2010.03.13 Saturday 03:57
くっくり
三宅アナ
「一番の不安は何ですか?」
櫻井よしこ
「日米安保条約についてのですか?」
三宅アナ
「いえ、その脅威ってことで」
櫻井よしこ
「今、申し上げました。中国がですね、過去21年間、2ケタの伸びを、軍事費で成し遂げています。21年前に比べると、今の中国の軍備費20倍ですよね。これはどんな国も、どの時代においても成し遂げたことがない異常な軍拡ですよ。そして私たちは、いやいや、脅威というのは、意志と力の2つが揃わなきゃいけないと言いますね。侵略する意図がなければ、力があってもしないんだと。でも、意図は一夜にして変わりますから、今、中国は平和的台頭だと言いますけれども、それが平和的台頭でなくなる瞬間もありうるということを考えないといけないと思います」
(番組開始1時間20分頃〜)
櫻井よしこ
「歴史的に考えてみる必要があると思うんですね。植木さん(早稲田大学教授の植木千可子氏)おっしゃったように、ほんとに今は戦うということよりも、軍事力を使っていかに抑止するかと、危険な状態を作らないかということが問われている時代ですけれども、例えばさっきVTRでですね、ベルリンの壁が崩れて冷戦が終わりましたというナレーションがありましたけれども、あのベルリンの壁はなにゆえに崩れたかということを、私たちは考えなきゃいけないと思いますね。レーガン政権の時に、どんどんアメリカが軍拡をして、ソビエトがそれについてこざるをえなくなるような、経済戦略を立てたんですね。この経済戦略によって、統制経済としてのソビエト経済が、アメリカの軍拡についていけばいくほど崩れてしまう、10年で崩れるだろうという戦略を立てて、レーガンの軍拡は行われて、その計算通りになって、ソビエトはもう経済的に崩れてしまって、そしてそれがあのベルリンの壁の崩壊につながって、みんなが喜んだ冷戦が終わったわけですね。そして、私は今、最初の議論にちょっと戻りたいと思いますけれども、中国という国の脅威に直面してるのは、これ間違いないですよ」
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