「アンカー」原発対応 官邸未だ機能せず&エネルギー政策 青山繁晴×和田武
2011.04.07 Thursday 03:56
くっくり
山本浩之
「詳しい中身はコマーシャルのあと伺っていきたいと思います」
(いったんCM)
山本浩之
「日本の電力発電はどうなっていくのか、というかどうすべきなのか。まず青山さんからお願いします」
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青山繁晴
「2つ柱があると思ってます。1つめ、ほんものの自前資源と書きましたが、さっき言いましたとおり、日本は今まで資源がない国ってことになってて、だから原子力発電はその中でわずかに自主エネルギーだと言われてきて、僕もその考え方をとってきたんですが、でもウランを買わなきゃいけないんですね。ところが日本には本物の自前資源があって、要するに、この場合の資源は埋蔵資源ということですが、石油とか天然ガスはありませんねということだった。ところが人類には4番めの埋蔵資源があって、それはメタンハイドレート。最近少し名前が出てきたと思うんですけど。難しくないです、これメタンって書いてますから、メタンですから要するに天然ガスの一種です。ハイドレートというのは要は水と一緒になって氷状になってると。海の底とかで冷たくて圧力かかって氷になってる。氷状になってるやつに火を近づけただけで燃える。だから燃える氷と言われてるわけですね。これ第4の埋蔵資源と言われてて、CO2出ますけども、しかし埋蔵資源の中では一番CO2が少ないだろうと言われてる」
山本浩之
「海底にあるんですね」
青山繁晴
「海底にあって、で、日本は今まで500億円近くを、太平洋側ばかりに投じて研究してきたんですが、はっきり言うと、太平洋側は泥の中に分子レベルで混じってるわけです。ところが日本海の側にはもっととりやすい海底の上に出てたり、あるいは浅い海にあったりするのに、わざと日本政府は自民党政権も民主党政権もそれを無視してきたんですよ。どうしてかというと、日本が自前資源持ったらいろいろ困る人が多いんですよ。石油、天然ガスを外国から買わなくてもすむ、そういうことが困る人がいたから」
山本浩之
「既得権益…」
青山繁晴
「そうです。だからそれをやめて、メタンハイドレートを日本海側からとるとどうなるかというと、今ある火力発電所そのものがそのまま使えます。というのは、火力発電所の隣りに、このメタンハイドレートを溶かして普通の天然ガスに変える小さな施設を持つだけで、そのまま天然ガスを燃やす火力発電所ができますから」
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