尖閣問題を考える上での具体例を77年前の本に学ぶ

2010.11.16 Tuesday 01:39
くっくり


 尖閣衝突ビデオ流出問題で、海上保安官の逮捕が見送られることになりました。
 今後、捜査当局は在宅での捜査を続け、今月中にも書類送検し、送検後は検察当局が早期に刑事処分を決める見通しです(時事11/15 22:50)。

 逮捕を見送ったのは当然だと私は思います。
 そもそも刑事罰に値するのか?という声が専門家の間でも高まってましたしね。
 あと、世論の影響も大きかったようです。

 仙谷官房長官は8日の会見で、「厳罰に処すべきと考えている国民が圧倒的多数だと信じている」と自信たっぷりに言ってましたが、現実は逆で、「厳罰に処すべきではない」と考えている国民が圧倒的多数だったのではないでしょうか。

 あの中国人船長を釈放してしまったのは検察ではなく菅政権の判断であったことを、国民は皆知っています。明らかな犯罪人である船長は釈放しておいて、もしこの海上保安官を厳罰に処すようなことがあれば、菅政権は即、吹っ飛んでしまったことでしょう(そこに政権の介入があったかどうかはともかく)。

 彼が今後どうなるかですが、ある専門家は「罰金刑か起訴猶予の可能性が高い」と話していました。
 引き続き動向を注目していきたいと思います。
 

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