「アンカー」原発対応 官邸未だ機能せず&エネルギー政策 青山繁晴×和田武
2011.04.07 Thursday 03:56
くっくり
山本浩之
「このあとは、今聞きたい、原発事故Q&A。危機的な状況にある日本の電力問題を今日は考えます」
(いったんCM)
山本浩之
「原発事故の影響で関東では計画停電が行われるなど、日本は今、深刻な電力不足に直面しています。そこで今日は、日本のエネルギー問題を考えます」
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村西利恵
「ゲストは、元立命館大学教授で、日本環境学会会長の和田武さんにお越しいただきました」
山本浩之
「どうぞよろしくお願いいたします。和田さんは工学博士で、放射線高分子化学が専門でしたが、その後環境保全やエネルギー論を専門にし、長年、世界各地の自然エネルギーを調査研究されていらっしゃいます。そして、青山さんには、経済産業大臣の諮問機関、総合自然エネルギー調査会の専門委員を務められていらっしゃいますので、詳しくお話を伺っていきます。よろしくお願いします。ま、やはり今回の原発事故を受けて、昨日新たな動きがありました。こちらをご覧下さい。まず見ていただきたいのはこの原子力政策大綱の見直し作業を中断するというふうに、原子力委員会が表明いたしました。原子力委員会の専門委員でもある青山さんはどう受け止めていらっしゃいますか」
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青山繁晴
「まずね、皆さん意外かもしれないけど、これ昨日、原子力委員会がこうやって5人の委員で開く前は、全然何の連絡もなかったです」
山本浩之
「えっ」
青山繁晴
「原子力委員会って(モニター画像の右上を示して)ここに座ってるこれ近藤委員長ですけど、委員っていうのは5人だけなんですよ。しかもそれは、近藤委員長もちろん専門家ですけど、消費者団体の代表とかもいらっしゃって、必ずしも専門家だけではないんです。で、この下に専門部会ってあって、50何人、僕も含めた、それはまあ専門家だけなんですが。少なくとも僕には何の連絡もなかったです。委員会開くこと自体。で、この原子力政策大綱って何かというと、要するに5年に一度、これから原子力をどうしますかってことを、大綱ですから、一番大事な基本方針を決めると。で、ちょうど今の大綱が作られたのは2005年ですから、見直しの会議をやってて、僕その委員になってるんですけどね。その新しい大綱作ってる最中に、福島原子力災害が起きたからどうするかって、もちろん僕にとっても関心事だったんですが、全然連絡なくて、それで、でも内閣の人がお見えになって、実は協議委員会開いて、中断することを決めました(笑)と話があって、ま、みんな忙しいからしょうがないかなと、僕も甘いからそう思ったんですが、但しこの中断ていうのははっきり申しますが、そんな生半可な中断じゃないですよ、たぶん数年間ダメですよ」
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