支那人の民族性を考える上での具体例を77年前の本に学ぶ
2010.12.07 Tuesday 01:58
くっくり
そのハーディング氏が済南へ発つ前、我が家へお別れの挨拶がてら寄ってお茶を飲んだ。たまたまその時、上海から取り寄せた本が机にあった。タイトルは『中国共和国の20年 発展の20年』。「目を見張るほど進歩しました」と盛んに報告してくる伝道地区をいくつか巡回調査した、ある客員教授の手になる本である。壊滅状態の国、膝まで血の海に没している国に30年も尽くしたハーディング氏のご尽力に敬意を表しながら、この本を渡して「お読みになりますか?」と聞いた。すると氏は叫んでこう仰ったのである。「発展ですと!中国でか?そんな本など捨てちまえ!」
本のタイトル「中国共和国」には皆笑ってしまった。もちろん、中国に共和制などあろうはずがない。政府と言われるものがあるにはあるが、選挙によって指導者を決めるわけではない。全くの独裁政権、崩壊寸前である。
(p.218)
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【南京虐殺に関する声明文】
1926年、宣教師たちはこの政府が最後の盟友と持ち上げた。ところがどうであろう、数ヶ月後、その第一軍が南京を制圧した時の模様をこう述べている。
南京虐殺に関する声明文
南京虐殺の真相を広くアメリカ人に知ってもらわんがため、外国人の生命財産に危害を加えられた3月24日に南京に在住していた我々アメリカ人は、署名の上、ここに声明文を記す。
この残虐行為は、上官の承認の下、制服着用の兵士によって行われた。南京在住の我々アメリカ人全員がこの目で見たのであるから断言できる。
彼らは外国人の私邸、領事館、学校、病院、会社の事務所を略奪しただけではない。家にも学校にも火を放った。外国人と見ると老若男女構わず撃った。誤射ではない。殺意を持って撃った人殺しである。ある若いアメリカ人娘などは2発も銃弾を打ち込まれ重症を負った。アメリカ女と見ると強姦する。その他、外国人女に、言葉にできないほどの侮蔑行為を加えた。こうした事件の多くをこの目で目撃したのである。その他さまざまなことが、疑いの全く無い事実である。
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