青山繁晴「ニュースの見方」菅首相では危機は乗り越えられない
2011.03.17 Thursday 00:56
くっくり
中西一清
「でしたですね。今回もあの、二系統あるディーゼル発電機がダウンしてしまったというね、とんでもない事態ですよね」
青山繁晴
「ええ。だからもちろん想像を超えた、その、津波や地震災害によっているんですけれども、しかしその面からいうと実はこれ、人災の面があるわけです。人災の面があるからこそ、さっき言った、人の助けを借りなきゃいけないので、アメリカの今まで出してない知恵も借りろということであって、これ、あの、もう一度申しますが、菅さんも、本来の職務に立ち返って、このスリーマイルの時に遠隔操作をやってるんですけれども、その遠隔操作、今、全然できないから困ってるわけですけれども、その時の、実際の動かし方、あるいは軍の使い方についてもう一度、知恵を仰ぐべきです。それからですね、あの、もうやはり(放送の)時間がなくなってしまいましたが、最後に申しておきたいのはですね、あの、チェルノブイリのような事故になることは、今後もありません」
中西一清
「ありません、はい」
青山繁晴
「ありません。チェルノブイリというのは、核分裂反応が続くまま爆発を起こしましたから、あえてわかりやすく言えば、そこに、広島型原爆のたとえば500倍ぐらいのものの、核爆弾が落ちたような被害だったわけです。で、福島で、ほんとに無惨な事態になっていますが、核分裂反応は止まっていますから、あくまで余熱の問題ですから、あくまでスリーマイル島の事故が悪化したような状況であって、チェルノブイリとは違うっていうことで冷静にならなきゃいけません」
中西一清
「今、あの、爆発が起きてるっていうのも、あれはもう核には関係なく、水素の爆発ということでしょうかね」
青山繁晴
「ええ、核分裂反応とは、あの、全く違います。それから、まさしく最後に申せば、NHKを含めて、えー、テレビを中心にですね、たとえば換気扇使うなとかエアコン使うな、肌をさらすなと、いうことがずっと放送されてます。もちろん大切な放送ですが、これはあくまで、地域住民の方々に向けたことであって、たとえば東京であったり、他の、100キロ200キロ以上離れた所の人にとっては、こういうことは今やる必要はありません。えー、それから、地域住民にとっても、もちろんたとえば400ミリシーベルトが出たっていうのは大変なことですが、それは発電所の内部で、しかも1時間そこにいたら当たる量でありますから、えー、放射性物質というのは、雲に乗って拡散されるから問題ですが、同時に、拡散されるってことは必ず薄くなります。薄くなりますから、そこはやっぱり冷静に見なきゃならないってことと、今、誰がいちばん、放射性障害の心配があるかというと、最前線で取り組んでる」
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