したたかに生きる小国たち 「ビーバップ!ハイヒール」より

2010.05.03 Monday 00:27
くっくり



 チャイニーズタイペイ(中華台北)というのは、国際的な場で用いられる台湾(正式名称は中華民国)の呼称です。
 日本政府は、1972年に中国(中華人民共和国)と国交を結んだ際に台湾(正式名称は中華民国)とは断交しました。それ以降、台湾を国としては認めず、「ひとつの地域」としています。
 台湾は独自の政府、憲法、軍隊、通貨などを持っており、実質的には誰が見ても独立国なのですが、中国との関係で、世界の多くの国が台湾を国と承認できない状態が続いています。
 国連が台湾を国として承認すればいいのですが、それは事実上無理。なぜなら承認には安保理事会の常任理事国の賛成が必要ですが、常任理事国のひとつである中国が拒否権を行使するからです。

 念のため言っておくと、小杉くんは「芸人」だから知らないんだ、ってことはないと思います。
 たとえばリンゴ姉さんなんかは、私以上に政治はじめ時事問題に詳しいんじゃないでしょうか(民主党も岡部まりなんかよりリンゴ姉さんに出馬要請した方が賢いのに、と思うぐらいです)。

 あと、吉本新喜劇の座長の小薮くん(小杉くんと同じ1973年生まれ)も芸人にしては時事ネタに詳しそうです。そう思ったのは、1年ぐらい前でしょうか、関西ローカルの深夜でけっこう真面目な討論番組(「太田総理」なんかよりはるかに真面目)を単発でやってたんですが、彼は北朝鮮についてかなり詳しかったんです(ついでに言えば、北朝鮮に厳しい姿勢だった)。


 ……って、これだけで記事を終えるのもやっぱり寂しい気がしてきたので、この日番組で紹介されたミニ国家の中から興味深かったものを、少しだけですが紹介しておきます。

【ミニ国家のしたたかな生き残り戦略】

●サンマリノ

 イタリアにあるサンマリノは大阪の枚方市ほどの面積で、人口3万人。人口、面積とも世界で5番目に小さい。4世紀はじめに迫害されたキリスト教徒たちが作った国。断崖絶壁の山の上に城がある。何度も攻め込まれたが、そのたび城に立てこもり、不屈の愛国心で自由と独立を守り抜いてきた。
 サンマリノの主な収入源は観光業、そして記念切手の販売。サンマリノの切手は大変美しいことで知られ、発行するたびに世界中のコレクターが買い求める。しかも彼らはコレクションとして集めるので切手を使わない。その結果、サンマリノには年間4億4000万円もの収入が。

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