「アンカー」民主党代表選小沢出馬ゴタゴタの真相と小沢勝利の秘策
2010.09.02 Thursday 03:03
くっくり
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村西利恵
「小沢一郎に秘策あり」
青山繁晴
「当然というのは、その、小沢さんはもともとその、出馬表明する前からこれ分かってますから、それ老練な政治家なんで、この秘策を考えた上でないとほんとは出馬表明もしなかったんです。すなわちもうしっかり秘策は決められてます。はい。えー、その秘策を練る上で、一番大事なことはですね、その、民主党議員が何を心配してるか。あるいはその、民主党議員が何に関心あるかというとですよ、まあほんとは国民も含めてなんですけど、次の総理大臣が菅さんか小沢さんなのかということももちろん大きな関心事、それ当たり前だけれども、しかしある意味でそれよりもっと大きいのが、結局、民主党は分裂するのかしないのか」
山本浩之
「選挙後の話ですね」
青山繁晴
「はい。で、イメージとしては、分裂起きるなら、それは小沢さんのせいだろうとみんな思ってるわけですよ。つまり小沢さんによって分裂起きるだろうと思ってる、思ってるっていうか、その、メディアでもそういう感じになってるんですが、小沢さんそれを逆手にとって、いや、そうじゃなくて、その、自分だったら分裂しないってことを実は秘策として打ち出してるんですね。ちょっと出していただけますか」
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村西利恵
「『小沢勝利なら民主党は分裂しない』と打ち出すことが秘策だと」
青山繁晴
「はい。自分だったら、自分が民主党の代表だったら、になったら、その時だけ民主党は分裂しないですむんだよってことを打ち出すんですが、それを具体的に2つあって、1つはこれです」
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村西利恵
「『民・公』連携」
青山繁晴
「はい。これは『アンカー』で何度も指摘しましたが、実はこの深刻なねじれ国会、つまり与党は衆議院で3分の2の勢力も持ってませんから、たとえば予算以外の、予算や条約の承認以外は、もう何も通らない。内閣総理大臣の指名、その3つ以外は何もできない国会になってしまう。ところが小沢さんは公明党と太いパイプを持っていて、たとえば公明党、政党だけじゃなくて創価学会、支持母体の創価学会の池田大作名誉会長も含めて、深い深い、長い長い、付き合いとご縁がありますから、そのパイプがあってですね。で、しかもその、公明党は自民党と違って、小選挙区よりも比例に力を入れようとしてますから、その、自民党と違って、民主党と連携組んだ場合も小選挙区でぶつかることが非常に少ないわけですね。しかもさらにその、公明党と小沢さんには共通の長年の目標、っていうか、まあ公明党の方が長いですけれど、があって、それは外国人地方参政権ですよね。で、それを小沢さんならやってくれるっていうことが公明党にとってはまあ大義名分立つから、政治とカネの問題あるけれども、その民・公連携はできやすい。そして民・公連携ができたら、何度も申しました通り、ねじれ国会があの、解消してしまうから、だから要はその、解散総選挙に追い込まれる確率も極めて低くなって、つまりは長ければ3年間、その、衆議院も参議院も選挙がないということになるから、その3年の間に、小沢さんは確かに指導力とか決断力とか判断力はありますから、だからそれで成果を上げていけば、政治とカネの問題も吹き飛んで、そうなると民主党なんか分裂するわけがないだろうと、大与党で行けるんだということになるわけですね。で、ちなみに今回の民主党の代表選挙の実は隠れた大きな問題のひとつは、その、党員・サポーターに外国人でも大丈夫という、あの、在日の外国人、つまり日本に住んでらっしゃったら外国人でも投票できるというのが、ちゃんと規約に書いてあってですね。で、しかもこれ、枝野幹事長は将来的には見直したいってことを言ってはいるけれども、今回それをやるわけです。だから史上初めて、日本の総理大臣選びに外国人が実際にもう関与が始まってるんですね」
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