれば、少なくとも派遣社員を「モノ扱い」する営業はぐっと減ることだろう。

6月18日(月)自殺願望

 凶悪犯罪を起こした容疑者が逮捕されると、その子供時代や学生時代などのエピソードを紹介し、「やはり前から危ない奴だった」と、鬼の首を取ったように報道されたりするのが常だ。
 大阪の児童殺傷事件の宅間守容疑者も、連日あれこれ報道されているが、中には「ちょっと待ってよ」と、マスコミの方にツッコミ入れたくなるものもある。たとえば、「学生時代にすでに遺書を書いていた」というエピソード。
 彼が高校時代に綴った「反省文ノート」なるものがある。それまでの自分の悪い素行…母への暴力や級友への暴力、受験勉強をまじめにやらなかったことetc.…、について反省文を綴ってあるというもの。そこには同時に、「俺の精神状態は狂っている。疲れた。しんどい。死ぬしかない。17年間ありがとう」という、遺書めいた言葉も記されていた。
 これをもってして、「少年時代から自殺願望が…」「事件を引き起こした要因が…」と解釈する方向にマスコミは持っていってるようだが、「そりゃ違うだろ!」と。そもそも
「自殺願望」って、思春期にほとんどの人が1度は経験する麻疹(はしか)みたいなものではないだろうか? また、某専門家が「自殺願望の強い人は、他人の命もおろそかにする傾向がある」と言っていたが、そんなこと簡単に言ってほしくない。
 はっきり言って、私も学生時代、遺書めいた文章を日記に書いたことがある。それも中学に上がった頃から高校の半ばぐらいまで、何度も何度も。友達と仲違いしたり、いじめられたり、失恋したり、勉強がうまくいかなかったり…何かあるたび私は挫折感に苛まれて「もうダメだ。死んでしまいたい。今まで育ててくれたお父さん、お母さん、ごめんなさい。弱い私を許して下さい」みたいなことを書いていた(^^ゞ。日記だけでなくて、親しい友達に宛てて遺書を書いたこともある。実際にそれを本人に渡したりとかそういうことはしなかったが。
 今から思えばどれもが笑い話なのだが、当時の私は真剣だった。おそらく、自分の思いをそうやって書くことによって、ストレス発散していた一面もあっただろうと思う。
 夫なんかもよく言っている。「自殺願望はなかったけど、『人間って何やろ?俺って何やろ?生きるって何やろ?いつか死ぬのに、なんで生きないかんのやろ?』ということはしょっちゅう考えてた。でも、そんなこと周りに言うたら変なヤツや思われるやろから、誰にも言わんと自分の頭の中だけで考えてた」。
 宅間容疑者も、当時、そういう麻疹みたいなものにかかってたんじゃなかろうか。それをことさら今回の事件に結びつけるのはおかしいし、何より、現在思春期にあって、そういう麻疹にかかってる現役患者諸君は大迷惑だと思う。「僕も宅間容疑者みたいな悪い素質を持ってるのか?大人になったらあんなふうになってしまうのか?」と不安になってやしないか? 同じ麻疹経験者としてちょっと心配になったりする。

6月16日(土)私に関するガセネタ

 先日、暇だったので、いろんなサーチエンジンで「くっくり通信」と入れて検索をしてみた。
 たま〜に(何ヶ月かに1度)、私はこういうことをしてる。なぜかと言うと、私の知らない間に、万一、変なHP(在宅ワーク業者のHPとか)からリンクが貼られてあったら嫌なので(;^_^A。
 さて、今回もいろんなHPやBBSで、新たに「くっくり通信」へのリンクが貼られてあったのだが(大半は「貼って下さってありがとう」とお礼を言いたいケース)、某BBSに行き当たった時のこと。そこでは当HPへのリンクは貼られてはいなかったが、代わりに私のことがあれこれ書かれてあった。
 その中にこんなのが。
 
「くっくりさん、○○社のDTPの講座に行ったことがあるはず。ウン十万かけて。で、そこの系列派遣会社の××社から仕事紹介がきた話をしてたことがあると思う」
 おいおい、私がいつそんなこと言った?事実と違うぞ〜(^_^;!
 確かにDTPを習ったことはあるけど、それは個人経営の小さなスクールでの話だ。しかも××社には登録はしてあるけど、DTPの仕事を紹介してもらったことなんて1度もない。「〜はず」とか「〜と思う」とか、憶測で物を言うのはやめてけれ〜(T_T)。
 そのBBSはかなり長い間投稿がないので、今はおそらく使われていないんだと思う。トップに戻ってみたら、「このHPは移転しました」という一文とともに新URLが書いてあったが、移転先に飛んでみても中身はカラ。
 ちなみに、ガセネタ投稿者のハンドルネームは「これもくっくりさんのうけうり」(^◇^;)。そんなふざけたハンドルネームには心当たりはないし、メールアドレスも書かれてないので、追跡不可能。
 別にいいんだけど…、ただ、私に関する間違った情報が、私の預かり知らぬところで今も飛び交っているのかもしれないと思うと、何か気持ち悪いっす。

