菅談話と戦後補償 仙谷官房長官は恐ろしい人です
2010.08.07 Saturday 04:40
くっくり
これに関して、8月4日の参院予算委員会で、自民党の山本一太委員と西田昌司委員が仙谷さんに質問しました。
私はこの日、国会中継を見ていたんですが、仙谷さんが「確信犯で国益を損ねる人」であることがよく分かる場面がありましたので、ちょっと再現してみます(うろ覚えなので、正確な発言は参議院TVの動画や議事録で)。
まず、山本さんが、例の7月7日の仙谷さんの発言について、「日韓基本条約は無視」と題した産経新聞7/7付を引用しながら、真意を問いただしたんですね。
すると仙谷さんは「それは新聞がそういうふうに受け止めただけ」と釈明。
さらに、「個人補償は法的にやる必要ないが、例えば裁判で和解が成立したからって、墓参りにも来ないで知らんぷりですむのか」と言い出したんです。
もうこの時点で何を言ってるのか分からん。国家間の条約と一般的な裁判をごっちゃにするなよと。
が、仙谷さんが悪質なのはここからで、何とサハリン残留韓国人に対する日本の支援*1に話をすり替えたんです。
「サハリン残留韓国人に対しても、法的には支援する必要はなかったけど、日本はアパート建ててあげたりした。そういうようなことが必要」だと。
はぁ?!本気ですか?!
*1 サハリン残留韓国人の問題をご存知ない方は、拙ブログ07/6/5付:サハリン残留韓国人 日本の“理由なき支援”を。村山内閣の負の遺産のひとつです。仙谷さんの友人で慰安婦問題などでお馴染みの高木健一弁護士が仕掛け人です。日本政府は2007年までに約70億円を拠出しています。仙谷さんの言う「アパート」というのは、2000年に日本が約27億円を出して韓国国内に建設したサハリンからの永住帰国者が住むアパート群のことです。
山本さんは、そんな仙谷さんに対し、「日韓の賠償問題は決着済。それを蒸し返すのは国際法上やってはいけないこと。官房長官がそのようなやれもしない話をすることで韓国が期待してしまう。官房長官の外交に関する見識を疑う」と、超正論を返してました。
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