なんだったんだ?金賢姫の4DAYS

2010.07.24 Saturday 02:07
くっくり


 風化しかかっていた拉致問題を国民に思い出させましたし、ここのところ北朝鮮をめぐって日米韓が連携を強めている中、さらに北朝鮮にプレッシャーを与えることになったのではないかと思います。

 たとえば、これ。ちょっと「棚ぼた」式ですが。

北朝鮮外務省の課長、金賢姫元工作員について「祖国を裏切った女の話をする価値はない」(FNN7/22 18:51)
 金賢姫(キム・ヒョンヒ)元工作員について、ベトナム・ハノイを訪れている北朝鮮外務省のリ・ドンイル課長は、FNNの取材に対して、「祖国を裏切って親を捨てた女について、話をする価値はない」と述べた。
 北朝鮮側が元工作員について言及するのは、1992年以来とみられるが、当時は「元工作員の自叙伝に記された内容は、すべてうそだ。北朝鮮と無理やり関連づけようとする策略だ」と主張していただけに、今回の発言は金元工作員が北朝鮮の出身だったということを認めた形になる。

 これは22日夕方のFNNニュースで最初に伝えられ、リ・ドンイル課長が実際に喋っている映像も流れました。
 テレ朝も、実名や顔は出さなかったけど、同じ内容の報道をしてました。

 これって、けっこうびっくりするニュースですよね。
 だって、北朝鮮は金賢姫の存在自体をこれまで否定してきたんですから。

 覚えておられる方も多いと思いますが、北朝鮮はかつて金賢姫の偽物まで用意して(「72年の南北赤十字会談の花束贈呈役の少女は金賢姫ではなく私だ」という女性を登場させた)、「大韓航空機爆破事件は韓国のでっちあげだ!」と主張していました。

 その北朝鮮の外交官が、金賢姫が北朝鮮国民だったことを認める趣旨の発言をしたのです。
 ある意味、これだけでも来日の成果はあったのかもしれません。
 北朝鮮が金賢姫の存在を認めるということは、大韓航空機爆破事件の北朝鮮の関与を認めることにつながってくるからです。

 それにしても、リ・ドンイル課長がこのような発言をしたのはなぜ?
 本国で何か方針転換があったんでしょうか?
 それとも、つい興奮して、言ってはならない本音を吐いてしまったのでしょうか?(だったらこの人、もう本国に帰れませんよね(T^T))

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