小沢氏の韓国講演 主要部分起こし[091212]

2010.02.01 Monday 00:24
くっくり


 小沢さんの主張をまとめると、こういうことですね。

・朝鮮半島南部の権力者が日本にやって来て奈良で政権を樹立した。それが初代天皇である神武天皇。このことは応神天皇陵、仁徳天皇陵を発掘すれば解明される。そういう話を江上先生が唱えているが、たぶん歴史的な事実だと思う。
・桓武天皇の生母は百済の王女様だったと天皇陛下も認めておられる。
・日本人は、自分で勉強し、自分で判断し、自分で決断し、自分で責任を負う、こういう自立心が最も足りない国民。

 リップサービスも入ってるんでしょうが、それにしても酷すぎ。
 起こしてる最中、心の中で何度ツッコミを入れたことか!
 すでに詳しくツッコミ入れられているブログさんが多数ありますので(たとえばこちら)、ここではもう言いませんが。


 さて、この講演が行われたのは昨年12月12日。
 実はその前日の11日に、鳩山政権が「1ヶ月ルール」を破って特例的に中国の習近平国家副主席と天皇陛下の会見をセッティングしたことが発覚したんですよね。
 「天皇の政治利用ではないか」と与野党、マスコミも巻き込んで大論戦に発展しました。

 この特例会見の実現をごり押ししたとされる小沢さんは、その後の記者会見で傲慢な発言を連発しました。
 「国事行為は『内閣の助言と承認』で行われるのが憲法の本旨」(「国事行為」についてはその後撤回)
 「何とかいう宮内庁の役人がどうだこうだ言ったそうだが、日本国憲法、民主主義を理解していない人間の発言」
 「1ヶ月ルールなんて法律で決まっているわけじゃない」
 「(宮内庁の羽毛田長官は)どうしても反対なら辞表を提出した後に言うべき」
 「陛下の体調がすぐれないなら優位性の低い(他の)行事はお休みになればいい」
 ……etc.

 中でも私が一番許せなかったのは、小沢さんが「天皇陛下ご自身に聞いてみたら、手違いで遅れたかもしれないが会いましょうと必ずおっしゃると思う」(12月14日)、「天皇陛下にお伺いすれば、(特例会見を)喜んでやってくださるものと私は思っております」(12月21日)と、陛下のご意思を勝手に「代弁」するような発言をしたことです。

 陛下がご意見を述べられるお立場にないことを知らないはずはないのに、何ちゅう卑怯なことを言うねん!と。

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