海上保安官メモ全文起こし

2010.11.13 Saturday 01:19
くっくり



 今後、彼がどういう運命をたどるのか、私には分かりません。
 ただ、もし罪に問われて逮捕された場合は、できれば情状をくみ取って寛大な措置をしていただきたいものです。

 ネット上では署名活動も始まってますね。
尖閣沖ビデオを公開した海上保安庁航海士(sengoku38)の減刑嘆願

 こういった動きについて、「愛国無罪か?それじゃ中国と一緒だよ」とおっしゃる方もおられるかもしれませんが、いや、それは違うでしょう。
 向こうの「愛国無罪」は、日系の店舗を襲って壊したり、略奪したりというまさに暴力行為、破壊活動であって、今回の問題とは全く性質が異なっています。
 なので同列に考えるのはいかがなものかと思います。

 いずれにしても、彼の責任を追及する前に、まずは、そもそも中国人船長を釈放してしまった、そしてビデオ非公開を決めてしまった官邸、特に仙谷官房長官の責任を追及するのが先だと思います。全てはそこから始まっているわけですから。
 (しかも、仙谷氏は中国側から「ビデオを公開するな」と要求されてそれを呑んだ、つまり中国側と密約を交わしていたということも複数のメディアで報道されています)

 仙谷氏は今回の一連の失政、その経緯について、国民に説明する気は全くないようです。
 ビデオ流出問題についても、11日の会見で「政治職と執行職では責任のレベル、次元が違う」と述べており、海上保安庁長官の鈴木氏に全ての責任を被せて終わらせる心づもりのようです。
 「政治主導」「情報公開」「クリーン」が売りの民主党政権がこんなことでは、国民は誰一人として納得しないでしょう。

 ……最後に、先ほど(11月13日0時45分頃)、「NEWS ZERO」を見ていたら速報が入りました。海上保安官がコメントを発表したそうです。
 突然のことなので全文拾えませんでしたが、「世間をお騒がせしたこと、多くの方々にただならぬご迷惑をおかけしたことをお詫びします」「本日、私がここ(5管本部が入る神戸の庁舎)に泊まるのは私の意思に基づくものです」という内容でした。
 読売新聞の配信(11月13日0時59分)ではこういう内容になっています。


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