6月15日(金)独裁的管理人

 『つくる会』の歴史・公民教科書の不採択運動を呼びかけているサイトの掲示板のお話。
 私はもともとこういう言論系掲示板は怖いので、滅多に行かないし、行ってもロムってるだけなんだけど、最近元気のない『反つくる会派』はどうしてるんだろ?とふと気になって、ここ数日、こわごわ覗いている(^_^;。
 普通、言論系掲示板ってのは、いろんな思想を持つ人が入り乱れ、揚げ足取りのような意味のない議論が繰り広げられ、読んでるだけでウンザリしてきちゃうんだけど、ここの掲示板はそれ以前の問題で、管理人が自分にとって都合の悪い投稿…すなわち『つくる会』を支持する意見は全部削除していくという、強権的なやり方なのだ。掲示板趣旨には、いちおう「教科書問題、不採択運動について皆さんの情報やご意見を」と書いてあるのだが。
 たとえば、「私もつくる会の教科書を読んだが、問題ない内容だと思いました」という穏やかな文章ですら、数時間後見に行ったら削除されている有様。とにかく、反対意見は片っ端から削除。うーむ。まあでも、ここまでは許そう。
 が、どうにも解せないのは、「『つくる会派』と『反つくる会派』、両方の言い分を聞いて、私なりに判断しようと考えています」という中立的立場の人の意見まで削除していたことだ。その人は「不採択運動は言論弾圧にはあたりませんか?」とも書いてあったので、それが管理人の逆鱗に触れたのかもしれない。半日ほどしてその人は「中立の立場から投稿したのに、なぜ削除されるのかわかりません。『反つくる会派』のやり方には幻滅しました」と再投稿してあった。あらら、敵に回してしまった(^_^;。管理人本人か別の誰かが、不採択運動の意味を説明してあげてれば、味方になってくれたかもしれないのに…。アホやん。ちなみにその再投稿も数時間後には削除されていた。
 一方で、『反つくる会派』の意見は、どんなに感情的な内容であっても、また、たとえ事実に反した内容であっても、削除を免れている。
 例えば「著名人の○○氏は『つくる会』の賛同者だ」という『反つくる会派』の事実に反した投稿がそのままにされ、支持派に「それは違いますよ」とつっこまれていた。つっこまれた投稿者は「どこかのサイトに書いてあった。万一間違ってたら謝罪しますよ」と強気に出ていたが(「どこかのサイト」ってどこやねん(^_^;)、これについては、1日ほど経って管理人の方から「○○氏は『つくる会』の賛同者ではないです。でも、『つくる会』の初期の賛同者一覧が間違っていただけだから、××さん(間違った投稿をした人)が謝罪する必要はありません」とレスがあった。すごい開き直り〜(^_^;。最初の投稿者からはもちろん謝罪はない。
 中には「『つくる会派』とも討論したいです」と書いてある『反つくる会派』もいるのに、それでも管理人は『つくる会派』の意見はことごとく削除していく。あまりに独裁的なので、
ついに味方である『反つくる会派』までもが、「管理人さん。削除を繰り返すと、かえって、『反つくる会派はヒステリックなだけだ』と見られてしまいますよ!」と、つっこむ始末(T_T)。
 もちろん、『つくる会派』の面々のボルテージは上がりっぱなし。「ここは宣伝活動用の掲示板ですか?」「自分の意見と違うだけで、『荒らし』『右翼』と決め付ける傲慢な態度に怒りを感じる」「一部の運動家の話し合いの場なのだとしたら、『市民』が語りあう掲示板などと詐称しないで」「自分たちがやっていることを冷静に見つめて、看板をつけかえるか、運用を見直して下さい」…。
 この始末どうつけるんやろ?と思って見ていたら、今朝、管理人がようやく沈静化に乗り出した。「『つくる会の歴史・公民教科書の採択を阻止する』という当掲示板の目的に該当しない投稿は、削除させて頂いてます」。要するに異論反論は許さないってことですな。まぁ最終的には管理人の自由なんだけどねぇ。
 でも、『つくる会派』の投稿だけが削除され、それに対して激しい口調で反論してる『反つくる会派』の投稿だけがポツンポツンと残ってる状態なので、知らない人が見たら、「『反つくる会派』って人の攻撃ばっかりしてるのね」てなふうに受け取られかねない。自分で自分の首しめてまっせ〜(^◇^;)。
 さっそく、『つくる会派』から「そんなに反対意見が載るのが嫌なら、会員制にでもして、仲間内で和気あいあいととやった方がいいのでは?」とつっこまれ、以降、沈静化するどころか、ますますヒートアップしてる(^_^;。
 こういう掲示板って、見てる分にはおもしろいし、勉強になったりもするんだけど、はまっちゃうと精神衛生上悪いから(私も何度つっこみたくなったことか!)、もう行くのはやめようと思う。

