「アンカー」野中広務氏生出演 官房機密費とジャーナリズム

2010.07.29 Thursday 02:37
くっくり



宮崎哲弥
「まさしくその通り、歪みの問題が大問題だと思うんですけれど、とするとその、政治評論家や、あの、フリーランスの政治ジャーナリストに対して渡したってのは、これはもうあくまで引き継いだものだから…」

野中広務
「引き継ぎ事項を…」

宮崎哲弥
「引き継ぎ事項を唯々諾々と、そうなさったということですか」

野中広務
「ああ、そういうことです」

青山繁晴
「野中さんとしては、あの、さっきお嬢様の、あの、お話もされてましたが、ずっと内心、悔いるものがあったということですか」

野中広務
「ええ。そうですね」

青山繁晴
「うーん」

野中広務
「で、まあ、こんなことをしてていいのかなあという気持ちはありました。けれども、日々(にちにち)のあの当時の、いつ国会がもう倒れても仕方がないような、で、銀行が次々倒れていく、ああいう状況の時でありましたから、その善悪を考える、また決断をできる勇気が出てきませんでした」

青山繁晴
「うーん」

宮崎哲弥
「でも、先ほどね、世論調査、あ、世論操作という効果というのはなかったというふうに、と思うというふうにおっしゃいましたよね。そうすると、その時点で止めてしまっても、あの、この、政局を動かすような問題にはならなかったんじゃないかという気もするんですが、いかがでしょうか」

野中広務
「いや、それはあの、あなたの考えであって、今その、止めることが…」

宮崎哲弥
「まあ、状況的にやれなかったということですね」

野中広務
「そういうことです」

青山繁晴
「止めたら、要するに仕返しも含めて、何かあったんだろうってことですよね?」

野中広務
「うーん、まあ、あるかも分からないという危惧が、私のところで止めてしまうということが、不可能であったということです」

青山繁晴
「それちょっとあの、あえて聞くんですけどね、お尋ねするんですが、要するにもらってる本人は汚いカネって必ず分かってますよね?官房機密費じゃなくてほんとは官房報償費で、例えばその、北朝鮮の中の情勢をとるために、北朝鮮の工作員をはっきり言うと手なずけて、カネで日本政府がその情報をとるっていうのは、これは国際社会でも常識ですよね。でもジャーナリストがとるっていうのは汚いカネそのものじゃないですか。で、それが途中で止められたらですよ、例えば野中広務さんは、あの、要するに野中広務さんに対して、批判もあれば賛否両論あると思いますけど、でも気骨の人は気骨の人じゃないですか。僕はあえて申しますが。で、その人が止めたとしたら、必ず仕返しをしてくるだろうって人間たちですよね。それ最低ですよね。そんな人の言うことを、あの、私たちの民主政府が聞かなきゃいけなかったのかなと改めて正直、まあ思うんですが」

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