尖閣事件で改めて露呈した民主党政権の統治能力の無さ
2010.10.02 Saturday 01:54
くっくり
(付け加えれば、こういう日本人の性質も外交下手の原因のひとつになっていると思います)
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中国だけでなく、ロシアの最近の動きも気になりますね。
9月29日、メドベージェフ大統領は北方領土を近く訪問する意向を表明しました。
普天間移設問題で日米関係が上手くいってないところに、今回の尖閣衝突事件における日本の大失態、そこを上手く付け込まれたなという印象です。
ちなみにメドベージェフ大統領は、9月10日にヤロスラブリで行われた世界政策フォーラムで、日露関係にふれて、このように日本側に警告をしていました。
「重要なことは互いに下品に振る舞わず、礼節を持って接することだ」(産経9/11)
北方領土問題で、岡田外務大臣(当時)が「不法占拠」発言をしていたことを受け、日本側を牽制したものとみられていますが、「互いに下品に振る舞わず、礼節を持って……」って、そんなこと言っといて、自分のやってることは何やねん?!と。
しかし、これが外交というものなんでしょうね。上品に礼節を持って接した側が馬鹿を見ることが多いという。
さて、メドベージェフ大統領の北方領土訪問発言に対する日本側の反応ですが、これがまた酷い。
菅さんは「大統領の発言が、北方四島を具体的に訪問する計画の発表とは受けとめていない」。仙谷さんも「具体的な計画に言及したものではないと理解している」。
あんたら、呑気すぎません?手をこまねいて見てるだけ?
実際に大統領が訪問した場合、北方領土交渉にもうとんでもない悪影響が出ますよ。
これが自民党政権時代だったら、私も「ま、表向きはそう言ってても裏でいろいろ(良くも悪くも)動いてるんやろな」と思ったもんですが、民主党政権はもうマジで表向き通りっていうか、ほんとに何もしてない、仮にしてても場当たり的にしか動いてないって、もうバレバレですからね。普天間問題然り、今回の尖閣事件然り。
一国民として、本当に不安な日々ですわ。民主党政権が続く限り、きっと安穏の日は訪れないんでしょう。
さらにロシアは、かつて非常に仲が悪かった中国と組んで、日本を本格的に牽制し始めてますよね。
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