「アンカー」福島第一原発の今後 青山繁晴×住田健二

2011.03.24 Thursday 03:39
くっくり


【一覧】「アンカー」青山さんコーナーテキスト起こし

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■3/23放送「アンカー」

原発事故住民避難と農作物出荷停止…今後どうなる?青山解説

image[110323-06stu.jpg] 今週の「アンカー」は約2時間前倒しの午後3時スタート4時までの放送。4時以降は東京の「スーパーニュースSP」をやってました。

 青山繁晴さんは出演されたものの、“ニュースDEズバリ”のコーナーはありませんでした。
 ただ、今週は、1999年の東海村JCO臨界事故の際に作業に当たった住田健二氏とともに、福島第一原発事故の特集を、番組のほぼ全体の時間をとってやってました。
 そのスタジオのやりとり部分を丸ごと起こします。

 とはいえ、今回やはり長かったのでいつもより少し手を抜かせてもらいました。ごめんなさい。具体的には間投詞(「あの」「その」など)と、言い直し等はカットしてます。相づちも支障のない限りカットしています。言葉尻が曖昧な箇所もあります。が、大筋は間違いないと思います。
 画像はYouTubeからキャプチャさせていただきました。


 内容紹介ここから____________________________

東日本大震災 津波で延期となった小学校の卒業式が避難所の中学校で行われる(03/23 13:17)

山本浩之
「被災地で卒業式が無事に行われるなど、いくつかの明るい話題も入ってきてはいるんですけれども、青山さん、この13日目を迎えても、改善されない多くの問題っていうのは残されてますよね」

image[110323-01stu.jpg]

青山繁晴
「ほんとにどれから話そうかっていうぐらい、危機管理の上からもたくさんの問題あるんですけど、ひとつ具体的なお話しますと、一両日ぐらい前にですね、長野県の佐久市っていうきれいな街があるんですね、水のきれいな街があって、そこの柳田さんていう若手の市長さんからお電話いただいて、その市長さんと僕は長い付き合いなんですが、今回の震災にあたって、この長野県の佐久市から、選りすぐりの消防官を17人被災地に送ったと。ところが行ってから、5人はとりあえず仕事あるけど、残りの12人の消防官は仕事がなくて、膝を抱えて毎日座ってるような状況ですと。で、その市長さんが総務省とか首相官邸にいくら働きかけても全然、何も動いてくれないと。で、これが自分の市だけだといいんだけれども、実は自治体の横の連絡で聞くと、被災地以外の所から送り込んだ消防官やあるいは消防団員の方も含めて、仕事ができない状況だと。つまり、とりまとめる人がいないというか、はっきり言うと、中央の政府が機能してないということですと。で、これを何とかメディアの力も使って、政府にそういうふうにさせて下さいという話がありました。で、実はこの市長さんだけじゃなくて、それを聞いて僕はそれなりに調べたところ、やはり自治体から被災地に向かった人々が仕事できないで苦しんでいると、いうことがあるんですね。で、これは今言ったのは自治体の職員の方々ですが、それ以外に普通の市民のボランティアの方々がいますね。このボランティアを束ねるってことで、菅総理がいろんな人事をおやりになってるんですけど、その中に辻元清美さんをボランティア担当の首相補佐官に任命しましたね。ところが私の知る限り、辻元さんはこのボランティアの全体像がつかめずにいると。つまりボランティアがどこにどう集められていて、しかも実はボランティアの集まってる所で仕事がなくてやっぱりずっと待ってる人がいるっていうのは、これはところどころメディアに出てくるんですが、その全体像を実は担当の首相補佐官になったところの辻元さんがつかめていないと。つまり被災地以外からの援助として差し延べられた人材が生かされていないっていうことをですね、たとえばすぐに解消しなきゃいけない問題として、考えるべきだと思います」

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