尖閣事件で改めて露呈した民主党政権の統治能力の無さ
2010.10.02 Saturday 01:54
くっくり
自民党の塩崎さんに追及された菅さん、「可能であれば見ることも含めて考えたい」と答えてましたが、「考えたい」じゃなく、すぐ見なさいよ。長編映画じゃないんだから、それぐらいの時間は取れるでしょ?
尖閣諸島周辺の海域は、事件後も中国の漁船(武装してる船を含め)が我が物顔で入ってきて、堂々と違法操業してるわけですよ。
なのに今後の対応について、政府から海上保安庁には具体的指示もしてないというし、これじゃ海保の皆さんがあまりにお気の毒でしょ。ちょっとは考えてあげて下さいよ。
そう、海保の皆さんのためにも、例の衝突ビデオは早く公開すべきです。
中国漁船がどんなに酷いことをしてきたか、海保がそれにどう立ち向かったか。
海保に対する日本国民の理解が深まれば、海保の皆さんの士気もあがるというものです。
が、そのビデオ公開も、何だか雲行きが怪しくなってきましたね。
確か9月28日あたりまでは、メディアもほとんどが「ビデオを公開すべき」、政府側も「公開を前向きに検討」って流れだったはずなんですが。
中国側がレアアースの禁輸をやめたとかそういう報道が流れ出したせいでしょう、「せっかく中国が軟化してきたのに、このタイミングで公開するのはいかがなものか」と主張する人たちが出てきました。
媚中の朝日新聞なんかがそれを言うのは分かるんですが、フジテレビ「めざましテレビ」の大塚さんまでもがそれをはっきり言ってて(9月30日放送分)、私は唖然としました。
(もっとも、普段あまり「めざましテレビ」は見てないので、大塚さんの基本的なスタンスとかよく知らないんですけどね(^^ゞ)
中国が軟化って、それは日本に配慮したというよりは、むしろ国際社会に配慮した面が大きいんですけども、皆さん分かってるんでしょうか?
船長釈放により、世界のメディアでは「日本の外交的敗北」という日本批判も当然あったけど、同時に「中国脅威論」も大いに噴出してるんですよ。
そのへんの事情もよく考えずに、「あ、何か中国、譲歩してきたみたい。じゃあ日本もいったん引きましょう」なんて、政府もメディアもそんな場当たり的な対応をするから、問題がどんどん先送りになって、ますますこじれていくんじゃないんですか?
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