尖閣事件で改めて露呈した民主党政権の統治能力の無さ

2010.10.02 Saturday 01:54
くっくり


【画像は09年11月「事業仕分け」についての発言】

 中国(中国共産党)のこと何も分かっちゃいないんですよ。いや、確信犯と言うべきか。
 「中国の核はきれいな核」「中国の弾圧はきれいな弾圧」ってなふうに、未だに古い左翼の考えを持ち続けてるんでしょう。
 だから対応もいつも後手後手で、甘くなるんでしょう。

 仙谷さんは、船長を除く乗組員14人を9月13日に帰国させた際、 状況が好転するとの見通しを示してたわけですから、もう素人もびっくりです。

 そのあたりの背景を、仙谷さんは29日、記者会見でこう説明しています。
 「外交ルートを通じてそういう情報が入っていた。『中国も理解してくれるだろう』と判断していたが、(日中間の)司法過程についての理解がここまで異なるということを我々が習熟すべきだった」 (読売9/30

 「外交ルートを通じてそういう情報が入っていた」。また人のせいですか。

 それに、「司法過程についての理解がここまで異なるということを我々が習熟すべきだった」って何ですか?
 何でこっちが習熟すべきだったってなるの?向こうが習熟すべきだったって言うなら分かるけど。

 てか、「我々」って誰よ?政府全体?官邸?仙谷さんも含まれてるのは確かですよね?
 あの〜、何で仙谷さんが反省する必要あるの?「捜査は検察に任せてて、政府は一切介入しなかった」はずでしょ?
 まさか、船長以外の乗組員を帰国させた13日の時点ですでに政治介入があったってこと?「我々が習熟すべきだった」って発言は、それを暗に認めたってこと?

 あと、仙谷さんについては、10月1日午前の記者会見でのこの発言も気になりました。

 「フジタの社員が 『迷惑をかけて申し訳ない』と漏らしている。迷惑をかけ、拘束されるようなことがあったという意味かを含めて確認したい」(産経10/1

 この人は中国だけでなく、日本のことも分かってないようです。
 自分が関係することで世間を騒がせた時、それがたとえ自分の落ち度でそうなったわけでなくても、普通はまず「ご迷惑をおかけしてすみません」とお詫びの言葉を言う、それが日本人というものですよ。

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