6月14日(木)小泉内閣メールマガジン

 小泉内閣メールマガジン創刊号が届いた。
 「小泉総理のメッセージ」をはじめ、「大臣のほんねとーく」、「小泉内閣の動き(リンク)」、また、遠山文部科学大臣による大阪での児童殺傷事件についての「特別寄稿」もあり、思っていたより濃い内容だった。
 中でも、塩爺こと塩川財務大臣による小泉総理にまつわる話が興味深かった。小泉総理が初めて選挙に出馬した際の経緯、塩爺から見た彼の性格等々。何と言っても、文体が塩爺の普段の話し口調そのまんまというのが笑えた。
 今日の午後6時までにメルマガ登録者は100万人を超えたという。あまり政治に関心のなかった若者たちも、これをきっかけに関心を抱くようになればいいが…。
 心配なのは、改革が滞ったり問題が発生したりして内閣の人気が落ちた場合のこと。
メルマガの内容が「お詫び」や「クレーム処理」に終始するようになったら、ちょっと寒い(^_^;。そういうことにならないよう、ぜひ頑張ってほしい。
 小泉内閣メールマガジンの申し込みはこちらから。http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/index.html

 扶桑社の「新しい歴史教科書」「新しい公民教科書」が予想以上に売れているらしい。初版は歴史が30万部、公民は5万部だったが、6月4日の発売日当日、早くも歴史20万部、公民10万部の増刷が決まったとのこと。
 昨夜、ようやく歴史の方を読み終えた。教科書というより、まるでノンフィクションの歴史物を読み終えたような感覚。
 一番の特徴を挙げれば、歴史を点でなく線でとらえ、先人の行ってきた事が現在にどうつながっているかが、非常にわかりやすく述べられている…といったあたりか。
 たとえば、江戸初期、大開発の時代。「新田が開発され、17世紀の100年間に、全国の田畑の面積は、およそ2倍近く増加した。今日、日本各地で見られる広々と水田が広がる風景は、この時代に生まれたものである」といったふうに。
 とにかく、内容は至って普通。もっと過激かと思っていただけに、「な〜んだ」って感じ。「戦争を美化している」などと一部マスコミや中国・韓国が中傷しているが、大東亜戦争時、アジア諸国に多大な迷惑をかけたこともちゃんと記述している。
 未だに「危ない教科書だ!」「採択しないよう呼びかけよう!」とか騒いでいる人は、いったいどういう頭の構造をしてるんだろうか?まさか田中真紀子みたいに、読みもせずにマスコミに踊らされてるだけ…ってこともあるまいに。

6月13日(水)南北首脳会談から1年

 最近の韓国の世論調査でこんな結果が出たそうだ。( )内は昨年2月の数値。
    金大統領の対北政策を評価する    …Yes33.9%(49.0%)
    金大統領の対北政策を評価しない   …Yes43.9%(25.8%)
    北朝鮮への譲歩をこれ以上すべきでない…Yes69.6%(37.8%)
 歴史的和解と形容された南北首脳会談から丸1年。この1年の間、金大中政権は経済支援などの形で北朝鮮への譲歩を続けてきた。韓国内の反対を押し切って、北朝鮮が求めていた非転向長期囚の送還にも応じた。
 ところが、北朝鮮は韓国に与えてもらうばかりで与えようとはしない。そもそも南北首脳会談で合意した「金総書記の訪韓」についてすら、何の回答もしていないありさまだ。
 南北首脳会談が実現した時は、韓国だけでなく世界中が「素晴らしい出来事」と湧きに湧いたものだ。それだけに韓国の人たちにとっては、北朝鮮の自分勝手な態度は、寝耳に水というか、裏切られた思いなんだろう。
 が、私にとって北朝鮮という国は、「日本人拉致・テポドン発射・不審船侵入・金正男不法入国など様々な違法行為を繰り返しておきながら、知らんぷりを決め込んでいる独裁テロ国家」という認識でしかない。そんな私にしてみれば、
韓国世論の熱の冷めようは当然と言うか、「そら見たことか」てな意地悪な感想しか抱けなかったりする。

