独特の災害史観を持つ日本人は何度も立ち向かい乗り越えてきた
2011.04.04 Monday 19:32
くっくり
image[110404.jpg]【画像:世界中から寄せられた日本への祈り - Pray for JAPAN - NAVER まとめより】
拙ブログでは、「外国人から見た日本と日本人」シリーズで東日本大震災に対する外国の人々の反応を3回に渡ってまとめましたが(まだ続く予定です)、彼らが一様に驚いたのは日本の被災者の次のような態度です。
被災を「現実」として静かに受け止め、パニックになったりしない。
周りの人たちと助け合い、冷静に、秩序正しく行動する。
列に並ぶよう誰が指示しなくても、静かに並び、割り込んだりしない。
泣き叫んだり、取り乱したり、誰かをガーガーと責め立てることもない。
中には不届き者もいて窃盗など起こったりするが、それらは散発的である。
大勢で略奪行為に走ったりしないし、ましてや暴動に発展したりすることもない。
こういった日本人の落ち着きやマナーはどこから来たのでしょうか?どうやって生み出されたのでしょうか?
日本人特有の宗教観?自然観?武士道精神?
そんなことを考えながら、「WiLL」最新号(2011年5月号)を読んでましたら、財団法人国土技術研究センター理事長である大石久和氏の論文の中に、ひとつの答えを見つけました。
論文のタイトルは【日本人の自然災害史観 日本人は必ず立ち上がる】。
その主張を一言で言うと、「日本人の独特の精神性は、日本の『脆弱国土』と『繰り返し起こる災害』によってはぐくまれたものだ」というものです。
<以下、青い文字は大石氏の原文引用、それ以外は私の要約>
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