無能政府に失望しながらも私たちは私たちで頑張るしかない

2011.03.26 Saturday 02:31
くっくり



 例えば、被災された農家や酪農家(特に福島第一原発の周辺)の方々を見てもそうです。
 先が全く見えない、つまり国がどの程度の補償や支援策をとってくれるのかが全く見えない中で、すでに廃業を決意した人たちも少なくありません。

 今は辛くても希望が見えれば、将来の見通しが少しでも立てば、「よし、また1から頑張ろう」という気にもなれるのでしょうが、現時点ではその見通しが全くないわけですから。

 それを示してあげるのが政治の役割だと思うのですが、今の菅政権にはそれがほとんど期待できないのが辛いところです。

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開会式の選手宣誓全文=高校野球(時事3/23 9:50)
 宣誓。
 私たちは16年前、阪神・淡路大震災の年に生まれました。今、東日本大震災で、多くの尊い命が奪われ、私たちの心は悲しみでいっぱいです。
 被災地では、全ての方々が一丸となり、仲間とともに頑張っておられます。人は仲間に支えられることで、大きな困難を乗り越えることができると信じています。
 私たちに、今、できること。それはこの大会を精いっぱい元気を出して戦うことです。
 「がんばろう!日本」。生かされている命に感謝し、全身全霊で、正々堂々とプレーすることを誓います。

 平成23年3月23日
   創志学園高等学校野球部主将 野山慎介

 ちなみに宣誓の文言は、18日に大役を務めることが決まってから長沢監督、木口部長、部員全員で考えたそうです(デイリースポーツ3/23)。

 私は特に「生かされている命」という箇所に感動しました。
 普段なにげに暮らしてると、自分は「生きている」と思いがちだけども、本当は「生かされている」んですよね。周りの人たちに支えられながら。

 あるいは極論を言えば、いつどこで大地震が起きてもおかしくない国に暮らしていることを思えば、「(運良く)生き残っている」という言い方もできるのかもしれません。

 命に関してこういったさまざまなことを今回の震災で感じ取っている方は、被災地以外にもたくさんおられるのではないでしょうか。

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