6月12日(火)記憶

 いつも通る道。ある一画が更地になっていた。ここには以前、何が建っていたんだろう。お店だっけ?いや、住宅?
 一生懸命記憶をたどるのだが、思い出せない。どうしても思い出せない。…気持ち悪い(^_^;。
人間の記憶力なんて、こんなものなのかもしれない。

 宅間守の過去のエピソードが次々と報道されている。
 学生時代は弱い者いじめと小動物いじめ。20代前半は婦女暴行で実刑判決を受け服役。転職時には経歴詐称。元妻への暴行・脅迫・ストーキング。離婚無効を求めて裁判を起こし、自ら弁護を担当。養子縁組を結んですぐに解消した養母に対して金をせびる。嘘の名刺を作成。
 よくもまあ、こんなにいろいろやってきたね…というほどの量。そして内容の異様さ。
 自己中心的。自分に従わない者を許さない。暴力で屈服させようとする。エリートに対するコンプレックスとねじれた憧れ。
 こんなにも「前触れ」を周囲にはっきり見せている凶悪犯は、そうそういないのではないか。やはり「何とか未然に防げなかったのか?」という思いに駆られてしまう。

6月11日(月)こんな卑怯な男見たことない

 8人もの罪もない児童を殺した宅間守は、行く先々でトラブルを起こす要注意人物だった。
 こういった人物が身近にいたら、どう対処するか。99%の人は、関わり合いになることを拒んで静観するだろう。自分に直接危害が加えられたとか、加えられる恐れがあるのならともかく、そうでなければ。
 宅間守の父親は、「息子が何かしでかすのでは」という恐れをずっと持っていたという。親ですらこのありさまだ。他人がどうこうできるものでもないし、もし、警察に「変な人がいるので何とかしてほしい」と訴え出たとしても、動いてはくれないだろう。だって、ちょっと変な人なんて、どこの地域にもいる。いちいち動いていられない。「凶行の兆候はあった。なぜ未然に防げなかったのか」と糾弾するのは容易いが、事が起こってからでないと誰も動かない、動けない、というのが実状だろう。
 2年ほど前に職場のお茶に薬を入れて逮捕された時の処置についてもそうだ。マスコミは「なぜ野放しにしたのか」と一斉に病院や行政のあり方を批判しているが、実際のところは難しい問題をいくつも孕んでいると思う。精神障害があるからと言って、また犯罪を犯すとは限らない。本人が更生を望んでいるなら、その気持ちは最大限に考慮してやらねばならなかっただろう。
 刑事責任が問えるかどうかは、「犯行時に善悪の区別がついていたか」、この1点のみで争われるそうだ。つまり、「自殺を図ったが死にきれず、事件を起こして死刑にしてもらおうと思った」という身勝手だけれども論理的な動機、「エリート校の子供を殺せば、確実に死刑になると思った」という冷静な判断力、車を目的地まで乗り付けることのできる能力、事前に包丁を購入するなどの計画性、これらは直接の争点とはならないらしい。
 すなわち、学校を襲って子供を殺傷するという行為そのものが、彼にとって「悪いこと」だという認識が当時なかったとすれば、心神喪失あるいは心神耗弱と判断される恐れがあるのだ。全く解せない話だが。
 この判断は、医者の鑑定に基づいて、最終的には裁判官が決めるそうだ。中には正常なのに異常者のふりをする犯罪者もいて、医者がころっとだまされるケースもあると聞く。「通院歴があるから犯罪を犯しても罪に問われない」と知人に漏らしていた宅間守。逮捕後の供述も二転三転している。精神鑑定狙いではないか?という疑念も湧く。死刑覚悟で臨んだ犯行ではなかったのか。この期に及んで死ぬのが怖くなったのか。あまりにも卑怯だ。この男の今後の言動に惑わされることなく、罪は罪としてきちんと裁いてほしいものだ。
 小さな子供を無差別に8人も殺したという卑劣で凶悪な犯罪なだけに、さすがに彼に同情を寄せる声は今のところ出ていないようだが、もし、彼が責任能力ありと判断されて、普通の犯罪者と同じように裁判が行われることになったとしたら、どうなるか。人権派がわらわらと出てきて、「加害者にも人権がある」とか言い出すのではないか。
 憲法第13条にはこうある。「すべての国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする」。
 情状酌量の余地があるならまだしも、自分の身勝手わがままで公共の福祉に反する行為を犯した人間の人権なんて、考慮する必要は全くない。宅間守はまだ生きている。自分の権利を主張することもできる。が、彼が殺した8人の子供は2度と生き返ることはない。あの子らは自分の権利を主張する機会すら奪われてしまった。
 今後、
彼には「事の真相を明かすためだけ」に、残りの人生を生きていってほしい。そしてその後は、いつやってくるかわからない死刑執行の知らせを怯えながら待つ人生を送ってほしい。とにかく、苦しんで苦しんで苦しみぬいて死んでいってほしい。
 今回の事件に何の関係もなく、子供を持ったことのない私ですら、こう思うのだ。遺族の方々や関係者が今どういう気持ちでおられるか、計り知れないものがある。

