私怨の民主党代表選 またも国民置き去り!?
2010.08.28 Saturday 02:19
くっくり
各社報道によれば、小沢さんは鳩山さんを間に立てて、菅さんに「挙党態勢」、すなわち自分(あるいは自分の息のかかった人)を要職に就けるよう要求したものの、菅さんに拒否され、「じゃあ俺が出てやる!売られた喧嘩は買う!」となった……ってことらしいですね。
って、もしほんとにそうなら、単なる私怨、私闘じゃないですか。
だいたい、小沢さん、どのツラ下げて出るのかと。
政治とカネの問題で、政治的・道義的責任を取る形(但しそれで責任が取れたなんて多くの国民は思ってませんが)で幹事長を辞めてから、まだたったの3ヶ月ですよ。
今現在、政治資金規正法違反事件の検察審査会の2回目の議決待ちで、起訴される可能性もある人物ですよ。
(ちなみに、小沢さんは総理になることで強制起訴を避けるつもりだという側近議員の声もあります。ANN8/26によれば、その側近議員は「検察審査会の問題を抱えていなければ、今回の出馬はなかった」とまで言っています)
常識に照らし合わせると、そんな人物が代表選(実質的に総理大臣を決める選挙)に出るなんてまず考えられません。
が、そこはそれ、世間の常識と永田町の常識は違うってことなんでしょう。
いや、永田町の常識すら超えているんじゃないですか、今回は。
だって、菅さんサイドは「政治とカネの問題で世論の反発がすごいから、いくら何でも小沢さんも出馬できないだろう」って見通しでいたらしいですから。
とはいえ、菅さんも、小沢さんが代表選に出てくるんじゃないかってことで、かなり警戒はしてたみたいですけどね。
新人取り込み作戦の懇親会をやって「3年後に衆参ダブル選挙」(山岡副代表は「総理交代しないと解散に追い込まれる」なんて言ってるが解散なんかしないよ、君たちの身分は保証してあげるよ)って言ってみたり、また、「いずれ小沢さんのような人が必要になる時もある」(小沢さんを要職に据えることもあり得る?)などと言ってみたり。
ダブル選挙発言もどうかと思うけど、それ以上に、小沢さんに擦り寄るような発言はいかがなものか?と私は思ってました。
というのも、菅さんは総理になる時、正確に言うと代表選に出馬した6月3日の会見で、「小沢さんはしばらくは静かにしていただいた方が、本人にも民主党にも日本の政治にとってもいい」、つまり少なくとも当分は「脱小沢」で行くと宣言していたわけですから。
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