「アンカー」はずれ者日本&菅談話と在サハリン韓国人支援のおかしさ

2010.08.12 Thursday 02:10
くっくり


村西利恵
「『首相談話』は国際社会からどう見られるかというと、国家間で条約を結んでも追加があり得るという印象を与える。それから、声の大きな相手に合わせるんだと思われてしまうと」

青山繁晴
「はい。これは山岸さんのお話じゃなくて、僕がいくつかの国の政府当局者に電話で聞いてきたことを総合して申すんですが、まず日韓基本条約があって、そこでたとえばその、補償問題その他もケリがついてるのに、なぜあとでいろいろ追加しなきゃいけないのかと。ということは日本は国家で条約結んでもですね、それが何となく曖昧になっていく国なのかって、こういう懸念をかなり聞かされました。それともうひとつ、こっちの方が大きいんですが、相手が声が大きかったら、それに全部合わせるんですかと。というのはですね、今回の談話は大きな問題1個あってですね。その、韓国民、韓国の意思に反して日韓併合条約が結ばれたって趣旨が今回の談話に入ってるんですが、これはずーっと日本政府は、あの条約は結ばれた当時は正当な条約だったと、その後無効かどうかは別にして、あの当時は正当な条約ですという立場を守ってきたんですよ。それがするっとね、いやあの、韓国の意思に反してたんだってなるから、いや、じゃあ要するに条約とか、その、今までの政府解釈が大事なんじゃなくて、その時の声の大きな相手に合わせるのかって疑問を持ってるわけですね。で、それを考えると、さっきのたとえばあの、ベトナムのことで言えば、ベトナムは本当はリスクはあるわけでしょ。つまり、たくさんその、アジア諸国は中国の武器を買って、中国に擦り寄ろうとしてるのに、ベトナムだけそれに反対するってことはですよ」

岡安譲
「確かに大きいリスクですね、うん」

青山繁晴
「その、ASEANが分かれるかもしれないと。分かれちゃうかもしれない、そのリスクをあえて犯して、国家の意思を示してるわけじゃないですか。それがなくて、その、迎合する国なのか。そうするとアメリカから見ても、ちょっと付き合いできないなあということになるんですよ。そして最後に、この菅さんの談話は、新聞にもずいぶん出てますけれども、テレビでもずいぶんやりましたが、ひとつ肝心なところがわりと抜けてると思うんですね。あんまり報道されてない。それは最後に、これです」

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