6月10日(日)2度目のオフ会体験

 ちょくちょくお邪魔させていただいている某サイトのオフ会に出席。場所は京都の某所。1月の「くり通」大阪オフ会に続いて2度目のオフ会体験。
 いや〜、緊張した。私は初めての人と話すのがとにかく苦手で、なかなかすっと言葉が出て来ないのだ。だが、皆さんとても気さくで良い方たちだったので、数十分後には私も気持ちがだいぶ楽になり、最後の頃にはすっかり素に戻ってしまっていたように思う(;^_^A 。
 ところで、今回のオフ会には夫にも参加した(^^ゞ。以前に私がネットストーカーみたいな人とちょっとごちゃごちゃしたので、それで心配してついてきたのだ。そんな大げさに考えなくても…とも思うんだけど、ネットがらみの殺傷事件が多い昨今、夫の気持ちもわからないでもない。
 オフ会の方は1次会で失礼させていただき、その後、夕方まで軽く京都観光をした。
 二条城の中に初めて入った。ここの二の丸御殿という建物の中に、かつて徳川慶喜が大政奉還を発表した大広間一の間がある。「歴史の大分岐点」となった場所に今自分が立っている…と思うと、胸の奥がジーンとした。こんなふうに「気持ちだけその時代にタイムスリップ」するのが大好きな私(^^ゞ。

 帰りがけ、梅田やら天王寺やらの本屋で、三浦朱門の書き下ろしの文庫本(歴史・公民教科書の検証本)を探したが、どこにもなかった。
 先週から探してるんだが、なぜかどこにも置いてない。今月出たばかりの新刊本で、同じ出版社の他の新刊本はたくさん平積みされているのに、この本だけがない。大きな書店で探しても、やっぱりない。
 店の人に聞いたら「棚にないってことは売り切れです」。それだけ売れているってことなのか?それとももともと発行部数が少ないんだろうか?……どうも増刷されるのを待つしかなさそうな気配。

6月8日(金)弱者を見分ける能力があるなら

 大阪教育大学附属池田小学校に刃物を持った男が乱入、児童や教師を次々に殺傷する事件が起きた。今現在まで、8人の児童の死亡が確認されている。容疑者は精神科に通院中の37才の男。
 精神障害者や薬物乱用者による通り魔的な事件を見聞きするたび、思うことがある。それは、
彼らが当時錯乱状態にあったと言うわりには、あえて子供や女性などの弱者を選んで襲っているケースが多いということだ。本当に錯乱しているなら、強者弱者区別なしに襲いかかるのではないか? だが実際には、そういった事件を起こした人物の多くが、心神喪失や心神耗弱を理由に「責任能力なし」と見なされ、刑が軽減されたり無罪になったりするもんだから、どうにも納得いかない。
 今回の容疑者に至っては、わざわざ小学校まで車で乗り付けている。精神安定剤10回分を一気に飲み、幻覚を見てるような状態で犯行に及んだとのことだが、そんな状態にも関わらず車を運転して小学校までちゃんと来れたってことは(こんな男に免許持たせてる自体、おかしいちゅーねん!)、これはもう、最初から子供の大量殺戮を狙っていたってことだ。弱者と強者を見分ける判断能力があるなら、当然責任能力もあるはずだ。だから、私はこの容疑者は責任能力があったと見なして、極刑に処すべきだと思う。
 ところで、この容疑者、以前に校務担当として勤めていた別の小学校で、教員4人に薬物を入れたお茶を飲ませて逮捕されたという前歴があるそうだ(このことから、「小学校」に対して何らかの思いを抱いていたのではないかと話す専門家もいる)。が、この時は「精神的に不安定で入院が必要」だとして、処分保留で措置入院となった。その後、何度か入退院を繰り返し、最近は通院治療をしていたらしい。こんな奴、一生入院させときゃよかったんや。
 「何もかも嫌になった。自殺を何度も試みたが死ねなかった。捕まって死刑になりたかった」とか言ってるらしい。それが理由?死にきれないから罪もない子供たちを道連れに?…もう、呆れるより他ない。一人で死ね!ボケ!(--#)
 それはそうと、この小学校の管理態勢はどうなっていたのか?刃物を持った部外者がなぜいともたやすく教室内に侵入できたのか?
 いや、この小学校だけでなく、どこの学校も比較的部外者が入りやすい仕組みになっているような気がする。地域とのつながりを大事にするため、あえて開放している学校もあると聞く。
 たとえば先日…土曜か日曜だったが、夫と散歩していたら、夫の卒業した中学校の前をたまたま通りかかったので、開いている校門から二人で中に入った。校内にはクラブ活動で登校したらしい生徒が何人かいた。私たちは悪意もなく、ただ懐かしさから校内に入っただけだが、もし、これが悪意を持った人間だったとしたら?
 保護者たちは「学校=安全な場所」と信じて、大事な我が子を預けているはずだ。今回被害に遭った児童の保護者たちもそうだったろう。やりきれない思いだ。

