「アンカー」小沢氏代表選出馬?エゴエゴ政局&円高で政府・日銀無策
2010.08.26 Thursday 03:04
くっくり
日銀については実は3つぐらい手段あることはあるが、その中で僕は日銀が一番嫌がってる政策金利を、今は0.1%ぐらいだがそれをゼロにするということしかないと思ってます。金利がゼロになると日銀としてはやれることなくなるから、存在価値を否定されるようなもので、それが一番嫌なんですけれども、その嫌なことをあえて日銀がやるというのが決意を示すことになるので。
従って政府も日銀ももうやることはそれぞれはっきりしてるので、やるかやらないかだけのことなんですよ。難しい話じゃないんですね、本当は。
(大変明快なお答えで、やれることは限られていると。じゃあどうしてそれを政府も日銀もやらないのか?)
その理由も実は非常にはっきりしてると思う。まず政府について、どうして為替マーケットに介入しないのか。たとえば98年4月、1日で2兆6000億円のお金をつぎ込んで介入したこともある。それで何とか円を正常な範囲内で動かそうと努力していったのに、何でしないのかというと、今回はアメリカもEUも一緒にやってくれないから。というか、まず第一にとにかくアメリカが反対してるのが怖いということ。いつまでもアメリカにびびってるのが第一。
第二は、アメリカやEUが同じ方向で介入してくれなかったら効果ないんじゃないかと。1兆も2兆も使って効果なかったらどうしようかということでも、ある意味腰が引けてる。3つめは経験不足で、政権交代してからそろそろ1年近くなるが、この間、本格的な経済政策ってやってこなかった。衆院選で約束した農家の個別補償とか、子供手当とか、高校教育の無償化とかをやってきて、本格的な、マクロもミクロも合わせて経済政策やってこなかった。はじめて直面したのでやり方を知らない。
だけど3つめのことについて言うと、今の民主党政権は無策だって言うだけで僕はすまないと思ってるのは、今のねじれ国会をいわば活用する最大のチャンスがたった今訪れていて、今朝の新聞で、自民党にとったら政府与党が棚ぼたみたいに失敗ばかりしてくれるので、自民党としてはチャンスだみたいな記事があったが、そういう記事自体が古い発想。そうじゃなくて、今まだ盆明けだから国会は9月ですねと言ってるんじゃなく、すぐに臨時国会開いて、いつも論戦だけのお互いに非難し合うような予算委員会じゃなくて、今まで自民党政権はずっと長いこと経験してきた、さっきの1日で2兆6000億使ったのも自民党政権だから、その時どうだったのかも含めて、当然これは自民党が国難に際して知恵を貸すべきであって、民主党の方も知恵を下さいと言うべきであって、まともな意味の政策連合とか危機に対処するってことはできるわけですよ。
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