江戸時代を見直そう(2)
2010.03.30 Tuesday 00:53
くっくり
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いかがでしたか?
ところで、客観的な第三者、すなわち江戸時代に日本に滞在した外国人たちは、日本をどのように見ていたのでしょうか?
拙ブログの「外国人から見た日本と日本人」シリーズから、彼らの残した言葉をちょっと引っ張ってきました。
まずは、C・P・ツュンベリー。
「江戸時代を見直そう」前回分にも登場しています。
スウェーデン人で医師・植物学者。ケンペル、シーボルトと並んで「出島の三学者」と謳われた人です。1775年(安永4年)に来日しています。
「地球上の民族のなかで、日本人は第一級の民族に値し、ヨーロッパ人に比肩するものである。・・・その国民性の随所にみられる堅実さ、国民のたゆまざる熱意、そして百を超すその他の事柄に関し、我々は驚嘆せざるを得ない。政府は独裁的でもなく、また情実に傾かないこと、・・・飢餓と飢饉はほとんど知られておらず、あってもごく稀であること、等々、これらすべては信じがたいほどであり、多くの人々にとっては理解にさえ苦しむほどであるが、これはまさしく事実であり、最大の注目をひくに値する」(『江戸参府随行記』より)
続いて、ファン・オーフルメール・フィッセル。
オランダ人で、1820年(文政3年)〜1829年(文政12年)まで長崎・出島のオランダ商館に勤務しました。ヤン・コック・ブロンホフ、フランツ・フォン・シーボルトの二人に仕え、江戸参府にも随行しました。
「日本人は完全な専制主義の下に生活しており、したがって何の幸福も満足も享受していないと普通想像されている。ところが私は彼ら日本人と交際してみて、まったく反対の現象を経験した。専制主義はこの国では、ただ名目だけであって実際には存在しない。
[7] << [9] >>
comments (6)
trackbacks (1)
<< まさに「スーパー民主党」
「アンカー」毒ギョーザ事件で男逮捕の真相は?(付:郵政問題) >>
[0] [top]