6月7日(木)有り難迷惑

 取引先から未稿分の原稿がFAXでどんどん送られてきて、えらく疲れた。
 この取引先は、仕事を発注した外注スタッフ(私)に対し、未稿分に応じて単価から値引きするという仕組みを取っているが、先月からその値引率が大幅にアップした(過去ぼやき5月分の5/16を参照)。そのため取引先の担当者は、値引率を最小限に抑えるために、未稿分を少しでも減らそうと配慮してくれている。
 気持ちは大変ありがたいのだが、校正後に送ってこられると、ちょっと…いや、かなり有り難迷惑(T_T)。
 「よっしゃ、今度こそ終わり」とホッとしてたら、また別の未稿分の原稿が送られてきた。まとめて送ってくれ〜!プリンタのインク代もバカにならんのやで。
 
そこまで苦労してやっても、値引き300円がせいぜい200円になる程度で、かえって手間がかかるだけで割に合わない。FAXなんて買うんじゃなかった…とか、ふっと思ったりもする。
 外注仲間に話を聞くと、もっとエグい。納品当日の朝、そろそろ出かけようとしていたら(取引先は直接納品&原稿返却)、突然FAXで未稿分の原稿、あるいは変更分の原稿が送られてきたりすることもあるそうだ。ここまで来ると、逆に嫌がらせとしか思えんなぁ…(^_^;。

6月6日(水)踏切事故

 いつも使っている踏切(JR阪和線)で今朝、事故が起きた。バイクに乗った女性が電車にはねられ死亡したのだ。下りた遮断機を手で押し上げて踏切内に入ったらしい。
 今日はたまたま納品日ではなかったので私がそこを通ることはなかったが、普段ならまさにそのあたりを自転車で走ってる時間帯だ。だからびっくりした。
 とは言え、私は毎回その踏切を使っているわけではない。私が使うJRの踏切候補は4つある。その日の電車との相性?によって、どの踏切を使うかが変わってくる。
 自宅から一番近い踏切まで出て遮断機が下りていた場合、待つのがもどかしいので、1つ北方向にある踏切まで自転車を走らせる。そこも遮断機が下りていれば、さらにもう1つ北にある踏切まで走る…そういったことを繰り返して時間短縮を図るのだ。事故が起こった踏切は、偶然にも私がよく通る踏切ベスト1。他の踏切よりも駅から離れているせいか、遮断機が下りている回数や時間は少ないように思う。
 ちなみに、その踏切から数百メートル南方に某駅があり、ホームの南側すぐそばにも踏切があるのだが、そこは、それこそ「開かずの踏切」状態。近隣の人からもさぞ苦情が出ていることだろう。ラッシュ時でなくても、5分以上遮断機が下りていることもあり、遮断機をくぐっていく人をよく見かける。私もこれまで「くぐりぬけたろか」と思ったことは何度もあるが、勇気がなくて実行したことは1度もない(^_^;。
 JR阪和線より東寄りを走っている近鉄南大阪線は、20年ぐらい前にはもうすでに高架になっていたようだ。JRもいい加減早く高架にしてほしい。…財政苦しいだろうけど。

6月5日(火)嘘つきは誰?その2

 昨日はノーコメントを貫いていた橋龍が、今日になって記者会見を開き、「ダウナー外相が田中外相の発言をアメリカに伝えると言った」との報道は間違いだと釈明をした。が、田中外相がしたとされるMMD批判やブッシュ批判そのものについては、やはりコメントしなかった。
 結局、誰が嘘つきなのか。いや、もう呆れてしまって、そんなことどうでもよくなってきた。とにかく、田中真紀子が外相になってから、背負い込まなくてもよいようなトラブルを日本が次々と背負い込んでいることは事実だ。
 ニュースやワイドショーなんかを見てると、「会談内容などの機密事項が次々とリークされるのは、真紀子さんを失脚させようという勢力がやってること。一生懸命やってる真紀子さんが可哀想…」という論調が目に付くが、彼女が行く先々で軽率な言動を繰り返しているのは事実だ。変に庇うのはもうやめたらどうか(叩くと視聴者に反発されるから、庇わざるをえないんだろうが)。
 確かに、田中外相が機密費問題の件で追及してくるのを恐れて、彼女を追い出したいと思ってる勢力が外務省内にあるのは事実だろう。が、逆に田中真紀子を切りたくない勢力もあるはずだ。
特に「親中派」の官僚たち。彼らにとって、「嫌米親中派」の彼女は救いの女神だろうから。

