支那人の民族性を考える上での具体例を77年前の本に学ぶ
2010.12.07 Tuesday 01:58
くっくり
中国人を絶賛するパール・バックが書いていないものがある。あの時、南京では何が起こっていたか。中国兵は笑いながらイギリス領事をその庭先で撃ち殺した。無抵抗のアメリカ人も一人、同様になぶり殺しにした。アリス・ティスデイル・ホーバート夫人邸に逃げ込んだ50人の外国人に、雨あられと弾丸を浴びせた。幸い、この50人は軍艦からの援護射撃の下、上陸してきた部隊に無事救出された。こういうことを、パール・バックは一切書いていないのである。
我々が今現在付き合っている中国政府とはこういう政府なのである。私が縷々述べてきたことを踏まえて判断すべきではないか。中国政府が、責任のある政府として信頼できるのかどうか。近代国家としての責務を果たせる力があるのかどうか。調べる気になれば誰にでもわかることであり、新たな事実が次々に見えてくるであろう。
*1 パール・バック=アメリカの女性小説家。中国名は賽珍珠(サィ・チンシュ)。生後3ヶ月で宣教師の両親とともに中国に渡り、そこで育つ。処女作『東の風・西の風』に続き、代表作『大地』を発表して1932年にピュリッツァー賞を受賞。1938年にノーベル文学賞を受賞した。『大地』は中国を美化して描いており、これが国際社会に中国への幻想を持たせるきっかけとなったという評が根強くある。
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以下はおまけの資料です。
■1927年の南京事件について中共は教科書でどう教えているか
中村粲『大東亜戦争への道』(展転社・1990年)より。
【南京事件についての『中国歴史』(中国の全日制十年制学校初中課本・人民教育出版編)の記述は次の如くだ。
「帝国主義は中国での反動支配を守るため革命を破壊しようとした。3月24日北伐軍は南京を占領した。その日の夜、イギリス、アメリカ、日本などの帝国主義は狂ったように南京城を砲撃し、中国軍民2000人余りを死傷させた。」
中国兵の蛮行は一行も記さず、列国は理由なく南京を砲撃したかの如く書き、また砲撃を「夜」とすることによって無差別砲撃の印象を与えようとしている。
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