「アンカー」野中広務氏生出演 官房機密費とジャーナリズム

2010.07.29 Thursday 02:37
くっくり



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村西利恵
「波紋を広げたTBSの報道番組での発言内容がこちらです。『月々、総理に1000万円、国会で野党工作などに当たる自民党国対委員長や参議院幹事長に各500万円程度のほか、政治評論家や野党議員らにも配っていた。評論家に転身した元政治家が小渕恵三総理に電話し、「自宅を新築したから3000万円ほどお祝いをほしい」と要求したことや、野党議員から「北朝鮮に行くから官邸にあいさつに伺いたい」と暗に機密費を要求されたこともあった』という内容でした。ではそもそもこの官房機密費とはどういうものなのか。簡単にまとめるとこうなります」

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村西利恵
「本来は内閣官房報償費という名前で、一般に機密費と呼ばれています。国政の運営上必要な場合、内閣官房長官の判断で支出される経費のことで、支出には領収書が要りません。会計検査院による監査も免除されており、現在は14億6165万円が毎年計上されています」

山本浩之
「ま、これまでも、その、国会などでも、確かに話に上ることが多々あったんですけれども、こういう具体的な数字を交えて、当の官房長官を経験された野中さんの口から出てきた証言ということで大変びっくりしたんですが、これをお話になったまずその真意というのは、どういうところにあったんでしょう?」

野中広務
「そうですね。あの、私自身もこういう機密費の在り方を快しとしておりませんでした。で、私は自分の娘から、快しとしてなかったら、なぜその時やめなかったのと、いう、娘に叱られましたけれども、しかし、やっぱり野党が参議院で多数を占めておる、金融不安な、大変な時に、こういうものを私の手で世間にですね、出さないということを、言うような勇気は私はありませんでした。だから私は私の在任中、残念ながら続けてきたと、こういうことでございます」

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青山繁晴
「うーん。野中さん、あの、今ね、あの、野中さんおっしゃったのは、あの、ま、金融国会も含めてその、野党対策費ってことですよね。でもそれは、ま、あの、野中さんが勇気ある告白をされる前から、まあやってるだろうっていうことはみんな思ってましたよね。ただその、政治評論家とかジャーナリストにまで、その裏金渡してたっていうのは、僕は正直、政治部に10年以上いましたけど、あの、僕のところには少なくとも全く働きかけはなかったし、あの、野中さんご自身もご承知の通りだと思いますけど、そこがあの、実は記者の側も受け取ってた、で、さらにその、野中さんは政治評論家だけをいわばおっしゃってますけれども、他の証言ではですね、その、新聞社とか通信社とか放送局の現職の記者にも渡ってて、その人たちは今、幹部でいるというような話もありますね。で、野中さんにお聞きしたいのはね、その、野党だけじゃなくて、その、ジャーナリズムの側に渡してたっていうことは、その、例えば国会を乗り切る上で、具体的なメリットがやっぱりあったんですか?つまり、そういう、報道の変化というか、報道ぶりが変わったっていうことがやっぱりあったんでしょうか」

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