「アンカー」原発対応 官邸未だ機能せず&エネルギー政策 青山繁晴×和田武

2011.04.07 Thursday 03:56
くっくり



山本浩之
「えっ!?責任者が?」

青山繁晴
「ええ。彼ね、それで、はっきり言うと民主党の中では一番信頼できる政治家なんですよ。それで僕は、『あなたみたいな人でもそうなのか』って言ったら、『私は確かに官邸には行ってるよ、でも仕事がないんだよ』と」

山本浩之
「ええっ…」

青山繁晴
「『情報も来ないし、何かどこかに情報はたくさんあって、いろんな参与の方とかいて、情報ぐるぐる回ってるらしいけど、俺のとこ来ないんだよ』と言うから、『あなた自分で警察庁に電話しなさいよ』と言ったんですよ、僕は」

山本浩之
「はあー」

青山繁晴
「そしたら警察庁は、やっぱり本来原子力の主管官庁じゃないし、やっぱり遠慮して人を通してその政治家に入れてたんですが、それどっかで消えてんですよ、やっぱり。だから船頭多くして船山に登る、要するに方角を間違ってしまうことが現に起きてて、全て人災なんですよ。しかしその上でね、ロシアと中国に僕はあのように言われる筋合いは全然ないと思ってますよ。どうしてかというと、例えばロシアは旧ソ連が1991年つぶれたあとに、ウラジオストック、つまり日本海を通じて日本に大量の放射性物質がやってくるそのウラジオストックの港に原子力潜水艦を勝手に放置して、あるいは処理する時に輪切りをして、そこから大量の放射性物質が出ていったんですよ。それがあんまりひどいから、何と私たちの税金を出して、ソ連の原潜ですよ、日本に脅威を与えてた」

山本浩之
「それを日本がやった、お金で」

青山繁晴
「その時に出てきた放射線量の多さなんて、今回の比じゃないんですよ。それから中国も、ほとんど公表してないけどもウイグルを中心にした少数民族のいらっしゃる所で核開発をたくさんやって、大気中にたくさんの放射性物質が出て、日本にもたくさん降り注いだわけですよ。だからどこ調べてもほんとはそれ出てくるんであって、だから少なくとも今回、もちろんロシアであっても中国であっても事前通告しなかった日本政府は全く間違いだけれど、しかし、それを置いても中国、ロシアにはこんなこと言われる筋合いはない。せいぜい言えても韓国ぐらいですよ。しかし韓国もこの機に竹島で色んな物つくり出すっていうのも、これは右手で支援、左手でひっぱたくっていうのは、ま、これ実は中韓露を責めて言ってるんじゃなくて、外国の常識なんですよ。これがむしろ。だから日本政府の対応は、本当はこういう時に、そうですか、ごめんなさいごめんなさいって言ってるだけじゃなくて、言うべきことは言わなきゃいけないんです」

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