2010.04.17 Saturday 02:23
くっくり
民主党の鳩山由紀夫です。
私は、民主党・無所属クラブ、日本共産党、社会民主党・市民連合、国民新党・大地・無所属の会を、また何より国民の皆様の声を代表して、麻生内閣に対する不信任決議案の提案の趣旨を申し上げます。(拍手)
まず、決議案の案文を朗読いたします。
本院は、麻生内閣を信任せず。
右決議する。
〔拍手〕
以上であります。
次に、本決議案を提案する理由を説明いたします。
そもそも、麻生内閣に託された使命は、解散・総選挙によって国民の信を問うことにあったはずであります。しかし、麻生総理は、百年に一度の危機あるいは政局よりも政策などとして、解散・総選挙の回避に奔走し、総理の座にしがみついてまいりました。
その間、派遣労働者の大量解雇を端緒として、国内の雇用不安は一段と深刻化し、五月の有効求人倍率は〇・四四倍と未曾有の危機的状況に陥っています。
しかし、麻生内閣は、二兆円の定額給付金に象徴されるように、選挙対策のためにとしか思えない大増税必至のばらまきを繰り返すばかりで、経済に対する効果は乏しく、しかもその場限り、これでは、国民の暮らしは一向によくなるはずありません。
日本郵政の西川社長の続投容認をめぐる経緯一つとっても、麻生総理自身が、指導力も決断力も発揮できませんでした。*1
経済もだめ、年金や医療、教育や子育て、公務員改革もすべてだめ、外交も成果が上がらず、政権にしがみついているばかりで、政策的成果などどこにも見当たりません。
麻生総理に唯一残されている道は、直ちに本院を解散し、国民に信を問うことであります。それができないのであれば、憲政の常道に従って、即刻総辞職し、野党に政権を明け渡すべきであります。
以上が、本決議案を提案する理由であります。
麻生総理、あなたは政局よりも政策と言いながら、行ってきたのは、選挙という国民の審判におびえ、政策を実行するために権力を用いるのではなく、自身の権力の座を守ることに執心し、あなたが政局よりも大事とされた政策は、政局の道具として利用されただけではありませんか。その意味で、あなたが総理に就任してから十カ月、日本の政治はまさに空白そのものでありました。
あなたはいつも言っておられましたね、解散に関しては、さまざまな要素をかんがみながら私が決めますと。しかし、結局は決められずに、逃げに逃げまくってきたのが、残念ながらあなたの十カ月であったのではないですか。その十カ月の間に、日本の政治、経済や国民生活は、まさに目を覆うばかりの状態となってしまいました。
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