2011.03.26 Saturday 02:31
くっくり
ユダヤ律法を集大成したマイモニデスによると、施し方には八段階があるという。
以下、程度の悪いほうから並べる。
(8)いやいや施す人
(7)施すべき金額よりも少なく施す人
(6)乞われてからはじめて貧者に施す人
(5)貧者から乞われる前にちゃんと気づいてその貧者に施す人
(4)寄付を受ける人が寄付者の名前を知っているが、寄付者は与える人の名前を知らない場合
(3)寄付者が寄付を与える人の名前を知っていて、寄付を受ける人が寄付者の名前を知らない場合
(2)施す者と施される者との名前が知られない状態で施しがなされる場合
(1)まず金を与えて貧者を援助するよりも、ローンを貸与して彼を貸主の商売仲間に入れ、仕事を提供して自立できるようにしてやること
マイモニデスは、十二世紀にスペインのコルドバに生まれ、エジプトで宮廷付きの医師として働く一方で、ユダヤ居留民の長として働いた人だというから、最高のやり方は、援助の金を与えるのではなく、資金を貸し付けて自立させるということであった。
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