 話は全然違うが、今日から私の大好きな時代劇ドラマ「剣客商売」が再開した(^o^)。でも大治郎役の渡部篤郎が出てない。今シリーズはずっと出番なしなんだろうか?三冬(原作では後に妻となる)とのロマンスを楽しみにしてたのに……(T_T)。

6月4日(月)嘘つきは誰?

 田中真紀子、ダウナー外相、橋龍。さて、嘘つきは一体誰?
 田中真紀子外相が5/28にオーストラリアのダウナー外相と会談した際、米国土ミサイル防衛(NMD)構想やブッシュ大統領を批判する発言をしたと報道されたが、本人が6/2にそれを否定するコメントを発表した(イタリア外相にもNMD批判発言をしたと報道されたが、これも同時に否定)。
 橋本龍太郎元首相が5/29に同じくダウナー外相と会談した際、ダウナー外相が田中外相のこうした発言を紹介し、「大変驚いた。日米関係に悪い影響を与える恐れがある」と指摘。橋龍は田中外相の発言をアメリカに伝えないよう要請したが、ダウナー外相は「アメリカとの信頼関係があり、伝えないわけにはいかない」と答えたという。これについては、今日午前の記者会見で福田官房長官が「橋本氏から電話があった。そういう話があったのは事実だ」と発表した。
 田中外相がもし嘘をついてないのだとしたら、ダウナー外相と橋龍が嘘つきだということになる。ダウナー外相と橋龍が嘘をついてないのだとしたら、田中外相が嘘つきだということになる。
 田中外相は先の中国外相との会談で、図らずも自分が親中派だということを内外にアピールしてしまった。一方でアメリカには批判的な姿勢を見せたとなると、日米関係の悪化は避けられない。もちろん、これは政府の見解とは一致していないのだから大変な問題だ。
 小泉首相は「外相は政府の方針に従うと言ってるのだから、そんなに大きい問題ではない」と庇う姿勢を見せているが、こうもゴタゴタが続くと、内心「真紀子さん、えーかげんにしてくれ」という心境でいるのではないだろうか。
 以前、自民党宮城県連のCMで、主婦が「こんなんじゃ、あたしが総理大臣やった方がマシよ!」と吠えるってのがあったが(「総理大臣」はピーで消されたが)、
今度は、ぜひあの主婦に「こんなんじゃ、あたしが外務大臣やった方がマシよ!」と吠えていただきたいものだ。

 …と、ここまで書いた時点で、「『橋本元首相に対して、田中発言をアメリカに伝えると言った』という報道は事実無根だと、ダウナー外相から声明があった」というニュースが。さらに、ダウナー外相は田中外相に宛ててFAXで、「報道がねじ曲げられており、残念だ」ということを言ってきたという。これらについて、福田官房長官はとまどった様子を見せただけで、否定も肯定もしなかったようだ。
 じゃあ、やっぱり田中外相の言ってたことが正しいのか?だとしたら、なぜダウナー外相との会談でそんな発言をしたという報道が流れたのか?会見の場にいたか記録を見た人間(外務省関係者?)が、作為的に嘘の情報をマスコミにリークしたのか?それに橋龍と福田官房長官がグルになって乗っかったのか?何のために?
 あるいは、本当は田中外相の発言はあったんだけども、何らかの取引か政治的思惑が絡んでダウナー外相が口を閉ざしたってことか?地元オーストラリアの新聞では、田中外相の発言はあったというふうに報道されているようだ。そもそも、ダウナー外相は『田中発言をアメリカに伝えると言った』事を否定しただけであり、田中発言自体がなかったとは言っていないと見る向きもあるようだが…。
 何が何やらさっぱりわからんが、1つだけ言えることは、田中外相と外務省官僚との仲は相変わらず上手くいってないということだろう。

