なんだったんだ?金賢姫の4DAYS
2010.07.24 Saturday 02:07
くっくり
Q:特定失踪者問題について日本政府のこれからの対応にどう期待する?
荒木:結局、世論が動かないと政府も動かないのが現状。たとえば特定失踪者のポスターの中の人で誰か、この人は拉致だという情報が出てきたとして、通常であればよくやったという話になるが、逆に、普通に考えれば、何で今まで分からなかったんだという話になってしまう。だから政府や警察などは、よほどのことがない限り出したくない。現在認定されている17人も、よくよく見てみると、ほとんどのケースが工作員が自白したとか、マスコミがすっぱ抜いたとか、曽我さんに至っては北朝鮮が出してきた。誰も知らなかった時に、日本政府の方からこの人は拉致ですよと発表したケースはただの1人もいない。つまりそれ以外の大部分は、可能性があると思いながら隠していって、それがたまたまもう隠しきれなくなったので発表したというのが、正直なところではないかと思う。
Q:我々がマスコミを通して知っている情報よりも政府はたくさん情報を持っている?
荒木:そうですね。今回の金賢姫の「何人か見たような気がする」という話についても、日本の警察に話してあると言っている。話したのはおそらく去年の5月だから、話したのを聞いたまま、ずっと持ちっぱなしになっていたということだと思う。つまり聞いていてもそれでおしまいと。*2 日本政府の基本的な方針に救出するということはない。救出するという前提で情報を集めれば、もっといろんな情報が山ほど集まるが、とりあえず聞いておくってことでは、どんな情報を持っていってもどうしようもない。
Q:今、とても微妙な時期。韓国の哨戒艦撃沈事件があったり、金正日の後継者問題があったり。なぜこの時期に政府は金賢姫を招聘したのか?
荒木:いろんな要素があると思う。去年からずっと呼ぼうと思ってやっていたのが今回になったということ。哨戒艦の事件があって、それでしばらく時間が経った。
*1 報道によれば、7月21日の時点で金賢姫は、田口八重子さんの長男の飯塚耕一郎さんに特定失踪者ら300人近くの写真が載ったチラシについて聞かれ、「見たことがある気がする」「詳細は日本の当局に言ってある」と話したとのことでした。
が、7月22日午後3時から4時半まで、都内で6家族9人の家族会メンバーが金賢姫と懇談した際に、「ここに来ている家族の肉親以外の認定拉致被害者や特定失踪者などについて知っているか」と特定失踪者調査会の作成したポスターを開いて質問したところ、金賢姫は「会ったことも話を聞いたこともない」と明言したそうです。
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