「アンカー」逮捕許諾請求を警戒する小沢氏&普天間問題の今後
2010.01.28 Thursday 03:45
くっくり
(政権としてこの問題についてはどういう手順で話を進めて、発足後3カ月間、何もできなかった政権だが、いちおう12月からは話し合いを進めるんだと。で、その委員会を設けて、5月末というのは今日の予算委員会でも必ずやると鳩山総理はおっしゃったが、この市長選の結果を受けてきちんとどういう形でやるかというのは、いつまでも「ゼロベース」では誰をも納得させられない)
納得させられないし、本当は鳩山総理は実は言い方を微妙に変えてるところがあって、本来は5月末までの解決、合意というのは、アメリカ含めて関係者がみんな合意するってことを合意だと言うんだという意味のことをおっしゃったじゃないか。そうするともう辺野古はないはずですね。だから「ゼロベース」じゃないんですね。その矛盾にご自分で気がつかれない人っていうのが総理でいいのかなと。脱税問題も含めて個人的意見だが、改めて痛感せざるをえない。
●政治とカネをめぐる国会論争〜公明党の思惑
(国会で公明党の山口代表から、最後の10分に満たない時間で鳩山総理の母親からの資金提供について追及があったが)
山口さんの鳩山総理に対する追及は時間は長くなかったが、なかなか厳しかった。だから思わず鳩山総理がもう質問終わってるのに「ちょっと待って下さい、付け加えたい」と言って、「私が知らないと言ってるのは言い訳じゃない、弁解じゃない、知らなかったんだから知らないって言ってるんだ」と答弁してびっくりした。
但し山口さんの質問にはもうひとつ別の意味がある。というのは、明日(1/28)何があるか。09年の第二次補正予算が明日の参議院本会議でおそらく成立する。それが与党だけじゃなく公明党も賛成して成立する。補正予算とはいえ予算は国政の根幹そのものだから、これ今まで「アンカー」で何度も指摘してきた「民公連携」が実は実質始まっている。しかもこれから3月の本予算の正否に向けて大きな政治的な盛り上がりが来るわけだから、その時に公明党としてはこの補正予算成立させたスタンスを、そのままとるのかどうかを民主党に問いたいということもある。だから小沢さんについてはもう山口さんは追及しなかった。鳩山さんには徹底的に厳しく行くというのは、鳩山さんをたとえば脱税問題その他で切って、新しい総理になったら公明党としては組みやすいという、つまり公明党のこの厳しい質問もあって、政治とカネの関係をきれいにした上で、公明党としては本予算でも組むんだという道筋を作る質問という意味が非常にあったように思う。
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