6月3日(日)王族の修羅場

 ネパール王室の皇太子による銃乱射事件。いろいろ言われてるようだけど、当局が発表した「銃の暴発によるもの」というのだけは誰が聞いても「嘘つけ!」って感じ。夕食会で何で銃が暴発すんねん(^_^;。
 かと言って、結婚問題がこじれただけであそこまでやるか?という疑問もある。家族間の確執とか、政治的な問題とか、遠因となるようなものがこれまでに積み重なっていたのかもしれない。
 ふと、日本の皇室のことを考えてみた。
 秋篠宮殿下が大学の後輩である紀子様を嫁にしたいとご両親(天皇陛下と美智子様)に告げた時、修羅場はなかったんだろうか?とか、皇太子殿下が雅子様にアプローチするもなかなか進展がなかった頃に、ご両親が「早く何とかしろよ!」とか言ってせかしたりして、殿下が「もぉ〜、うるさいなぁ。あんまりごちゃごちゃ言わないでよ!今、プッシュしてるとこなんだから!」とキレそうになったりとか(^_^;。
 それより遡って、美智子様が民間人として初めて皇室に入ることになった時なんか、もっと大変だったろう。
きっと皇族全てを巻き込んでの数々の修羅場があったんだろうなぁ。「民間人を嫁にするやて〜?そんなんおばちゃん許さへんで〜!」みたいな。あ、もちろんもっと上品なお言葉で…(^_^;。
 結局、王族だろうと皇族だろうと、私たち一般人と同じ人間。子供のことは可愛いし幸せになってほしい、でも世間体も気になる、子供はそれに反発してしまう…といったふうに、どこの家庭でもあるような親子喧嘩は日常茶飯事なんだろうな…なんてことを、不謹慎ながらふと思った次第。

6月2日(土)こんな豪華やったっけ?

 4日発売と聞いていたが、今日、早くも「新しい歴史教科書」「新しい公民教科書」が店頭に並んでいた。さっそく購入。
 まだ全然読んでないのだが、中をパラパラめくってみると、ほんとに教科書という作りで(当たり前や)、何だかものすごく懐かしい気持ちになった。
カラー写真がふんだんに使われており、私たちの頃の教科書に比べると、めちゃ豪華な感じがする。
 公民の方には巻末資料として、憲法をはじめとして様々な法律の抜粋が載っている。労働基準法もある。大人が読んでもけっこう参考になりそう?(^_^;。

6月1日(金)社会的には有罪

 城丸秀徳くん殺害事件で無罪判決が出たと聞いた時、私は思わず「なんでやねん!」と声を上げた。
 いくら直接的な証拠がないとは言え、あれだけの状況証拠があり、しかも被告の女性は完全黙秘を続けている(覚えがないならちゃんと説明できるだろう)。判決文にも「被告が重大な犯罪により秀徳くんを死亡させた疑いが強い」とある。
どう見てもこれは「クロ」だろう。なのに、なぜ無罪になるのか。「しらばっくれたモン勝ち」じゃないか。遺族の気持ちはどうなる。こんなことが通用していいのか。
 が、今朝の『産経抄』を見て、「なるほどこういう考え方もあるのか」と唸った。そこにはこういうことが書かれてあった。

…「疑わしきは罰せず」が原則であれば、殺人に関しては「無罪」はやむをえない。市民の感覚や社会の常識からするとどうしてもおかしい。憤りさえ覚える。が、これでいいのだと思いたい。被告は法的には「無罪」となったが、社会的には「有罪」だったのである。だからこそ彼女は、「勝利宣言」の会見もせず、ひっそりと姿を消したのだろう。彼女はある意味ですでに社会的制裁を受けた…
…事件は発生から15年目、殺人罪の時効寸前になってDNA鑑定の進歩で容疑者を逮捕した。警察は無理を承知で逮捕し、検察もあえて起訴に踏み切ったのかもしれない。その勇気と決断を高く評価する…

 そうなのだ。よく考えてみれば、被告が逮捕されたこと自体が奇跡的な出来事だったのだ。本人の自白も物的証拠もないにも関わらず起訴に至ったことも、また奇跡的な出来事だったろう。
 被告が本当に無罪であれば、裁判の場で「自分は無罪だ、これは冤罪だ」と訴えたり、警察や検察の強引なやり方を非難したりするはずだ。そして、無罪判決が下った後は、賠償責任を求めて然るべきだろう。が、今のところ彼女はそういうことは一切やっていない。ということは、やはり彼女も自分の罪を自覚していて、だけど自己防衛の気持ちからかついに懺悔することなく、この戦いを自分だけで完結してしまったんだろう。
 でも、やはり今回の判決は遺族にしてみれば納得いくものではないはずだ。警察や検察ががんばってくれたことについては感謝の気持ちでいるとは思うが、結局、秀徳くんがどういう経緯で亡くなったのか、ついに謎が明かされることはなかったのだから。


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