「アンカー」野中広務氏生出演 官房機密費とジャーナリズム

2010.07.29 Thursday 02:37
くっくり



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上杉隆
「例えば、講演料という名目で渡そうとされたり、えー、あるいは車代もそうですけど、まあ、外遊に行く時は、よく記者の人たちもそうですけど、お土産代とか」

 政治家との会食の際、常に食事代と同額程度のお土産を相手に渡すことを心がけてきた上杉氏。
 ある官邸関係者との会食の場で、金銭を渡されそうになった経験があります。

上杉隆
「ちょっとはっきり時期は覚えてないんですが、えー、その方たちと会食をした時に、ま、帰り際に、これお土産です、という感じで渡すんです。(VTR中略)で、家に着いた時に、パッとお土産の底っていうか、ま、取ったら横に白い封筒が入っていて、あれ、何だこれと思って、パッと見たら、もう、見えませんけど、封をしてあるんで、明らかに、まあお金というか、えー、大体30から50(万円)ぐらいはあったと思います。どちらかはちょっとはっきり覚えてませんが。で、これはまずいと思って、すぐ電話して、えー、その日の夜に、まあその人の自宅というか、まあ返しに行ったと」

 ニューヨークタイムズの記者の経験もある上杉氏。
 アメリカでは、取材対象者とつき合う際の厳格なルールが存在すると言います。

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上杉隆
「私がかつて99年から2001年まで、2002年か、えーっと、ニューヨークタイムズという新聞社にいたんですが、その時には確か、当社は5ドルルールっていうものがありました。(VTR中略)5ドル以上のものを取材対象から、まあ便宜供与や物品供与、もちろん金銭はそうですね、を、えー、受けてはいけないと。(VTR中略)つまりその額を超えたら、取材対象からの賄賂と見なすと。つまり賄賂を受け取りながら取材するということで、それはジャーナリズムとしてペンの鈍る可能性あるんで認められないと、いう認識の下、ま、各社それぞれ自分たちのルールを作ってですね。(VTR中略)えー、常に距離感と公平性を保ちながら取材をすると」

 【官房機密費問題について】

上杉隆
「問題はそれを受け取るマスコミの人間がいるということが最大の問題で、やはりそれは民主主義の根幹に関わりますし、えー、この官房機密費の今回の問題というのは、実は政治の問題じゃなくて、マスコミの問題だと、ということをずーっと私自身は言い続けてるわけですね」

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